ぬいぐるみじゃないです!
かなーり遅くなりました・・・。
仕事が暇だから捗るかな?と思いきや、逆にやる気が減ってくるという。
やる気起きなーい→ちまちま書く→仕事暇→やる気出ないの永久ループ・・・。
超電磁砲のDVDくれたら働く。
今日は新設した学舎の見学です。熟練した職人らによる渾身の建築で、私達を含む領民の避難所も兼ねる事になっています。将来的には領地全ての学舎をそうする予定で、一部では改築の為に予算を準備しています。
「ほほう、これはまた趣深い造りだな。む、これは例のコンクリートとやらか?」
またいますよ、国王陛下。しかも一家総出で・・・。お姉様、後ろから黙って抱き着くのはやめてください。下姉様、なでなでもご勘弁を。気持ちいいから抜け出せないです。
「お父様、構造が砦とそっくりよ?ディアが見た事のある場所だと・・・アレイス城砦あたりかしら」
・・・流石上姉様、カミーラの行動範囲を良く覚えてらっしゃいます。アレイス城砦は最東端の砦で、カミーラが十歳程の頃に新造された物です。その落成式に参加したので、朧気ながらも記憶にあったのです。それを可能な限りで思い出し、専門家と相談しつつ描きあげたのがここの図面でした。攻城塔の攻撃にも耐える、強化したコンクリートを使用しているので、並大抵の火力では破壊出来ません。当然の話、目的としては災害時の避難場所ですよ?
学舎の見学を終えた後は、内部で軽い懇親会です。建築に携わった方々を労う為のもので、本来は私と数人の使用人で参加する予定、だったんですが・・・。
「此度の学舎新設、誠に大儀であった。惜しみなく新たな技術を開発した事、そしてそれを見事に活用している事に賞賛と感謝を。ささやかではあるが私からも褒美を送ろう」
挨拶を陛下に奪われました・・・。しかも提示された褒賞が私の物より圧倒的に高いです。国には勝てませんね、ちくせう。
「お父様も大人気ないわね・・・。ディアよりも上だと見せつける為に、あれだけの褒美を用意したのよ?一介の領主が国よりも資産があるわけないのに。ねえ?」
・・・大人気ないというか、下劣というかですね。それにしても姉様、何故私はだき抱えられているのでしょう?扱いがぬいぐるみっぽいです。いえ、温かいのでいいんですけど。
「ちょっと、私にも抱かせなさいよ。・・・妹だからって、いつも譲ると思ったら大間違いよ?」
上姉様、だから私はぬいぐるみではないと、何度も・・・。いいえ、もういいです。好きにしてください・・・。
「さて、予想外の邪魔・・・もとい妨害・・・じゃない、横槍はありましたが、新校舎のお披露目も終わりましたし。また視察に出掛けても大丈夫です・・・よね?」
「何やら不穏な発言もありましたが・・・聞かなかった事にしましょう。今我慢して少しずつ書類を片付けるのと、後で山に埋もれるのと、どちらがお好みです?」
・・・あれ、主従が逆転してません?待ってください、差し迫って私の決裁が必要な案件はありませんよね?え、来月には予算関連の報告書が回ってくる?領主の決裁印が無ければ動かない?・・・誰ですか、そんな面倒な仕組みを作ったのは!?私ですか、そうですか・・・。
外を自由に見てきたいですが、逃げたらまたセバスのお説教が待ち構えています。ここは暫く、ゼノアへの恨みを持ちつつ仕事するとしましょう。




