第三章、幼馴染の黒魔術(以下略 の反省会 part3
ミコトお姉さん(以下姉)「は~い♪『小説家になろう』に常駐している読者の皆様、いつも『幼なじみの黒魔術に付き合ったら女にさせられた挙げ句、異世界に飛ばされてしまった。』を読んでくださりありがとうございます。またお姉さんとしの猫ちゃんが帰ってきたよ~♪」
しの猫(以下猫)「お姉さん、お姉さん、ボク達にまた出番が回ってきたの?」
姉「そうだよ、お姉さん達の勉強会は最終回になってしまったからってお姉さん達がお払い箱ってわけじゃなからね」
ミコト(以下ミ)「おい、クソアマ弐号」
姉「あれ~、どこからか下品な言葉遣いが聞こえてきたぞぉ~?」
ミ「お前だ、お前」
姉「え?誰?」
ミ「俺と同じ名前の手前だよ!!食らえ、623パンチ!!」
姉「よっと(回避)ふっふ~ん。このミコトお姉さんにはただの少年だった非力な女の子のミコトちゃんなんかの攻撃なんかは当らないんだよ?ミコトお姉さんの性能を侮ってもらっちゃダメさ」
ミ「チッ!つうか何でお前等マスコット共がここに居るんだよ!」
姉「お仕事だよ?」
ミ「……忍!お前が前回言ってた『秘密兵器』ってのはこれのことか!」
忍(以下し)「うん、そうだよ」
ミ「『そうだよ』じゃねえよ!!なんでこいつらがここに居るんだ?」
し「ミコトはミコトお姉さんが嫌いなの?」
ミ「嫌いと言うかややこしいだろ?同じ名前のキャラが2人も居ちゃ!!」
姉「お姉さんはそういう細かいこと気にしないぞ♪」
ミ「黙れ、カス!!」
姉「ミコトお姉さんのメンタルはその程度では壊れないぞッ☆」
ミ(忍以上にうぜぇ……)
ミ「で、結局このpart3は何なんだ?」
し「そんな不機嫌そうな顔で頬杖を突かないでよ。この第三章にはミコトお姉さんとしの猫ちゃんは必要不可欠じゃない?」
ミ「不必要だと思うけどな、激しく。そして答えになっていない」
し「…………ミコトが求めてる答えってのはこれかな?『尺稼ぎ』」
ミ「最低だな!お前は」
姉「まったく、器が小さい男の子だね」
猫「きっと短小なんだよ」
姉「ダメだよ、しの猫ちゃん。そういうことは本当にデリケートな問題なんだから。バストが72で気にしてる女性と同じくらい深刻な問題なんだよ?性交には勃起時の大きさが5cmあれば良いって言うけど、それは逆に言えば勃起しても5cmなかった場合は男性としてはコンプレックスってレベルじゃないんだよ?」
猫「そっか、ちょっとデリカシーがなかったよ……」
ミ「デリカシー以前の問題だぞ!!お前等は帰れ!今すぐ帰れ!二度と戻ってくるな!!」
姉「それは却下」
猫「それは拒否」
ミ「忍、なんであんな奴等を呼んだんだ?」
し「ダナーより面白いかな?っと思って……てへぺろこつーん♥」
ミ「こいつら全員ぶん殴りてぇぇ!!」
ミ「というか、あのクソアマ弐号の口調はどうなんだよ?」
姉「お姉さんがどうかした?」
ミ「お前の口調だよ。勉強会のとはまるで違うじゃねぇか!」
姉「甘いよ。お姉さんは前回から進化する。反省に反省を重ねて試行錯誤を繰り返すことでもっともっと先に行く。時間が増すごとに強くなる。それが勉強さ」
猫「さすがお姉さん!」
ミ「言ってることは立派だが、そのウザさはどうにかしろ」
姉「………………お姉さんだって頑張ってるんだよ?キャラ崩壊してまで頑張ってるんだよ?なのにそこまで言うの?全力で泣きたくなってくるよ」
猫「お姉さん泣かないで」
し「ミコト、言い過ぎだよ。ミコトお姉さんも必死にこの反省会を盛り上げるために頑張ってくれたんだ。謝って」
ミ「いや、だけど……」
し「謝りなよ、男らしく」
ミ「くっ!……す、すみませんでした」
姉「……ぐすっ……良いよ……お姉さんはお姉さんだから許す……ぐすん……」
ミ(メンタル弱ぇ……。嘘泣きじゃなくてマジ泣きか、さっきまでのは虚勢だったのかよ)
し「さて、じゃあミコトとミコトお姉さんが仲良くなった(?)ところで反省会を始めようか?」
ミ「始めるって何を始めるんだよ?反省することは多々あるけど、このクソア……お姉さんと話し合うようなことってあるのか?」
姉「大丈夫だよ、お姉さんがちゃんと反省会を取り仕切ってあげるから」
ミ「……じゃあ任せる」
姉「こほん……エロネタも良いけど、やっぱり性転換ネタを強化すべきだよ」
ミ「手前もそっちの人種か!!」
姉「まぁまぁ、落ち着きたまえ。確かにこの作品はエロネタで人気になっている可能性も高い。けど、それだけじゃダメだよ」
猫「ねぇねぇ、お姉さん、なんでダメなの?」
ミ(この猫、俺の疑問を先に質問しやがった……)
姉「性転換にはおそらく2種類のタイプが存在する。1つはミコトくんのように女の子の体を手に入れてしまったことでの体と心の違いによるトラブル、おおざっぱに言うとセクハラだね。もう1つは自分の性別が女になったことを利用して性的な悪戯を女性陣に行ったり一人Hに走ったりと言う展開だね」
し「つまり、ミコトがオナニーすれば良いの?それは18禁じゃないの?」
ミ(悪戯を省く辺り、俺だけを人柱にする気か。汚い、さすが幼馴染きたない)
姉「でも一般向けでもセックスしたりしてる作品っていっぱい有るよね?だから大丈夫なんじゃない?」
ミ「どんな判断だ!」
姉「ダメかい?でもオナニーしたことくらいはあるでしょ?」
ミ「はっ!そんなセクハラ発言が俺に効くとでも思ってるのか?あるに決まってんだろ!」
猫(なんだか酷いことになってきたなぁ……)
し(酷い展開だ……)
姉「オナニーしたことはあるのにオナニーを見せるのは嫌なの?」
ミ「バカだな、良いか?良く聞け。オナニーって言うのは誰にも見られずにやるから良いんだ。誰かに見られた時点でそれはオナニーじゃない、視姦プレイなんだよ!」
し&猫(こんな調子で大丈夫か?)
姉「なるほど、『誰かに見られた時点でオナニーはオナニーじゃなくなる』ねぇ……。うん、真理だ」
ミ「だろ?」
姉「つまり君はR-15指定のこの作品においてオナニーレベルのことは許容するとしてもそれを堂々と描くのはどうかと言いたいのかい?」
ミ「その通りだ。別に俺のオナニーに需要があるなら良いが、物語の脈絡を思いっきり無視していきなりオナニーする主人公ってどうだ?ダメだろ?」
姉「なるほど、確かに一理ある。なら別の案を提案しても良いかな?」
ミ「言うだけならな」
姉「こほん、ホモセック……」
ミ「却下だ!クソアマ!!アンタってあれだろ!腐女子だろ!」
姉「反応が早いね。それにお姉さんは腐女子じゃないよ?NLもBLもGLも全て許容範囲内(ただし二次元に限る)だけど別にBLに精通している腐女子というわけじゃない」
ミ「そんな弁明はどうでもいい!何がどうして、そんな展開になるんだ!」
姉「それなりに長くなるけど良いかな?」
ミ「……どうぞ」
姉「良いかい?君は性転換してしまった男の子。そしてこの作品の作者は超が付くほどの捻くれ者。そんな作者が他の作品のようなラッキースケベ満載の作品を作りたがると思うかい?」
ミ「……それがどうしてホモ展開になるんだ?」
姉「ふっ、男の娘だ」
ミ「!?」
し&猫「男の娘?」
姉「そう!男の娘とはヒロイン属性の1つであり、同時に主人公属性にもなるという究極の属性の1つなのである!」
し「その男の娘って具体的に何なの?」
ミ「男の娘ってのは個々人によって解釈が大きく違うんだよ。ただのオカマであったり、ただの女装男子であったりと。しかし、それらは男の娘を拡大解釈した物に等しい。いや、より正確に言うと定義付けが不可能なのである」
猫(なんかミコト君まで語りだしたんだけど……)
姉「彼の言う通り、個々人によって様々な解釈が存在するんだ。ショタ、女装男子、そして男の娘、これらを同一視する人間も居ればそれらは全て別々であると考える人間も居る」
し「ま、待ってよ、男の娘ってのですらポカーンなのにショタ?女装男子ってのはだいたい予想が付くけど……」
ミ「ショタはロリの男の子版だと思えば良い、語源はとある男キャラクターらしい。つまり幼年男子ってわけだ。女装男子はその名の通り女装癖がある男子のことであり、女装少年や女装趣味とも言われる」
姉「そして、男の娘と言うのは女の子のように美しく、綺麗で可憐であり乙女にしか見えない男の子のことを示す近年生まれた用語である」
し「その女装男子と男の娘って言うのは違うの?」
ミ「お前の考えも分かる。それに明確な違いが存在するかは個々人の解釈だからあくまで俺の考えだが男の娘ってのはナチュラルで可愛いんだよ、ナチュラルで。(対して女装男子は女装を行って初めて娘になれるのだ)」
し「な、ナチュラルで可愛い……だと……?」
姉「悲しいけどそうなんだよ。朝起きた時から女の子のような顔であり、下手をすればスッピンでありながら女性以上の容姿になることもあるんだ。一部の男の娘(と呼ばれるキャラクター)はむしろ自分の容姿が女っぽいことを気にしている描写も存在するんだよね、それでも雑多な女モブ以上のステータスを内包している最強クラスの容姿を持っている。なおかつ可愛い、その可愛さを持ちながら男であるというギャップが良いのである」
ミ「逆に男であると言うことから敬遠する人も居るが」
姉「むしろ男だからこそ良いのである!!」
猫(なんでこの2人はさっきまで口論してたのに息ぴったりなんだろう……)
ミ「男でありながら女でもある、その多重的な性事情は独特の存在感をかもし出している。ハーレム作品の場合、この男の娘を男キャラとして起用することで主人公以外は実質ヒロインのみということにもできる」
姉「そしてBLでも使われ、受けが女装することで攻めが自然な流れで恋することができる流れも作ることが出来るらしいけど」
ミ「BLには詳しくないので本当にこうなのかは分からない」
猫(打ち合わせしてるのかな?この2人?素なの?素でこれをやってるの?)
し「ふぅん、というかなんでそんなに男の娘とかに詳しいの?」
ミ&姉「好きだからだ!文句あるか!」
し「え、あ……えぁ?」
猫(遂にハモったよ)
ミ&姉「男の娘というのは男であり女でもある。友情にも愛情にも発展できる。男であるために女には出来ないことも平然とやれる。男子更衣室で一緒に着替えることも男湯に一緒に入ることも簡単にでき、同性であるためデートイベントだって簡単に出来る。男同士で遊びに行くなんて普通だから。そして添い寝イベントすらも別に難しくなんて無い、主人公補正を気にすることも無く自然な流れで行える。そして恋が芽生える時には同性と言うことを気にするという背徳感も存在する。ただ生物学的に男であると言うだけでこんなに都合が良く事が運ぶんだ。分かるか?これが男の娘だ!」
し「お、おぅ?」
猫(疑問形になるよね、ボクもそうだよ)
ミ「さっきは悪かったな、クソアマとか色々と酷いことを言って」
姉「良いよ、お姉さんもちょっと調子に乗りすぎたし、ミコト君と分かり合えて嬉しいよ」
ミ「これから色々とあるかもだけどよろしくな」
姉「本編で何があるか分からないけどよろしくね」
し&猫(さっきまでいがみ合っていた2人が握手をして厚い友情を築いている。この2人は友情を築いて欲しくなかったなぁ……。嫌な展開しか予想できない……)
姉「さて、話も脱線したけど想像してみてくれないかな?可愛い可愛い男の娘とヤる所を」
ミ「ふぅ…………、じゃあ4章が終わったら次に男の娘のメイドを肉奴隷として雇おうぜ!」
し「どんな判断だ!」
ミ「ダメか?肉奴隷?」
し「どんな判断だ……」
ミ「でも、そろそろそういうのも良いんじゃないか?」
し「その展開はなぁ……。なんか嫌な予感がする(この作品の作者がそんなあっさりと分かりやすいハッピーエンドにするだろうか?もっと変な路線に引っ張りそう……)」
ミ「じゃあ、テコ入れ第三弾はしないのか?」
し「あぁ、そういうこと。大丈夫、水面下で進行中だから」
ミ「お前が?」
し「Yes,I am!」
ミ(激しく不安だ……。何かとんでもないモノが待ってそうだ……。この反省会だろ?そしてあの勉強会だろ?会が続いたから次も会か?それとも違う何かか?どっちにしろ前もって予告したってことはとんでもないモノなのだろう……。そういえばなんだかんだと言いながら打ち切りしないな?)




