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新しい仲間。・・・え?

最近に比べたら短めですが。

気付いたら200pt超えていました。

ありがとうございます・・・

 作れるかと思ったのは、例の学舎に使用している扉の滑車を見たからだそうです。何かに応用出来ないか考えているうちに、ネジや錐を見ていて思い付いたのだとか。考えてみれば、ネジも穴を開けて固定する物ですね。

「螺旋状に溝を作る事には苦戦しましたが、どうにか形に出来ました。・・・いかがでしょう?」

 不安そうに私を見てきますが、何処を否定しろと言うのでしょう。これだけの物を一から作り上げ、形にしているのです。賞賛こそすれ、詰る必要など全くありません。組み方等で工夫出来る点はあるかもですが、今思い付く限りで欠点は無いように思います。

「とても良い物と思います。領地内の人員のみでこれを製作した事、責任者としてとても嬉しく思います。これからも是非、新しい物に挑戦していってください。その為に必要ならば、予算の支給もしますので」

 良い収穫がありました。色々と使える事業もありそうですし、もしかしたら他の分野へも応用出来そうです。んー、お父様にも相談してみましょうか。


『近日中にそちらへ行く。陛下はもちろん、他の貴族に知られないようにしておくように』

 お父様へ相談の手紙を出したところ、早馬で返事が来ました。手紙を読んだ直後から、セバスらが大慌てで予定の調整をしたそうです。何がそこまで駆り立てたのでしょうか?馬車も準備し始めたそうなので、恐らくあと二日程で到着するでしょう。・・・替え馬を用意していたら、もう少し早いかもしれませんね。


「現物はどれだ?」

 予想通りに到着したお父様は、挨拶もそこそこに問い質してきました。乗ってきた馬車はそのままですが、馬は一度道中の街へ戻すようです。案の定、替え馬を使ってきましたね・・・。

「やはりか・・・。ディアンサ、これを造った工房とその関係者はすぐに保護しなさい。他領に流れないよう、厳重にね」

「軍事転用も出来るようなもの、一介の領民が作る物じゃないぞ・・・」と、小さく呟いているのが聞こえました。あー、方向性を変えれば使えるのでしょうね。改良は必要でしょうけれど。


 設計図を描いた職人は、農村部ではなく沿岸部の方でした。一応確認しましたが、住民として登録されている人です。

「へ、領主様?!」

 なんとこの人、お父様の領地に住んでいた方でした。そちらでは思うように物を作らせてもらえず、前回の大移動に合わせて移住してきたそうです。逃げるように出てきたそうなので、ちょっと気まずいでしょうね。

 定期的な予算の支給を条件に、成果物の提出をお願いしました。新しい物を作るには、何よりもお金が必要です。囲い込むなら、その一番大事な物を担保してしまえばいい、そう思ったのです。

「一年に一度、研究結果の提出を私とディアンサ、二人へ送るように。内容次第では予算の増減をする故、忘れないよう頼む」

 お父様が話を進めた為、口を挟む余地がありませんでした。えーっと、予算を出すのはお父様ですよね?え、今は私の領民だから、そっちで出せ?・・・解せぬ。

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