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ただの性癖を熱く語る

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

書いてる自分に気持ち悪くなりました。

付き合っている女は見かけは至って普通の生き物だった。特段奇抜でも、地味でもなかった。けれども中身は筋金入りの変人だった。いや、変人という括りで纏めてしまって良いのだろうか?

お眼鏡に叶えば男女問わずに興味を持ち、自分が刺さったところを熱心に語る。身体、服装、髪型、そのどれもが大半の者からしたら語るに至らないものばかりである。

『この子のねぇ、髪型が凄く好きで〜、普通のツインテールじゃ無いのよ。こう、ちょっと後ろで高い位置に纏めてるの。あとねぇ、この……ここ、ここの跳ねっ毛の角度が最高。あとよくよく見て見ると前髪がぱっつん。あとリボンが可愛い』と、ゲームのモデルをクルクルと回転させながら熱く語っていた事を思い出す。

ちなみにこれはまだ健全な話である。不健全な話は彼奴の尊厳に関わるので黙っておこう。まぁ平たく言うならば、『変態と言う名の淑女』であった。

そんな彼女と美術館に行くと、大抵彫刻、石像のエリアで足を止める。一糸纏わぬ姿の象をまじまじと見て、何かを考える。その瞳にやましさはなかった。

「男の人的にどうなのかしら? やはり露出度100の方が良い?」

「は?」

「大した質問ではないのよ。ただ私がやってるゲームの広告のコメントに、こんなのがあったの。

『大勢に晒すから、胸元隠したのか……。ゲームの開いてる方が良いって』。前にも話したと思うけども、私は着込んでいる方が好きなの。『女性が肌を晒すんじゃない』という訳ではなく、単純に好みの問題。八割の着込みに二割の急所の露出度。それこそが最高」

段々と話が白熱していって、最終的に本性が出始めて来たのでサラリと受け流す。

「あぁ……はい」

そのまま絵画のエリアに連行すると、また大人しく絵を凝視し始めた。

くるりと絵画を見回った後に、午後の紅茶を嗜む為に喫茶店に入店した。彼女は何時もの様に珈琲とケーキを頼み、俺も同じものを頼んだ。

「さっきの話の続きなんだけど、八割の気込みに二割の露出が良いのかずっと考えていたの」

あれ、終わって無かったのか……。

「大半が布地で覆われていると、当たり前だけど露出したところに目が行くの。それが人体の急所だと、プレイヤー本人に信頼を置いている様で好きなんだよね。普通ならば急所は隠すものよ。だってそこを傷付けられたら、致命的だもの」


おまけ ゲームを熱く語るだけの話

「うーん。全体的に形が良いから好きなんだよね、この子。何処かが抜きん出て大きいとか太いとか無いからバランスが良い。けどもまぁ、『急所は此処です』って言ってぐらい範囲搾って露出して欲しい。全身タイツもそこまでハマらないんだね。私」

「女の子の弱いところ見せられると守ってあげたくなっちゃう。あと怪我してたら、包帯巻きたくなる。……うぅ……」

「このゲームはね、プレイヤーの分身のイケメンさと、女の子の可愛さが吹き飛ぶ程の鬱が最高なんだよ。んな事されたら私も好きになるよ。チョロいだけだけど」

「あ、因みに、男性キャラは全体的に露出度控え目であればあるほど良い。顔から下全部布とか最高。弱点の一つも見せないで欲しい。だから主人公さん最高」


「三次元にもそうやって品定めするかって? んな邪な視線向けたら本当に失礼でしょうが。二次元は欲望を満たす為に量産されるから、私も乗ってるだけで。でもあんまりにも華奢だと何かしら食べさせたくなる。お肉食べる? って言いたくなる」

あとがきも純粋に自分に引いてます( 'ω')


気が緩むとオマケみたいな口調になると思うんですよ。


あんまり露出度が高いキャラが好きではなくて、逆に着込んだキャラが好きなんです。

絶対領域とか、相対領域とか、それくらいの露出が丁度良い。

特に一部の急所を晒す様な露出が一番可愛い。

メタな発言なんですけど、信頼している生き物にしか、急所なんて晒さないから。

他が布で覆われていると、強みが分かりやすいから。


本当はR15の恋愛で、服の気込み度に対してテンションの幅が変わるネタにしたかったんですけど、三十分考えて書いたらこうなりました。なるようにしかならない。


オマケのちなみにな話。

気になっていたので、実況見たんです。丁度好きな配信者さんだったんで。

開幕で推しになって、痛い目に合わされるのは純粋につれぇでくすわ。

せめて連れて帰って欲しかった( '-' )

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