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山積み。終わらない、仕事

思いついたのがこのタイトル。

元ネタ分かったら同世代(30代前後)認定

「お嬢様、街道建設に関しての進捗が───」

「緊急です!宿場建設で事故が起き───」

「領地内の予算について、相談したいと───」

 ・・・・・・なんですかこれは!ほんの数日留守にしていただけで、未処理の案件や問題が続々と湧き出てきています。ゼノアはもちろん、ミーアやケイトまで動員していますが、追い付いていません。ルイードはその処理の為に、現地と領主邸を往復する毎日です。臨時で人を増やしていますが、これ以上はお父様にも申し訳が立たないですね。とはいえ、急に育成が進む訳もありませんし。学院からもう生徒は貸せないと言われているので、臨時雇いも出来ません。・・・あれ、詰んでないですか?

「街道建設についてはそのまま継続、宿場建設の事故は詳細を報告させて、人員の不足があるようなら工期延長も視野に入れておいてください!予算は相談に乗るので、担当者をここへ。後は直接話します」

 側近さえ出払っているので、直接対応しか出来ません。優雅に暮らすつもりだったのに、どうしてこうなったのでしょう?・・・・・・私のせいですね、すいません。


「ふう、やっと片付きました・・・」

 朝から事務処理や対応に追われ、一段落した頃にはお昼時も過ぎています。考えてみれば、ご飯も食べ損なっていますね。お腹空きました・・・。

「お嬢様、簡単にですが軽食を用意しました。まだ続きはありますが、少しでも休んで───」

「待ってました!リメリアも今のうちに休んでください。こっちにこれだけあるという事は、まだそちらにも山が残っているのでは?」

 私の手元には、書類の山が二つあります。緊急で処理しなければいけない物で、かつ私の裁量が必要な案件のみを回させているのですが。見てみればリメリアの顔も若干やつれていますし、疲れているような声音です。あ、減らしたお給金を戻しておかないとですね。

「ええ、あと四つ程の束が残っています。ナーザスさんが戻れば、多分片付くとは思うんですけど。あの人、出突っ張りなんですよね・・・」

 ナーザスはお爺様に付いていて、厄介な貴族との交渉を進めています。あいつら面倒なんですよ、本当に。工事がある程度片付いてきた所で一枚噛ませろだの、利権は当然うちにもだの、的外れな事ばかり言ってくるんです。あまりに鬱陶しいので、お爺様に出て来てもらいました。ブリング男爵と王妃様の実家、両方を同時に敵に回せばどうなるか、子供でも分かるでしょうし。あれ、何か喉まで出かけているんですが・・・。

「お爺様・・・。息子は侯爵で、お母様のご実家・・・。回っていない部分は、予算関連・・・。予算・・・侯爵・・・」

 あ、思いつきました。お金に関してなら、専門家を呼べばいいんです。アダムス侯爵という専門家が、近隣にいらっしゃるじゃないですか!確か引退されて、今は現当主である長男が財務官を勤めているはずです。なら、前侯爵は手が空いてますよね?

「出たよ、小悪魔モード・・・。ではアダムス侯爵家へ、書状を送っておきますね。可能なら人手を、といった内容でよろしいですか?」

「いいえ、それは私が直接書きます。休憩したら伝令の手配と、今頑張ってくれている人にも、交代で少しづつ休むよう伝えておいてください。書き終えたら、誰か呼ぶので」

 直接行きたい所ですが、これ以上仕事を溜めたくありません。なら、せめて自分の文章でお願いしなければ。流石に侯爵相手に無礼はできませんし。え、公爵家相手にやらかしたくせに?何のことでしょうか。

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