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好きなのに理由って必要ですか? と彼女は言った  作者: なつのさんち
付き合うのに好き以外の理由が必要ですか?

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その11




ふかふかふーかカモンッщ(゜ロ゜щ):有り得ないでしょ!? 先に教えておいて欲しかった!!


ふーかを守る会会長:いやいやいや、分からないよ!? うちの大学の推薦取るなんて聞いてなかったもん!


Mr.TwentyThree:痴話ゲンカはリアルでやりたまへ


腰水着大好き丸:リア充爆散しろ


ふかふかふーかカモンッщ(゜ロ゜щ):電車の中なんで喧嘩出来ないんです~


ふーかを守る会会長:喋ってくれないんです~


腰水着大好き丸:一体何があったのかkwsk


ふかふかふーかカモンッщ(゜ロ゜щ):聞いて下さい改さん! 学校からしゅうとさんの大学への推薦を貰ったんですけど、しゅうとさんと学部が違ったんです!! 何でっ!!?


Mr.TwentyThree:知らねーよwww


腰水着大好き丸:え? え??


ふかふかふーかカモンッщ(゜ロ゜щ):私は理工学部への推薦を貰ったんです! でもしゅうとさんは情報工学部だったんですっ!!


ふーかを守る会会長:だってうちの大学を志望してるなんて聞いた事なかったし、学部も聞かれてなかったし……


腰水着大好き丸:キャンパスは別々なの?


ふーかを守る会会長:一緒です


Mr.TwentyThree:じゃあいいじゃんwww


ふかふかふーかカモンッщ(゜ロ゜щ):嫌です! 受ける講義とか違うらしいんですよ!?


腰水着大好き丸:分かる


ふーかを守る会会長:分かってないで俺の味方して下さいよ……


Mr.TwentyThree:推薦辞退して一般で受け直すとか?


腰水着大好き丸:それだ!


ふーかを守る会会長:え~、めっちゃもったいないじゃんそんなの


ふかふかふーかカモンッщ(゜ロ゜щ):なるほど


ふーかを守る会会長:なるほどじゃないよ! なのちさんもいらん事言わないで!!w


Mr.TwentyThree:ふーかちゃん頭良いんでしょ? イけるイける


腰水着大好き丸:イっちゃえ!


ふーかを守る会会長:ふーかに下ネタ禁止!!


ふかふかふーかカモンッщ(゜ロ゜щ):え? どれが下ネタだったんです??


Mr.TwentyThree:橘きゅんがやらしい事ばっか考えてるからそう聞こえるだけでしょ?


腰水着大好き丸:そ、そうだそうだ!!!!!111


ふーかを守る会会長:絶対ワザとだ!!! 止めて下さい!!!!!


ふかふかふーかカモンッщ(゜ロ゜щ):そうですよ、まだキスしかした事ないんですからねっ!!


Mr.TwentyThree:絶対意味分かってんじゃんwww


ふーかを守る会会長:ホントウニヤメテクダサイオネガイシマス


ふかふかふーかカモンッщ(゜ロ゜щ):え~私どうしたらいいの? やっぱり一般で受ける?


腰水着大好き丸:いや、正直もったいないと思われる


Mr.TwentyThree:愛しのしゅーとくんと一緒にいれるのは間違いないんでそ? なら学部が違うとかそんなの関係ねぇ~


ふかふかふーかカモンッщ(゜ロ゜щ):マジか~


腰水着大好き丸:マジ卍


ふーかを守る会会長:JKかよ




「JDですけど」


「「ファッ!!?」」



 JKかよ、そう投稿した直後に発せられた声。俺と冬花(ふゆか)の目の前、リクルートスーツを来た女性がこちらを見ている。あれ? 冬花に告白された時に一緒にいた人だ。手にはスマホ、その親指がさささっと動く。




腰水着大好き丸:JDですけど




 新しい投稿、耳で聞いた言葉を目で読む。チラッと冬花の表情を確認すると、そんな表情でも可愛いのかよって感じの顔で驚いている。




Mr.TwentyThree:いきなりどうしたオッサンwww




「オッサンじゃなくてごめんね、冬花ちゃんが告白したところを見ててさ、まさか橘きゅんと同じ電車に乗ってるとは思わないよね~、普通」


「え、マジで改さんなんですか……?」


「うん、ライブ配信とかしても声でオッサンだって勘違いされんのよね~。どうしても機械を通すとそんな声になるのよ。普段出る話題でも兄貴とよく話すような内容だから、今時女子って雰囲気も出ないし。あ、ちなみに見せた写メは兄貴のなんだけどね」




Mr.TwentyThree:あれか、JK大好きの略か!wwww




 なのちさんたら、返信の投稿が来ないもんだから1人で盛り上がってるわ。仕事しろ仕事。


「マジですか……、なのちさんも勘違いしたまんまなんですね」


 冬花の親指が動く。SNSに投稿するつもりなんだろう。


「ストップ、もうしばらく内緒にしときたいから言わないで。なのちさんとはかなりキツい下ネタで盛り上がった事もあるから、今更言いにくいのよね~」


 何だよそれ、ご褒美かよ。こんなリクスー美女と下ネタで盛り上がるとかけしからん! 爆散するべきはなのちさんだろっ、いい加減にしろ!!

 おっと、冬花に睨まれた。考えてる事が分かるとかエスパーかよ……。


「冬花ちゃんが告白してなかったら、私が橘きゅんに告白してたかも知れないなぁ~」


 そんなニヤニヤ顔で煽らないで下さいよ改さん!


「だ、ダメです! コレは私のですっ!!」


 冬花が1人焦って俺の腕を取る。ちょっと涙目、可愛い。


「熱いねぇ~。そんなアツアツなら別に学部が違うくてもいいじゃん? キャンパスは同じなんでしょ? 学年が違うんだから全く同じ講義を取るのも難しいだろうし、学部が違ってもそう変わりないと思うよ?」


 うっ、と言葉を詰まらせる冬花。まぁ全く持って改さんの言う通りなんだよなぁ。


「冬花、改さんの言う通りだよ。確かに俺は冬花に学部まで伝えてなかったけど、将来の事を考えると理工学部の方が就職先は多いと思う。俺は親父の会社に入るつもりだし、その点は問題ないんだけどね。その……、将来の事を考えると、ね?」


「え? 将来の事、って……?」


「ほら、このまま付き合いが長くなればさ……、け、結婚、とか?」


「あ~熱いわ~、溶けるわ~」


 改さん今良いとこなんですよ!! でもちょっと茶化してくれてありがたい。こんな話、電車内でするような事じゃないな。早まったかも知れん。


「そっか……、そっか。うん、分かった。推薦使って理工学部に行く……」


 顔を真っ赤にして俯く冬花。まだそう付き合いは長くないけど、それくらい真剣に冬花の事を考えてるって伝えられて良かったかも。


「あれだ、プレプロポーズだ! いいねぇ若者は~」


 改さんも就活してるって事は22かそこらでしょ? そんな変わんないじゃんか!!


「じゃあお姉さんからそんな若者達にプレゼントをあげよう。冬花ちゃんはまだ見ないでね? 橘きゅんに渡しておくから、然るべき時に役立てて下さい。私はここで降りるから、バイバぁ~イ」


 ギュッと俺の手に何かを握らせて電車を降りる改さん。振り返る事なく颯爽とホームを歩いて行く。

 握らされた何かを確認しようと手を見る。え゛っ、何でこんなモン持ち歩いてんだよ!!


「柊人さん、何だったの?」


 う~ん、聞かない方がイイヨ……??




Mr.TwentyThree:それとも純潔大好きの略か!!www


ふかふかふーかカモンッщ(゜ロ゜щ):なのちさんちょっと黙って


Mr.TwentyThree:え!? 何で、何かダメな事言った????


腰水着大好き丸:なのちさんちょっと黙って


ふーかを守る会会長:なのちさんちょっと黙って


Mr.TwentyThree:ファッ!!!!?? 俺だけハブかよ!!!






これにて完結。

最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

今後の執筆活動の参考にさせて頂きたいので、評価を定めて頂ければありがたいです。

よろしくお願い致します。



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拙作「友達の彼女の告白を断ったら、お断り屋にスカウトされました!」の電子書籍版が本日より各電子書店様にて公開されます。

詳細情報は私の活動報告よりご確認下さいませ。

よろしければ、イラストを担当して下さったあおいあり様の表紙絵だけでもチェックしてみて下さい!

よろしくお願い致します。


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