祈ろう
掲載日:2024/11/02
体に気をつけてね。
冷えるようになるから。
優しい言葉をもらった。
精一杯の文字だった。
無理しないでほしい。
こちらも出来ることをする、
優しい気持ちでいたい。
さりげなくいたい。
愛し合ったわけでも、
寄り添ったわけでも、
ないのはわかっている。
だけど祈ろう、
健やかを祈ろう。
お世話になった人に、
大切に思える人に、
贈り物だけしようか。
冷たい季節に合わせて。
昔の友達にしても、
今を知る人にしても、
贈り物には何がいい。
よくわからないままだ。
共に生きたわけでも、
旅をしてきたわけでも、
ないから忘れないで、
せめて祈ろう、
安らかを祈ろう。
努力をしてきたこと、
許して信じてきたこと。
自分は気づかないでも
誰かは救われたろうか。
一人一人にあるのが、
何かの役割ならば、
祈りながら生きるのも、
わからないでもない。
見知らぬ国があって、
見知らぬ町があって、
見知らぬ人の気持ちを
やはり祈ろう。
幸せを祈ろう。
たくさんの喜びとか、
たくさんの悲しみとか、
心に重なり合ううちに、
心は膨よかになるとか。
それはそうかもしれない。
それはそうだとしても、
押しつぶされてゆきそうで、
何かに掴まる人もいる。
何かできることはある。
いつかたどり着けもする。
雨上がりのお天気を
ここは祈ろう。
膨よか祈ろう。




