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忌祓の守人~元ダメ人間の異界転生譚~  作者: 中野 元創
第一章:沈んだ先の戦世界
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第二話:新世界と人々

「おい、おーい」


 何か、呼びかけてくる声が聞こえる。


「おーい、あんちゃん、大丈夫か?」


 重い体を無理やり起こし、目を開けた先には肌をこんがりと焼いた筋骨隆々の中年男性が。

 …このおっさん誰だ?と言うか、ココはどこだ?


「おお、起きたみたいだな。大丈夫か?いやあ、ビックリしたぜ、漁も終わって港に帰ろうとしてる所にお前が浮いて来たんだからよう。死んでるのかと思ったぜ。まあ、心臓が動いてるってのは分かったから安心はしたが」


 海の上…と言うか、船か。………ああ、俺は死んで、異世界に来たんだった。…と言う事は、ここが


「助けて頂いてありがとうございます。それと、ここは一体何処ですか?」

「ん?まあ見ればわかると思うんだが、船の上だぜ」

「…あの、もしかして…」

「ま、アホみてえにぷかぷか浮いてやがったからよう、既に死んでるとしても、とりあえずは引き上げてみたってわけだ」

「………すみませんでした………」


 俺としては、ここがどの国なのかを知りたかったのだが、よく考えればここは異世界。当然、聞いて分かる国などない。

 というか、この男性からは完全に溺死体と思われていたらしい。地球では実際にそうなっているのかもしれないが。

 しかし、転移したのが海中とは驚いた。陸に転移させてくれたっていいのに。

 それとも、死んだのが水中だったからこんなところに来たのだろうか?


「おい、いったいあんちゃんはどっから流されて来たんだ?瘴災にでもあったのか?」

「えっと…どこなんでしょうか?」


 しまった、どうやって誤魔化そうか…田舎から出て来たってことにしようかな?でも、しょうさい…って?何だろう?


「は?おいおい分かんねえのかよ」

「…ええ、俺がいたところは、すごくさびれた村だったので」

「ハーン、まあそれなら仕方ねえわなあ。服もどこにでもあるようなもんだし、この辺の奴ではなさそうだがな。

 とりあえず港までは送って行ってやらあ。そうだ、見た所、あんたなかなかいい体してるみたいだし冒険者にでもなってみたらどうだ?ギルドまでなら案内してやるぜ。有名になればよその町にも噂は届くし何より自分だって護衛や討伐依頼なんかでいろんなところに行くしよ」


 冒険者って言うのは女神様が言っていたのと同じものだろう。


「それはいいかもしれません。そう言えばあなたのお名前は?」

「俺の名前はパカルっつうんだ。一応この船の船長をやっている。お前の名前は何つうんだ?」


 パカルさんは短めの赤髪で顔はダンディ、ボディは筋肉質な、まさに“海の男”と言った見ためだ。

 しかし、この船、意外と船員がいるな。数十名ほど、結構密集している。やっぱり漁師なのかな?とするとかなり大規模な…っといけないいけない、思考がそれていた…。

 で、名前か、名字とかの扱いってどうなってるんだ?とりあえずそのまま名乗って、反応を確かめてみるべきかな?


「俺の名前は、西鐙卓克です」

「サイトウタクミ…この辺の名前じゃあねえなあ」


 この感じだと、この世界に日本語と同じ文化は無い、または広まってないんだろうな。パカル、という言葉にどんな意味があるかは分からないが、ヨーロッパ系と言うか、片仮名表記の雰囲気がする。日本とは違う文化だろう。

 でもまあ言葉は通じているから問題は無いだろう。


「どこから流されて来たんですかね、俺」

「さあなあ。でもここ以外の大陸…なんてこともあるかもだぜ。まあここまで生きてこれたのが奇跡だがな」

「…そりゃどうも」

「ほらもうすぐつくぞ。あの港…と言うかあの町の名はロルナンっつうんだ。そうだ、身分書は…いや、持ってねえよな、服一枚着てるだけだったし、荷物は流された、ってことで申請でもしておくよ」


 そうしているうちにいつの間にか港に着いていた。魚を船室から持ってきたあたりパカルさんはやはり漁師だったのだろう。船員からも信頼されているし少し暑苦しい…と言うかめんどくさい?人ではあるけどいい人であることは間違いないみたいだ。

 ふと、空を見上げる。

 強い光が差し込む空は、一見地球と同じ水色で、しかし、エメラルドグリーンの混じった絶妙なコントラストを作り上げている。

 ここが異界、『アイゼル』。

 俺が人生をやり直す場所…。

 そう考えると、目に映る景色以上に、心が震えた。


◇◇◇


 魚の水揚げの作業を手伝っていると、中世の兵隊と言われて最初にイメージしそうな服装の男が歩いてきた。


「いやー今日もお疲れ様です。ん?あれあれ?見たことない顔がありますね、その人は一体どうしたんですか?」

「ああ、こいつな、タクミっつうんだが、どっかから流されてきたらしくて海に浮かんでたところを助けたんだよ。ただこいつどっから流されてきたのか分かんねえみてえなんでな。んで、こいつ体はちゃんとできてるみてえだし、冒険者にでもしてみりゃあいいんじゃあねえのかな、と思ってるんだ」

「ああ、それなら私がギルドの方に連れてってあげましょうか?パカルさんはまだいろいろと仕事もあるでしょうし」

「おお、そいつは助かるぜ、おいタクミ、こいつは信用できるやつだから、こいつと一緒にギルドまでいって登録なりなんなりしてきたらどうだ?」

「分かりました。そのう…」

「ああ、私の名前はクリフト、こんななりだが、一応この町の衛兵隊で隊長をさせてもらっているよ」


 こんな若い人が隊長…?と思っているのが伝わったのだろうか、パカルさんが、「こいつはこんなこと言っちゃあいるが、ぶっちゃけその辺の盗賊や冒険者なんかじゃあ相手にならないくらいには強いんだぜ。」と教えてくれた。

 なるほど、つまりは確かな実力があるからこその立場なのだろう。正確に衛兵隊隊長と言う立場がどれ程の物なのかは分からないが、少なくともこの町ではかなりのお偉いさんではないだろうか?


「はああ、すごいんですねクリフトさんは」

「いやいや、それほどじゃあないですよ。確かにその辺の人より強いっていうのは事実ですけど、この町にも私より強い人はいますし、あなた…タクミさんだって私より強かったりしそうですからね」

「アハハ…」

 

 何かしらの能力をもらったところで運動もしていない一般人が本職と戦って勝てるわけないじゃないですか…。

 変な眼力を感じた俺は愛想笑いを返して町並みの観察を始めた。

 クリフトさんの服装を見たときにうすうす察してはいたのだが、定番通り、と言うべきであろうか?

 つまり、建物も他の人々の服装も中世そのもの、といった感じだったのだ。

 また、さまざまな種類の動物の耳を頭から生やしている人たちも見た。ああいう人種のことを何と言うのだろうか、獣人?亜人?それとも動物の種類ごとに別の呼び方があるのだろうか?いよいよファンタジーな世界にいるのだと理解して少し気分が高揚した。

 何と言ったって、映画や小説、漫画、あるいはゲーム等でしか触れることのできない世界なのだ。子供っぽい事を言うようだが、夢と希望に満ちあふれている場所のようにも感じる。

 ―――だが、そのすぐ後にかなり胸糞の悪くなる光景を見た。というのも、奴隷であろう人たちを見かけたからだ。大きな首輪をつけて、縄や鎖に繋がれて無理やり歩かされている。

 衛兵隊隊長であるクリフトさんがその光景を見ても何もしなかった以上この世界において違法行為ではないと言う事だろうけど…。どこか釈然としない。

 …ただ一つ言えることは、俺はまだまだこの世界のことを理解していない、と言う事か。


◇◇◇


「さあ着いた。ほら、ここがギルドだよ」


 いつの間にかギルドに着いていたようだった。冒険者ギルドは、一言で言えば町にある公民館を少し大きくしたような建物だ。


「この奥のカウンターに冒険者登録をしてくれる受付嬢さんが居るから、冒険者についてのいろいろな事はその人に教えてもらってね~」

「ここまでどうもありがとうございます。ところで…、今更ですがクリフトさんは団長なんですよね?俺1人にこんな風にかまってくれて…嬉しいんですけど大丈夫なんでしょうか?」

「ん?ああ、ダイジョブダイジョブ。今日は副団長が頑張ってくれたから休みみたいなものなんだよ」

「それはまた、貴重なお休みをこんなことに使わせてしまって申し訳ありません…」

「ああ、いいんですよ。それにあなたは将来有望そうですからねここで活動していただけるのならこの町もまた安全になりそうですし、何よりあなたは優しそうな人ですからこっちも優しくするのは普通のことでしょう。それでは」


 そう言い残して、クリフトさんは去って行った。

 あの人は、いい人だ。すごく、いい人だ。というよりも、死んでから神様を含めていい人…?にばっかり知り合っている気がする。これも神様の粋な計らいと言うやつだろうか?そうでなくとも、幸運だ。

 まあ、出会った人数などたかが知れているので、当てにならないことこの上ないのだが。

 ここで立ち止まっても仕方ない。早く目の前の扉を開けて、ギルドに入ろう。


◇◇◇


 ギルドに入った。

 まだ昼だというのに、かなり濃厚な酒の匂いが鼻につく。


「はっはっはー!今日は、俺のおごりだ!」

 

 …なんか、ベロンベロンになったダンディーなおじさまが酒場に集まった人たちに太っ腹なところを見せているのだけれど、大きな仕事でも達成したのだろうか?

 しっかり見ることで分かったことだが、確かにみんなすごくしまった体をしていたり、魔法使いって感じの服…ローブ?を着ていたりするし、何と言うか独特の…修羅場を潜り抜けた、なんて感じの空気を出しているあたり凄腕の冒険者と言うやつなんだろう。きっと、たぶん。でも隅で飲んでる人たちは何だか暗い?

 というか、こんな昼間から…宴会ですか。

 いや、人間観察するより先に、さっさと冒険者登録を済ませてしまおう。

 そう考え、酒場に人が集まった結果手が空いているらしい受付嬢さんへと話しかける。


「あのー、冒険者登録はここでできるんでしょうか?」

「はい、できますよ。個人の証明にも使用しますので名前など、多少の情報を記録することになりますけれど」

「証明…ということはそれがあれば身分書の代わりに?」

「まさに冒険者の身分証明書そのものですよ。他の町などに依頼で向かうときでも、カードがあれば身分をすぐに証明できます」

「それは便利ですね。教えてくださりありがとうございます」

「いえいえ仕事ですからね。それではまず、お名前と出身地を教えて下さい」

「えと…名前は西鐙卓克です。タクミ、が名前です。出身地は…実は此処の近くの海に流されて来たうえに記憶もあいまいなのでどこか分からないんですが…」

「そう言うことであれば問題はありませんよ。訳あり(わけあり)な方などもいらっしゃいますし…」

「それはありがたいです」


 訳ありと口に出すとき、変なニュアンスを感じたが、何か怪しまれているのだろうか?


「他には…そうでした。魔術の適合属性と魔力の総量を測らせていただきますね。計測水晶を準備しますので少しお待ち下さい」


 よかったあ…。出身地云々は、どうにかごまかせたようだ。しかし『そうでした。』ってなんかこう…もしかしてあの受付嬢さんって、完璧に見えるけど実は全然そんなことないんじゃ…そんな事考えてる場合じゃないか。

 しかし、全部の属性使えるってばれたら何されるかわかんないよな。どうしようか、それとなく聞いてみようかな。


「準備ができましたのでこちらの部屋にどうぞ」

「はい。…少し聞きたいことがあるのですが」

「なんでしょうか?」

「全部の属性魔術を使えるのって珍しいんでしょうか?」

「かなり珍しいですよ。なにせ火、水、地、風、珍しい所で雷や氷とかほんとに種類が多いので、まあそういう人たちは神々の祝福を受けているとも言われていますし、新たな魔術を作っていくような人たちですから、ある意味選ばれた人間とも言えるでしょうね」

「へえ~」


 かなり珍しい、という程度なら、幽閉とか解剖なんて事にはならなくても済みそうだ。少しほっとした。

 そのまま案内された小部屋に入ったが、受付嬢さん以外誰もいない。計測水晶と言うものを使う専門の人を連れてくるのかもとも思ったけれど、その気配もない。

 まさか、受付嬢さんって各種お仕事自分一人でやってるってことなのだろうか…?

 …すごいな、前の俺では絶対にまねできないような激務だろうに。いや、むしろそれができるからこその受付嬢か?エリートさん達の集まりだったりするのだろうか…。


「この水晶に手をかざしてください」

「こんな感じでいいですか?」

「はい。それでは目を瞑り、水晶にエネルギーが流れ込むようなイメージをもってください」


 流れ込む…やっぱり魔力なんだろうな、動かし方は分からんけど手のひらに意識を集中させたりしてみようか。


「それでは10秒ほどその状態を保って下さい………………はい、終了で…す!?」

「どうかしましたか?」

「こ、これって…全属性反応有り!?しかも魔力保有量もありえないくらい高いなんて、こんなの信じられない…あなた一体何者?」


 ううむ…分かってはいたが、やはり驚かれてしまった…。まあ、人の生き死にが多いらしい世界でも天寿を全うできるほどの能力って、やっぱり凄いことだよなあ…でも、これどうやって言い繕えばいいのだろうか?


「え、えーと何なんでしょうかね~…あの、これって何か問題とかあったりするんでしょうか?」


 …言い繕えなどしなかった。人と話す回数が減った俺に、とっさの機転など効かせられるはずもなかったのだ。こんな下手なごまかしでは焼け石に水だろうが、言ってしまったものは仕方がない。


「………まあ、報告すればギルド長あたりが変に興味を持っていろいろと探ったりするかもしれないわよ?でも言ってしまえば、それくらいのものよ」

「あ、べつになにか危ないこととかは無いんですね」

「あなたはギルドを何だと思ってるの…?」


 そんなことを言われてもこちらとしては仕方がない。なにせ前世で読んだ小説には、拷問を受けたり、人体実験の検体にされたりとなかなか危険な展開も結構見られたのだ、ここで少しばかり気を引き締めておいた方がいいのだろう。


「まあ、報告する義務なんて別にないし、ギルドカードには記載させてもらうけどあれは、得意武器や魔法属性の欄の表示\非表示は切り変え可能だからそのへん隠そうと思ったならどうにでもなるわよ」

「…まあ、ほっとしました」

「でも、なんでそんなに隠したがるの?それだけ魔法が使えるのならかなりいいところに就職できたりするわよ。それこそ王宮魔術官にでもなれれば、将来安泰でしょうに」

「いえ、まあ、あまり自由を失いたくないので、というあたりが一番の理由でしょうかね」

「ふうん…まあ、その辺は個人の自由だけど。

 でもどちらにしろそこまでめんどくさくはならないわよ。まあとにかく今はちゃっちゃと登録を済ませてしまいましょう…(この人は大丈夫ですかね?魔術の適性があっても体が、忌種との戦いには厳しいんじゃあ…)」

「正式な登録は、いつごろに?」

「今回の情報を正式な記録にするのに時間がかかってしまいますので明日の朝もう一度いらっしゃって下さればお渡しできると思いますよ」

「分かった。ありがとうございます………あのう、この近くにどこかいい宿屋ってありますか?」

「宿屋、ですか。そうですね…って、あなた海に流されて来たって聞いたけどお金ってあるの?」

「あ…」


 そうだった、海とか関係なく異世界から来たんだし、お金なんて持ってない。いきなり野宿になっちゃうのか?知り合いなんて二人だけだし、そもそも、もしパカルさんやクリフトさんに頼ろうにも、家の場所とかわからないから…。

 どうしよう?


「その調子だとお金持ってないみたいね…なんだったら私が貸そうか?」

「いや、それはさすがにまずいんじゃあ…?」

「大丈夫よ。ギルドもそんなことは規則に書かなかったみたいだし、何よりあなたは将来有望そうで、その上、人を騙したりとかはしなさそうだもの、だからとりあえず一週間分の宿代を貸しちゃうわね。赤杉の泉亭だったらギルドとの関係もあってその辺の宿よりは冒険者や守人相手なら結構安くなっているはずで…一週間で銀貨七枚分か、問題ないわね。少し待ってて」


 そう言って受付嬢さんは行ってしまった。こういうお金は早く返さないとどんどん信用がなくなっちゃうよなあ…。

 というか異世界に来た1日目で初対面の女性から借金をするなんて俺はまだまだ駄目人間なのでは?それ以前に、受付嬢さんの名前すら知らないよ…。いよいよもってダメ人間じゃないか、名前も知らない人から借金をするなんて。

 せめて名前ぐらいは聞いておかないとなあ…。


「またせたわね。はいこれ、銀貨7枚よ」

「ありがとうございます。あの、受付嬢さんの名前はなんていうんですか?」

「え?あ、私ですか?ミディリアですけど?」

「ミディリアさんでしたか。ああ、こんなに世話になってしまったのに名前も知らないだなんていくらなんでも非常識ですからね」

「あ、ああそういうことでしたか(急に口説かれたのかと思った…う~む、何と言えばいいのか、この人、私の周りにいる人たちとはどうにも雰囲気が違って、対応に困るというか…)」

「本当にお世話になりました。ちゃんと仕事をしてこのお金も早く返しますね」

「はい。それではまた明日ギルドで会いましょう」


 何故だか妙なものを見るような視線を向けられた気がする。いや、だからどうということでもないが。

 そして、俺はこれから長い間滞在するであろう宿屋へと向かったのだった。


ストックが尽きるまでは毎日投稿したいと思います。評価・ご感想お待ちしております。

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