第16話 平穏な日常
緑ストーリーの最新話です!
神崎真広側ストーリー最新話
(前回:第12話『居残り組』)
作文:きすけ
結局、ハワイに行かなかった生徒たちは普通に授業をした。今日は午前授業で終わるため、昼前には既に帰り始めていた。
真広も普通に帰ろうと思い校門を出ようとすると、そこには制服の上から【交通安全】と書かれたビブスを着た愛結が立っていた。
「なんだその格好?」
「おお、真広。これか?今から小学生の帰路をパトロールするんだ」
「また物好きな……じゃあ横の二人は道連れか?」
愛結の隣には、二人の女子生徒が立っていた。1人は紫色の髪をツインテールにし、小柄だが巨乳で、眠たそうな目をしている。
もう1人は眼鏡をかけ、水色の長髪をまっすぐ下ろした、すらっとしたスタイルのいい清楚な女子生徒である。
「そんな言い方をするな、二人は私の友達だよ」
愛結が言うと
「3年の徳川美雪〜……徳川家康とは全然関係ないからね〜……」
ツインテールの方が眠たそうに名乗り
「同じく3年の鈴村志帆です、よろしくお願いしますね……」
眼鏡をかけた方が一礼をしつつ名乗る
「あ、ああ…よろしく」
「このふたりは見かけによらずすごいぞ…美雪は学園の能力者の中でトップの白兵戦の戦闘力を有しているし、志帆は能力者ではないが軍も一目置く凄腕のスナイパーだ」
「あんたの周りは色々ぶっとんでるよな……」
真広は肩をすくめる
「そういえば、フレイはどうした? 一緒じゃないのか?」
愛結は真広が帰るのに、同居人がいないことに気づき質問する
「ああ、あいつなら……スカートの丈を短くしたとかで教師に説教されてるよ」
「ただでさえ普通より短くできてるこのスカートをか?……恐れ入るな」
などと、なんでもない日常が送られている三笠。そのなんでもない日常が、もうすぐ壊れる事になる……
ありがとうございました!
次回は折笠悠平側の青ストーリーです!
更新目安:6/1~8