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【ローカル線であったのには理由がある】

広島に可部線と言う鉄道線がありまして

乗客の多い少ないを表す尺度に

輸送密度

と言うのがあるのでありますが

8000人を超えると

幹線

として扱われるのが一般的である中、

可部線の輸送密度は?

と申しますと

2万人近い高い数値を叩き出しているにも関わらず

可部線は

幹線では無く

地方交通線。

所謂ローカル線の扱いのまま

現在に至っております。


その理由としまして

現在は廃止となっております

末端区間が

足を引っ張ったとも言えるのでありますが

廃止対象区間を選定する期間

と言う

比較的乗客が多かった時期でさえ

可部線の輸送密度は

3000人を超えることは無く

下手をしますと

バス転換か

第3セクター化の選択を迫られる数値に留まったこともありまして


現在も

ローカル線

と言う扱いで

現在に至っているのでありますが


可部線が国鉄時代。

ローカル線であったのには

末端区間以外にも理由があったのでは?

(とてつもなく長い

末端期間を有し、

政令指定都市と無縁の

飯田線でさえ

輸送密度が4000人を超えていましたので)

と思っていましたところ


昨年。発生しました

豪雨災害によりまして

可部線の一部路線が

土砂で埋まる

と言う出来事がありました。


その少しあとでありましたか。

砂防の専門家のかたによる

テレビの解説番組の中で

豪雨災害に遭われました地域が取り上げられておりまして


その中で

『ここに砂防ダムを造らないといけませんよ』

の場所が図示されていたのでありましたが

それはどこなのか?

と申しますと

可部線が走る路線の上にある

山全てでありました。


(あぁ。ここ。ヒトが住んで良い場所では無かったんだな……)


これだけ

これまでの基準でも政令指定都市でありました

広島の街に近いにも関わらず

可部線がローカル線の域に留まっていたのは

住まいを構えるのに適した土地では

必ずしも無かったから

それを知っていたから

ヒトが増えなかった。

のだけれども

便利な場所ではありますので

開発などありまして

ヒトが入るようになって…。

たまたまみずみちであったところに

住居を建てられたかたが…。

だけれども

似たようなところが

アスファルトに隠れてわからなくなってはおりますが

まだまだ存在している。


このような場所は

私の暮らします豊橋にもありまして

吉田城のあったところに

市役所がありますし、

そこから1キロ南には

豊橋駅がございます。

ヒトの流れの中心地は

クルマ社会になりまして

変化が生じてはおりますが

学生を抱えたかたから見ますと

吉田城周辺は

まだまだ好立地な場所にあるのでありますが

その好立地な場所であるにも関わらず

つい最近まで

それ程ヒトが住んでいなかったところがありました。

で。そこが近年。住民が急増しているのでありますが


特に戦国時代以降の城の造りを見ますと

川と湿地を防御に利用した城が多くありまして

吉田城もその1つであります。

その吉田城が

湿地帯として防御に活かしていた場所が

今。豊橋で最もヒトが増えている地域でありまして


今年4月に発行されました

ハザードマップ見て頂けますと

わかるのでありますが

もし仮に

連動型の地震が発生した場合。

校区全体が浸水することを覚悟しなければならないエリアに

立地しております。

津波云々に関わらず

その校区全体が干拓地であります。


アスファルトで覆われているため

わからなくなってはおりますが……。


自分の代は何事も無く

住むことが出来るのかもしれませんが


たぶんでありますが

あのハザードマップ見まして

前向きで無い方向に少し考えられたかたが

もしかすると

いらっしゃるのかもしれません……。


豊橋でしたら

区画整理前の地図を捜して見ますと

面白い

もしくは

恐ろしい

発見をすることが出来ますし、

どこなら安全か?

を知るキッカケにもなりますので

(大きな本屋なら置いてあるのかな?)

尋ねてみると良いと思います。

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