母親の寝相の悪さには脱帽します・・・・寝相だよね?
お久しぶりです
感想欄でぐさりとくる言葉を幾つかいただいて最近スランプ状態であります
更新できてなくて申し訳ないとは思っておりますがどうやって書けばよいのかすらわからなくなってきているため書けない状態です・・・・
一応こちらのお話しもリハビリをかねて書きたいように書いています
とりあえず突っ込みはなしの方向でお願いします
母親の寝相で窒息死だと!?
ふざけんな!こちとら出産直後の体だぞ!
んなもん回避できるわけがねぇだろうが!!
しかしだ・・・・
まだ大丈夫だ・・・・
今回はまだ少しは考える時間が与えられるはず・・・・
なぜならまだ俺を産んだ母親は意識を保っているし・・・・
「スー・・・・スー・・・・」
って!いつの間にか眠ってらっしゃるぅううう!?
いや、まだだ!
万が一寝相で俺が潰されるような事態が発生しようとも、助産師さんらしき女性はまだこの部屋にいるんだ!助けてくれるだろう
「○×○・・・・・・×▲△」
って!言った側から部屋を出ようとしてるぅううううう!?
やめて!ここにいて!
どうしても出るって言うならせめて俺を連れてってくれぇえええ!!
そんな俺の願いも空しく出ていってしまう助産師
Oh····
一体こんな状況でどうすれば・・・・
『浮遊魔術の使用を推奨します』
ん?今声が・・・・
っていうか産まれた直後に魔法とか使えるもんなのか?
『通常の人間には不可能ですがリュウ様は魔力が出生直後からかなり高めのために魔法を使用可能です』
おっおう・・・・そうなのか
頭の中から変な声が聞こえることは今はスルーするとして
そもそも魔法なんて使ったことが無いから使い方なんてわからんぞ?
『魔法とはイメージであると解答します』
うん?要するに浮かびたいとか思えば浮かべるってことか?
『肯定します』
ふーん・・・・なるほど、それでさっきから聞こえているこの声ってなんなんだ?
『それは・・・・答えている時間も無さそうですね。お母様の動向を注視することを推奨します』
ん?お母様の動向?
嫌な予感がしたので寝返りをうって母親の方を見ると
その両手が今にも俺を抱き締めようとしていた
「っっっっっっっっっ!!」
浮かべ!!
迷わず念じる
その瞬間に俺の体は一気に浮かぶ
その瞬間襲い来る激痛
よく考えたら俺まだ首もすわってないんだから当たり前だったわ
むしろよく死ななかったな
『いえ、首自体はすわっておりましたのでただ単なる急激な動きに体がついていけなかっただけだと思われます』
えっ?もう俺首すわってんの?
産まれたばっかで首すわってるとか
それ最早人間じゃなくね?
『一回浮いてからは体全体を一気に動かすと同時に抵抗をなくすイメージをすれば体への負担は消えるのでかなり楽になります』
イメージで物理法則とか無視できちゃう辺りこの世界の魔法って凄い
それに、あの母親の胸で押し潰されて死ぬなら男冥利につきる・・・・・死にたくはないけど
そんな風に頭の中に馬鹿なことを考えていると・・・・
『油断しないでください。また来ます』
再度頭の中の声が警告する
振り向くと寝ていたはずの母親が起き上がってこちらに向かって手を伸ばしている
・・・・・・あれ寝相か!?
手をかわしながら俺は心の中で絶叫する
まぁ、手のスピードはゆっくりだったのでそこまで怖くは無い
するとその手の動きが一気に加速した
ちょっ!?速いって!!
俺は更に上空に逃げ出し母親の手から逃れる
ここなら手は届かないしだいじょう・・・・
ちょっ!?お母様!?それはダメだろ!
ってかほんとに寝てるよな?父親の事が嫌いだからって寝相にかこつけてその子どもである俺を殺そうとしてないよな?
俺がそんなことを思った理由
それは寝ているはずの母親が、何故か部屋に立て掛けられていた剣を握ったからだ
しかもそれを振り回し始める
それよりも窒息死ってなんだっけ?
剣で切られてしぬことだっけ?
『窒息死とは・・・・』
いや、いいよ?答え求めてる訳じゃないから
そこからしばらく続いた逃避劇はいきなり剣を鞘に戻して元の場所に戻した母親がベットの上に何事もないかのように寝転ぶまで続いた
どうしていきなり動きが止まったのかは気になったが、頭の中の声も
『とりあえずは終わりました』
と言っているので俺もベットの上に戻ることにした
勿論眠くはなったが眠る気には全くなれなかったが・・・・・・