表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命の神  作者: oto
一部 一章 "三日月は昇る"
10/35

10 "怠惰は不良に崩される"

 登校初日から数日が経過し、秋峰での生活にも慣れてきたと思う。少ないが友人もできたし、まぁ順風満帆といったところか。

 移動手段が通常の交通機関しかないのが苦痛だが、幸いにも頼もしい人力車こと友人こと家族の妃蝶がいる。この体力のなさが浮き彫りになることもなさそうだ。

 そして今日は待ちに待った土曜日、つまり…


「昼過ぎまでダラダラおやすみだぜ…」


 ベッドでぬくぬくしながら眠ろうとしたところでピーンポーンと部屋のチャイムが鳴る。


 なんなんだ、いまからおやすみタイムだというのに。宅配を頼んだ覚えはないぞ。


 「よう、遊びにきたぞ。」


 バタンと扉を閉め、ベッドに戻る。


 なんだか金髪の不良青年がいたような気がするが、気の所為というやつだろう。それに家も教えてないはずだ、ここがわかるはずも…


 「勝手に閉めんな!」


 「不審者がいたら普通閉じるだろ。」


 「チャイムも押したしメールも送っただろ!それにオレは不審者じゃねぇ!」


 「ところでなんの用だ?」


 「ところでって…まぁいいや。さっきも言った通り遊びに来たんだよ。」


 「断固として拒否する。」


 「えぇ?」


 「今日は家でゴロゴロするんだ!」


 今日は寝てお菓子食べてゲームしたら昼寝するんだ!外に出る気など一切ない!お家バンザイ!


 「しょうがねぇ、強硬手段に出るか。」


 「やってみろ!俺は絶対に動かないぞ!」


 涅巴はそう吠えていたが結局ヒョイと簡単に持ち上げられてしまう。


 「思った以上に軽いな女子みてぇ、妃蝶が軽々と持ち上げられる訳だな。」


 「くそ、うおぉぉぉ!」


 涅巴は釣られた魚のように暴れるが、抵抗も虚しく家の外へと連れ出される。


 「…つかれた。」


 「ほんと体力ねぇな…」


 「んで、どこに行くんだよ。あんまり遠いところは嫌だぞ。」


 「とりあえず、もうすぐ昼だしラーメンでも食いにいこーぜ。」


 「はぁ…奢りな。」


 あれだけ暴れていたが、すんなりついていくあたり案外乗り気なのだろう。…はっ、まさかツンデ


 「黙れテロップ。」


 「なんか言ったか?」


 「なんでもね、つーかなんで俺の家がわかったんだ?ストーカー?」


 「ちげぇし、なんでお前はオレを犯罪者にしようとすんだ。」

「妃蝶に教えてもらったんだよ、居候してるって聞いてたし。」


 あんのおバカ機長が、本物の飛行機にしてやろうか、あとで仕返しだ。


 「それじゃ、レッツゴーだ!」


 こうして友親に連れられた涅巴はおでかけにいくのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ