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第008話〜セカンドダイブ〜

「ようこそグランド・グラウンドにお戻りくださいましたっ治界でのご用事お疲れ様でございますっボ……私っ!またルシア様をお迎え出来て光栄でございますっ!早速ではございますが此度はまず何をなさいましょうっ」


 GGSセカンドダイブ。


 相変わらず……いや、二割増くらい元気になったコロナちゃんに小部屋で出迎えられる。


「うん、途中になってたシミュレーション……いや、その前に軽くGGを眺めてみようかな?ほら、ウチとの違いも見てみたいし?」

「ルシア様の御心のままにっそれではシミュレータルームへと参りま……じゃなくってっ!ご案内いたしますっ!」


 ……?今何か言い直す必要あったか?『参りましょう』ってマズいのか?まぁいっか。いつものやつでしょ。俺も学んでるんだぜ。


 階段の木組みを潜り抜けカウンターの脇を……あ、


「そういえばコロナちゃん、私……コロナちゃんみたいに案内してくれてる係?って他にいないのかな?ほら、あちら様?とかラウンジでも緋袴姿を見掛けなかったから」

「はいっ私共案内役は“Sim Verse”の開発に際してルシア様のように多くのマナを供していただいた方にのみ侍らせていただいておりますっ」


 う〜〜〜〜ん?これは……設定上そう話してるだけで、実質ランダム当選してたってことなのか?だって俺何も投資とかしてないし。


「そうなん……なのね?役に立ったのなら良かったけど……わ?」


 ……ちょっとロールプレイが乱れてるな。マズイってことは無いだろうけど、どうせだから成り切ろう。


 などと考えながらラウンジへ。今日は人口密度そこそこあるな。そういえば治界()は今日休日か。


 シミュレータルームへと続く通路に入って、


「ルシア様どうぞこちらへっ」

「あ、コロナちゃん。今日……此度?はこっちの気分なんだ。いいかな?」

「はい御心のままにっ常と異なるお振舞いも大事ですよねっ」


 そう答えたコロナちゃんは俺が指した前回とは通路の反対側の扉を開けてくれる。さてさて結果を御覧じろう……、


「……」

「お席へどうぞルシア様っ画面はそのままですが清掃は済ませておりますっ」


 確かに認証機能が働いているらしい。違う扉から入っても前回と同じ部屋だな。いや、もしかしたら規格が同じだけで……いや、ホントに画面がフィールドガチャ引いた後のままだわ。

 これ、徹と二人で押し開けたらどっちの部屋に繋がるんだ?そのうち試してみよう。


 席に座りマウスに手を添える。青丸青丸……っとこれだな。そういえばシミュレータの方は“Sim Verse”としてこっちの方は何て呼んでんだろう?


「ねぇコロナちゃん、こっちは“Sim Verse”だったよね。こっちは何ていうのかな?」

「はいっこちらは“Grand Ground View”と申しますっ」


 なるほど。基本どこでも見れるんだから“Street”は付かなくて当然か。


「ありがとう。じゃあちょっと試してみるね」


 ダブルクリックで展開しホイール回してズームズーム……ん?これ以上は近づけないのか。徹の言ってたやつだな。

 ……あぁなるほど、この右上に出てるのが手持ちのマナか。


「コロナちゃん、この右上の数字、もしかして私のマナ残量なのかな?」

「はいっ……あ、えっとご存知かと思いますがっこちら正確には主様から方々への進呈という形でありましてっ治界からの持ち出しではないと伺っておりますっ!」

「それは随分太……気前……有難いことだね?女神サトゥールシアが礼を言っていたと伝えて欲しい」

「はいっ承りましたっ」


 じゃあさくさく試してSVに移ろうか。

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