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なんだかんだで開通式。え?!

 それから二ヶ月、遂に全ての宿場が完成したという一報が届きました。書類や書簡を来た順から、日付毎に積み重ねて行くよう指示しておいて助かりました。他の物と紛れていたら、気づくのが遅れたかもしれません。

「日取りを決めて、開通式を行います。当日は料理と接客関係以外の使用人は休暇とし、関係各員にも後日休暇を与えますから頑張りましょう。招待者の選定と招待状の作成、送付はルイードとゼノアに任せます。くれぐれも、変な所には送らないでくださいね?」

 例えばお姉様とか王妃様とか王妃様とかです。国王陛下には送りますが、あくまで同行者としてしか認めません。まあ、間違いなく来るんですけどね・・・。酷いようなら出入り禁止です、ええ。お姉様相手でも容赦しませんよ?

「かしこまりました。主要な招待者の日程を確認し、日程調整をさせていただきます。その前に・・・」

 ドンという音と共に、書類の山が出現しました。えーっと、つい先日これと同じ位の書類束を片付けたばかりなんですが、またですか?

「式典を行うのであれば、それに関する予算案と招待客の宿泊ないし休憩所の選定と諸々の手続き。更に当日までに発生し得る決裁業務。それら全てお任せいたします」

 ・・・容赦ないですね?!というかこれ、また私一人で片付けるのでしょうか?ケイト、ミーア!主が助けを求めてますよー!

え、二人とも忙しいから無理?手空きの人員は護衛と警備隊だけで、事務処理能力は皆無?・・・虐めですか!


 なんということでしょう。私領主で当主なのに、使用人から虐められています。当主、なのにぃ・・・。

「自業自得じゃないですか・・・。仕事を溜めてはセバスさんに連行され、また何処かへ消えての繰り返しでは・・・」

 く、ルイードまで裏切るんですね!?考えてみたらここ数年セバスがすぐ来た理由って、元凶がルイードでしたよね?詳しい時期までは私も覚えていませんが、それ以降のお説教は大体こいつのせい・・・?

 そんな事を思っていたら、ルイードが逃げ出していました。良からぬ勘でも働いたのでしょうか。いつか報復しましょう、そうしましょう。給料削減はゼノアとリメリア相手に使ってしまったので、他を考えなければいけません。そうでなくとも、予算が余り気味ですし。・・・いっそ余った予算は領民に還元という事で、何かやりましょうか?これから街道の通行料やら何やらで、収入源も継続して確保出来ますし。そう考えたら、ルイードの給料削減も悪くないですね・・・。ちょっとゼノアと相談しましょう、そうしましょう。

「さて、戯言はそこまでにして。さっさと書類を片付けないと、視察に出る時間が無くなりますよ?」

 入れ代わりで入ってきたのは、やっぱりリメリアでした。付人としての能力は高いですが、事務処理能力は低いんですよねぇ。良い機会です、私の補佐としても育てましょう。毎回ゼノアやミーアに頼る訳にもいかなくなりますし、教える為の仕事はたっぷりりとあるんですから。・・・完璧な計画ですね!

「あー、ちょっと嫌ーな予感が。ルイードさん、助けてくださいー!」

 踵を返して出て行こうとしていますが、逃がしませんよ?大丈夫です、仕事を覚えれば給料増額も考えますから。悪いようにはしませんよ?

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