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第4回 アレキサンダー大王
オリエントというのは、今のイラン、イラク、シリアなどの中東地域のことを、文明の夜明けという意味でオリエントと言っていたそうだ。
そのオリエントの時代から下って、古代ギリシアの時代に入る。
古代ギリシアにはポリスと呼ばれる都市国家があり、まるで戦国時代のような群雄割拠の状態となっていた。
その中でも強かったのは、アテネとスパルタだが、そんな群雄割拠のギリシアを統一した、マケドニアの王こそ、アレキサンダー大王。
どこまでも広がる世界を全てわがものにする。
その野望の全てはここから始まった。
世界中の国と大陸を全て自らの帝国の手中におさめるということを、古代世界において初めて考えた。
古代ギリシアの歴史だけでなく、世界史においても一つの新たな局面となる。
アレキサンダー大王が目指していたインドのさらに先には、中国、そして日本がある。
もしもアレキサンダー大王が日本まで到達していたら…。
その可能性も、充分にあった。




