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上り坂46  作者: Aoin
上り坂46結成
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第1章1st.:アイドルを志す中卒

ほんとにふざけてる。ほんとに。ほんとに。物語が進んでくごとにふざけ度が上がります。

淡いピンクの桜が舞い落ちる日。ゆとり世代、中卒の上坂 下(15)(のぼりざか くだり)は、今日も高校に次へ次へと入っていく友人たちを眺めていた。「よかったの?本当に、これで。」自ら中卒となった下は受験するべきだったのだろうか、とまだ悩んでいる。だが、下には夢があった。絶対にあきらめきれない夢が。それは、「アイドルになること」だった。幼稚園からアイドルを志し、今日まで歌とダンスの練習をやり続けた。それが今になって、ゲットするはずだった高校の青春と心の中で葛藤している。母からは、「高校に在籍しといて、アイドル活動をしたら?」と言われたが、やるからにはアイドル一本がいい。下はそう誓っていた。それからも下は悩み続けた...ある日の20時。ふとNテレをつけた際に「Iステ!」がやっていた。アイドルステーション、さまざまなアイドルユニットが歌とダンスを繰り広げる、下からしたら、まさに神番組。下は大興奮し、テレビにくぎ付けになった。そして、2ch系アイドルグループ「もうだめぽ☆」の番がやってきた。下は、最推し、そしてアイドルを志したきっかけであるセンターの何 四天王(15)に夢中だ。女神のような美貌、テレビ越しからでも響く歌声、会場を巻き込むダンス。彼女の演技は日本にとどまってるだけだはもったいないほどだった。彼女は、最後にこう放った。「あの~、この世界には、夢を追いかけている人がたくさんいるんですよ。はい。その中でも、『どうせ自分なんてできるはずがない』って思っちゃってる人、それって、あなたの感想ですよね?私たちから見たら、あなたは努力し続けて、夢と真剣に向き合っているんですよ。そこでそんなネガティブ思考してたら、応援してる私たちが迷惑じゃないすか?だから、あなたならできますから。自分を信じられるのは自分だけ。」下は、この言葉に感銘を受けた。「夢って、たくさんの人が関わっているんだ。応援してくれているんだ。そうだよ、私も頑張らなくっちゃ!」そう感じた下は、この道にはもう後悔せず、アイドルの道へ突き進むことを決めた。次の日、意味もないエゴサをしていた時だった。Ahoo!ニュースに大きく、太い文字で書かれている記事があった。「【速報】『もうだめぽ☆』センター、何 四天王 引退表明」......下は息をのんだ。「四天王ちゃんがいたから、アイドルを目指せたのに...」下は、病みバイト状態だ。そんなとき「DAKARANANI♪」と、某玩具会社に似たような通知音が部屋に鳴り響く。めったに来ない、重度の中二病の友達からの通知戦隊メッセンジャー(メール通話アプリ)がだ。ポポっと、友達からのメッセージが浮かび上がる。「明日、聖なるバリアミラーフォースでお茶でしない?封印されしエクゾディアも来るんだけど、いいかな?」封印されしエクゾディアとは、友達のことだ。まあ、気分転換もあるし、行くか...下は「いいお!明日の11時で!」と返信した。下は、ほっとため息をつくと、安心してそのまま眠りについてしまった。次の日、聖なるバリアミラーフォースで下と友達、そして友達の友達でお茶をしたのだが、友達の友達は、どこかで見たことのあるような顔ぶれだ。あったこともないのに、話せば話すほど、何か強い信念を感じる。まるで、四天王ちゃんのような......




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