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キャラ別反省会 ダナー&アン編

「は~い、皆さん。キャラ別反省会の第三回目でございます!今回が実質的な第一部の最終回になります」

「は?あと1話残ってるだろ?」

「いや、最後は第一部の総集編をやるつもりだから」

 んなもん要らなくね?


「さぁ、最初からギアを上げていこうか、ダナーさんどうぞ」

「どうも、先輩方よりも出番が多いと思われるダナーです」

 こいつはいつも一言多い。

「ダナーはそれなりに反省点が多い気がするな」

「どの辺りでしょうか?三章の内容についてはそろそろ読者がうざく感じてきだす頃だと思いますが?」

「まぁ、女王やアンに対する扱いが雑というかなんというか」

「マスターの敵に対してゴム弾や関節技程度はむしろ甘い気がしますが?」

「少なくとも日本ではそういうことはやりません」

「では、日本ではどのように敵を屠るのですか?スタンガンと催涙スプレーですか?それでは相手を気絶させる程度で抹殺するのは厳しいかと」

「過剰防衛って知ってる!?」


「はいはい、じゃあ今回はそういう特訓をしてみようか」

「特訓ですか?それはいったいどういう?」

「ミコトお姉さんが今からミコト君とそれなりに会話するからそれをじっと我慢してみよう」

「ダナーは強いぞ?アンタならボコボコにされそうだけど?」

「ふっふっふ、ミコトお姉さんはね、本編に参加できない代わりに作中最強のステータスという設定なんだ。女王様やダナーさんよりも設定だけなら強いんだよ?」

 勝てるとは言わないんだな。


「では大人しくしておきましょう」

 おや?意外に素直なんだな。

「じゃあこの前みたいに話そうか。ぐへへ、お嬢ちゃん、今どんなパンツ履いてるの?」

 ぶっ殺したい!

「おや、どうしたの?返事をしないなら脱がすよ?」

「本気か冗談か分からないことは止めろ」

「えい」

 マジで脱がせてきやがった!?

「お!お嬢ちゃん、良いパンツ履いてるね。王道の縞パンじゃなくて紅の地に黒のレースとは」

「解説すんな!」

「これは下げて良いライン?」

「ダメに決まってんだろが!」

「でも本編じゃもうこのエロゲーでも日本じゃモザイク必須な部位は公開したよね?」

「公開したからって何度でも見せるってわけじゃねぇぞ!」

「ええじゃないか♪ええじゃないか♪」

 ここでそれやるのか!?


「仕方ない、パンツ越しに愛撫するか」

 愛撫!?

「どう?ここが良いの?」

 ちょ……やめっ……。

「大丈夫、初めてなんでしょ?お姉さんに身を任せて♥」

 あ、アンタ、前々回で健全な展開しかしないって言ってなかったか?

 あっ♥

「細かいことは気にしないで……ほら、恥ずかしがらないで自分に素直になろうよ」

 いや♥ ダメなのに♪

 らめぇ~おかしくなっちゃうぅ~♥


 そして沈黙がこの謎の空間を埋めた。

 自分が何かとてつもなく頭オカシイことをやっていたのではと冷静になり恥ずかしくなってきた。

 これは専門用語で賢者タイムと呼ばれる現象である。

「……ん?もう終わりましたか?」

「どうやら本当に大人しくすることはできるみたいだね」

「俺としては行動してほしかったな……」

 こんな痴態を晒してたんだからさ。

「今のは行動するのが正解だったのですか?」

「いや、たぶん行動しないのが正解だが、心情的には行動してほしかったってだけだ」

「良く分かりませんが、申し訳ありません」



「ところでアン、なんでお前はそんなに鼻息を荒くしているんだ?」

「ミコト様の官能的な表情を見て興奮しているからです。言わせないでください」

 そこまで素直に答えるとは思って無かったよ……。


「ゆりゆり~、ゆりゆり~、ガチユリ~♪」

 ちょっと黙れ!!

「たまりませんわー♥」

 お願いだから自重してくれ!!


「ウィルバインちゃん、あなたの出番はもうちょっと先だよ?」

「失礼、しかしミコト様に声をかけられては返事をするしかないじゃないです?」

「良い心がけだね。心がけだけは評価しよう」

 あくまで『心がけ』だけなんだな……。



「さて、少し脱線したけどダナーさんには忍耐もちゃんとできているらしく、少々盛り上がりにかけるね。どういうテコ入れをすべきか……」

 テコ入れは確実なのか。

「それで何をするつもりだ?組み手でもやるつもりか?」

「それはねぇ、お姉さんの勝利が確定してるからね」

「ほぅ?人造人間ホムンクルスにはマスターを守る義務があります。敗北前提で会話されるのは非常に不本意です」

「ふぅん?じゃあやる?」

 手をクイクイっとダナーを挑発している。

 チラッとダナーがこっちを見てくる。

「とりあえずやってみろ」

「アイマム」


 ダナーがゴム弾を発砲した瞬間、ミコトお姉さんはそれを目を瞑ったまま避けた。

 回避したことを確認したダナーが接近して間接技を決めるためにミコトお姉さんの腕を掴んだ。

 なのだが、なぜか掴んだダナーの方が半回転して地面に叩きつけられた。

『!?』

「ふっ、これぞ天唯流柔術『流浪砲爆下』なり!」

 なんだよ、天唯流って?こんな所で新設定の投入か?

「驚愕、この私がただの人間に投げ飛ばされるとは」

「ミコトお姉さんはこの作品では最強のポテンシャルをもらっているからね」

 その副作用で本編には出られないって辛いな……。

「敬意、この方には勝利条件を満たせないと判断。対象はマスターに対して敵意を抱いていないため戦闘続行を拒否することを進呈」

「そう、ミコトお姉さんは最強なのだ!」

 本編に出ないキャラが最強って凄い作品だな、とバカみたいな感想を抱く俺。



「さて、じゃあそろそろウィルバインちゃんで良いかな?」

「ようやくわたくしの出番ですか?」

「待たせたな」

「で?ウィルバインちゃんは何か反省すべき点って何かあると思う?」

「特に無いですわ。酷い目にしか合っていませんから」

 例のごとく、アンも無いといっている。


「しかし、ミシェル同様反省するほど活躍してないってのもあるかもな」

「じゃあ、今回はデモンストレーションしてみようか」

「具体的に何をするんだ?」

「『もしもウィルバインちゃんと忍ちゃんの立ち居地が逆だったら』みたいな感じで」

「やりましょう!今すぐにでも!!」

「マジで熱くなるなよ。でも忍が居ないじゃん?」

「呼んだ?」

 おわっ!?何でもありだな!

「んじゃあ、行ってみよう!シチュエーションは『ミコト君がウィルバインちゃんの家に住むようになってたら』」


「ミコトー!遊びに来たよー!」

「あら?阿呆なおバカさん、こんにちは」

「こんにちは、『阿呆なおバカさん』よりもバカなおバカさん」

「ケンカ売ってるのですね?そうですね?」

「その言葉、自分に言ってるの?」


「忍様、もてなしの紅茶になります」

「うむ、大義である」

 ズヴィズヴィー!

 と物音を立てて紅茶を飲む。下品だ。

「まぁ、紅茶の作法すら存じてないのですか?」

「お茶も自由に飲めないの?この国は」

 日本も茶道にはちゃんとしたマナーが存在すると思うけどな。

 そしてお茶菓子をボリボリとカスを洋服に溢しながら食べる。汚い。


「日本という国は随分とマナーが悪いのですね」

「……日本の恥さらしだ、こいつは。同じ日本人として恥ずかしい」

「何時からボクが日本人の代表になったの?」

「最初からだ、日本人だろ?つまりそういうことだ」

「はぁー、ミコト以上のボクが日本人代表だったのか……」

「ちょっと待て、何時の間にお前が俺以上になったんだ?」

「え?だってボク『が』日本人の代表なんでしょ?つまりそういうことじゃ?」

「拡大解釈するな!!」


「ほら、やっぱりあなたはバカじゃないですか?」

「うぐぅ~」

「そういうのは可愛い娘がやって初めて効果が出るんだよ」

「そこまでボクを虐めて楽しい?」

「楽しいですわ」

「それなりにな」

「うわ~ん!あんまりだぁー!!」


「こんな感じ?」

「今と大して変わってないな」

「じゃあこの展開は無しかな?」

「デモンストレーションなんだからもうちょっと優遇しても良くありません?」

「デモンストレーションだからこそマジメにやらないと」

「な、ならもう少しわたくしに都合が良い展開をお願いできません?」

「いいけど、例えば?」

「『もしも、わたくしがミコト様と結婚できたのなら』とかでお願いします」

 !?

「OK、じゃあ行ってみよう!」


「お帰りなさい、ミコト様。お食事になさいますか?それともお風呂になさいますか?それとも、わ・た・く・し」

「あ、大丈夫だ。疲れたから寝る。おやすみー」

「……お、おやすみなさい」


「こんな感じ?」

「雑ってレベルじゃない!?」

「ま、実際疲れてたりしたら夜伽してもらう気にもならないからな。性欲は睡眠欲に常勝できるってわけじゃないし、風呂に入ってる途中に寝たらヤバいし、メシも起きてから食べればいい話だし」

「そうかもしれませんけど!!」


「なら、また別パターンでもやってみる?」

「今度は何をやるんだ?そろそろマンネリなんだけど?」

「『もしも幼なじみの黒魔術に付き合ったら異世界から女の子がやってきたら』とか」

「この作品の根幹から否定かよ!どこにでもありそうな作品だな!」

「で、ですがわたくしにとっては非常にありがたいシュチュエーションなのですが」

「んじゃあこれで最後、行ってみよう♪」


 今、何が起こったのか理解が出来ない……なぜだろうか?魔方陣の上にぺたんと金髪美少女が座っていた。

「……へ?」

「……は?」

『……はぁぁぁあああーー!!』

 金髪美少女としのぶが同様に現状に驚いた。因みに俺の思考は活動を殆ど停止している。


「忍、これはどういうことだ?お前、今何をした?」

「い、いや……ボクだってこんなことになるとは……」

「あ、あのぉ……ここはどこですか?なんでわたくしはこんな所に居るのですか?」

 金髪美少女が俺の部屋を物色し始めた。

 マズい……この美少女がなんで俺の部屋にやってきたのかは皆目見当も付かないが、男汁が蔓延してるこの部屋に放置しておくのはマズイ……。俺はまだ寝巻きだし。


「忍、お前はリビングに連れてって彼女をもてなせ」

「え?なんでボク?」

「そりゃそうだろ?どんな原理かは理解できないがお前の黒魔術のせいなんだろ?この現象は?」

「い、いや……そうかもだけど?」

「『だけど?』じゃねぇよ!良いからもてなせ!俺は早く着替えたい、こんな美少女の前で俺を寝巻きのままにしておくつもりか?」

「……遠まわしにボクが美少女じゃないって言ってるけど、まぁ仕方ないか」

 いや、お前は美少女じゃないだろ?顔面偏差値は46くらいか?


「お嬢さん?とりあえずこの状況を説明するためにこちらへどうぞ」

「あ、はい……」

 美少女はそれでも俺の部屋をキョロキョロ見続けた。男の部屋がそんなに珍しいのか?


「こんなところ?」

「メインがわたくしじゃなくて忍さんのままなんですけど!?」

「そうは言われても……いきなりデートイベントにするわけには行かないからねぇ……」

「け、けど!それなら今のシチュエーションをした意味って!?」

「もちろんあるよ」

「な、なんですか?」

「これでいつでもスピンオフが創れる♪」

「イヤァァァ!!!!」


「ま、この作品がそれなりに人気になったり、感想とかで『創ってみてください』って言われたら作者が作るかもな」

「豚もおだてりゃ木に登る、ってわけですか?」

「そうなる」


「さて、そんなわけでそろそろ時間になってしまいました。これで第一部のネタは終了です」

「ネタとか言う言い方はやめろよ」

「反省会の予定はありませんが、何かしらの幕間劇的なのはやるかもしれません」

 やんな。

「さて、では総集編、または第二部でまたお会いしましょう」

 ……ん?お前はまだ出てくるの?

 もうクランクアップでいいよ。

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