表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/64

夜会での一幕。巻き込みダメ、絶対!

遅くなりました・・・。世間はまだ大騒ぎですが、皆さん大丈夫でしょうか?

こっちは夏バテしました、はい・・・。

 ブリング男爵がいれば、他国領地も陥落は目前です。というか、そうなってもらわなければ困ります。予算的には余裕もありますが、あまり長く工事に使われては大変です。工員に対する支払いは、ほぼこちら持ちなので・・・。

 そう考えたら、あまり長居する理由もないですね。とはいえ早々に抜け出したら、後で何を言われるか・・・。主に上姉様から。

「ディアー、捕まえたわよー?」

 ちょっと一人になろうとテラスに出た所、背後から襲われました。もとい、襲撃されました。振り向くまでもありません、下姉様の声です。

「一通り挨拶もしたし、ちょっと休憩に来たのよ。王女だからって、一人一人に挨拶回りしてたら、草臥れるわよ・・・。姉さんはまだお母様に捕まってるから、話し相手になってくれないしね」

 室内を見てみると王妃様と上姉様、あと何人かが話していました。時折うんざりしたような表情をしているのは、気のせいでしょうか?多分ですが、縁談話等を持ちかけられているのでしょう。上姉様、そういったのは大嫌いな性分ですし。お金は無くてもいいから、イケメン。貧乏人は嫌だけど、候爵位以上はお断りと、様々な条件をつけていましたっけ。

「ああ、姉様と話している相手?ゲイン伯爵、だったかしら。姉様の婚約者としてうちの息子を、とずっと売り込みに来てるのよね。確かに顔はいいんだけれど、性格がねぇ・・・」

 ゲイン伯爵の長男は、自分大好きの超いけ好かない男だそうです。元の婚約相手からも、そのせいで逃げられたのだとか。私のお姉様に手を出すなら、容赦しませんよ?そもそも相手にされないでしょうが。あまりにも酷ければ、お母様経由でも対策しましょうか。


「ふう、やーっと終わったわー。んー、相変わらずの抱き心地ねー」

 数分したところで、上姉様も現れました。ちょっと寒くなってきたので、中に戻ろうと思ったのですが。姉様が温かいので良しとしましょう。

「全く。あんな自惚れ屋の木っ端貴族、相手にする訳ないでしょうに。ディアが男の子だったらなー、私が結婚するのだけれど」

「あら、それなら私だって引かないわよ?いくら姉様相手とはいえ、ディアは譲れないわ」

 ・・・なんでしょう、温かいのに寒いです。げに恐ろしきは女の争い、という事でしょうか?そもそもですね、私は女子ですから。この国の法律では、同性婚が出来ませんから!え、西側のいくつかでは認められている?そんなのは今はどうでもいいです、とにかくお姉様方を止めなければ!

「ゴホン!仲良しなのはいいのだけれど。ここが夜会の場であり、周囲には人の目がある事を承知しているかしら?」

 時すでに遅し、振り返ると王妃様が立っていました。あ、完全に怒ってます。私、無実です。巻き込まれただけです・・・。え、言い訳無用?何で私まで、王妃様からお説教されなければいけないのか・・・。お姉様方は当面、うちには出入り禁止ですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ