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リアドラ ーReturn to the Draftー  作者: Tsuyoshi&松山亮太
第六話『陽炎燃ゆる、ラブマッスル‼』
54/128

#4

 ジムでたっぷり汗をかいた一同。かやのはもの凄く満面の笑みを浮かべているが、あとの三人は苦笑いを浮かべていた。

 かやのが一通りマシーンなどの備品を破壊し尽くした後処理で、西小路とローガンが謝り倒し、紅葉も修理費を工面していたのだ。また、ジムのレギュラー会員で広告塔でもあったローガンの顔をジム側が立ててくれた事もあり、大事にならずに済んだのだった。当然、かやのは出禁(できん)となったが・・・・・・。


「汗もかいた事だし、風呂入ろうぜ?」

「まったくかやのちゃんは、本当に自由人だね・・・・・・」

「アハハ・・・・・・でもお風呂は賛成ですわね。ローガンさんもいかがですか?」

「WHAT⁉ 小野原サンが、そ、そう言うのでしたら! ミーもご一緒するデース!」

「ご一緒って、お前男なんだから、女の紅葉と風呂入れるワケねぇだろー?」


 かやのの一言に顔を赤くしてしまう紅葉とローガン。そして入浴券を買って受付でタオルとロッカーの鍵を借り、それぞれ男湯と女湯の入口に向かう。


「ではまた(のち)ほど、そちらの椅子で。皆さん、ごゆっくりされて下さいね」


 と、紅葉が入口前のベンチを指さしてから、軽く会釈をする。


「うん、じゃあまた後でね」


 と、西小路が紅葉に手を振る。


「お、小野原サンも、ゆっくりするデース」


 ローガンも西小路と一緒に暖簾(のれん)をくぐる。


「おう、またな」


 と、かやのも二人の後に続こうとする。


「かっ、かやのさんはこっちですわっ!」


 かやのがさも当たり前のように男湯に入ろうとしたので、紅葉は急いでかやのの手を掴み、女湯へ連行していった。

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