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悪巧み。大好きです!

初の250p超え記念で、ちょっと早めに更新します。pv数がちょっと増えたので、お礼も兼ねて。

 さて、あの高位貴族ばかりの場で公言した以上、計画を滞らせる訳にはいきません。そんな気は無いですし、失敗する予定も毛頭ないのですが。

「さて、久しぶりの会議です。まずはこの経路図を見てください」

 執事以下、領地経営に関わる人材を全員集めての会議になります。貼り出したのは、ここから東国へ続く道を記載した地図です。長さは馬車で十日とこれまでにない大規模工事、当然うちだけでやる訳ではありません。

「こことここの領主、あと経路上にある国の各領主は話がついています。他国の方はそれぞれ国へお伺いを立てたそうですが、否定的な意見は無かったとの事です。これまで無かった交易路が開拓出来るのですから、拒否する理由はありませんが」

 この一ヶ月、ほぼ毎日出掛けていた理由がこの根回しです。ゼノアやナーザスに小言を言われましたが、完全無視で頑張りました。セバスを呼ばれなかっただけ良しとしましょうか。


 特に異論も無く、会議は終わりました。ミーアを育てる為、ゼノアと共に管理を任せます。私ですか?ほら、全体の管理というとても大切なお仕事があるので・・・。勿論、時々は書類仕事もしますよ?

「やらなきゃ大旦那とセバスさん、ゼノアさんから説教してもらいますからね?学院の生徒らも頑張ってくれていますが、人手は足りないんですから」

「やりますって!本当にひねくれてきましたね、リメリアは・・・」

 同じく直属で雇ったジェシファは、月日が経っても可愛いままだというのに・・・。誰ですか、教育したのは!

「あのー、今更なんですけど。どうしてルイードさんがいるんです?」

「本当に今更だな・・・。道路建設の前後で、こちらへ転属されてるよ。セバスさんに頼まれて、お嬢の監視兼通報役でな」

 ゼノア、気付いてなかったんですか・・・?女性関係も落ち着いたという事で、セバスがこちらへ派遣してきたのです。というか、監視役?まさかセバスを呼んでいたのは、こっちだった訳ですか。後で事情聴取ですね。頑張ってくれているのは、目に見えて分かるのですが、こればかりは我慢出来ません!

 何故領地経営は順調なのに、人手を増やさないのか?理由は単純で、信頼出来る人材が不足しているからです。実家からこれ以上引き抜く訳にいかず、学生らはまだ未熟な部分もあるので、中枢に関わる部分は任せられないのです。まだ字が読めるようになったばかりの大人では、領地経営に携わる事は難しいですし。識字率の改善は、王国としても急務でしょう。・・・他領でも似たような事は起きているそうですし。


 街道が通る他国領との交渉は、思いの外順調に進みました。主に手紙やその方面出身の商人を通してでしたが、東国地域とは商会単位の行き来はあっても、直通の街道が無い事に悩んでいたようです。費用対効果を計算すると、どうしても一国で行うには難しい部分があったのだとか。

 今回私がそれを考えついた理由は、ブルムント公爵家での夜会が発端でした。再度来させる為に売れ残りを買い取るというのは納得出来ましたが、経路を確認した所、こちらまで出向くには難所越えが多すぎたのです。

 私が設計した街道は、山を幾つか貫通させる隧道を掘り、可能な限り直線での道となります。子爵領を経由すれば王都へも向かえる上に、国内主要都市へは比較的容易な道ばかりです。初期費用は私が大半を支払い、既に各地での測量は終えています。隧道を掘るのには、以前開発された掘削機を応用し既に開始していますしね。

「あー、順調すぎて怖い位です。見落としは無いでしょうか?」

 同じ失敗は繰り返しません。計画に穴はないか、徹底的に見直します。通商予定の商会とも交渉は終わり、通行税についても契約が済んでいます。支払った費用については、低く見積もっても今後十年以内に清算可能でしょう。私の企み、気付いた人はいるんでしょうか?妨害は許しませんけどね。

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