第二十五話「七大将軍になる!?」
すみません投稿遅れました。
第二十五話
「か、、、勝った、、、、はぁ、はぁ、」
そう言って俺はまだレオナルド大将軍の側に立ち尽くしている。
"し、試験終了ーー!!!"
そう案内役の女の人が声を掛け、俺とレオナルド大将軍は担架ですぐに運ばれていった。
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「んっんぁーーぅーん」
どうやら寝てしまっていたらしい。俺はベッドの上で寝かされていた。そうしてさらに隣を見るとレオナルド大将軍も寝ていた。そう言えばだが俺も痛みはないし、二人ともほとんど傷がなくなっている。これが回復魔法か。初めて掛けられたが本当にすごいな。あんな重症っぽかったレオナルド大将軍ですらほぼ完治してるし。
それからしばらくして
「ソラ。其方は俺よりも充分強いな。いやはやそれにしても驚いたぞ。ソラはまだまだ成長できる。そのポテンシャルというか伸びしろがありすぎる。ソラの全盛期に立ち会えそうで俺は嬉しいぞ。」
そう言ってレオナルド大将軍も起き上がって俺に声を掛けてきた。
「そ、そうですか?そう言っていただけるとこちらも嬉しいです。そう言えば何で今回、俺の試験だけはレオナルド大将軍だったんですか?」
俺は今しかないと思ってそうレオナルド大将軍に質問した。
「うむ、本来ならアーサーたちと同じくグリアモールが相手だったさ。だが俺は神話級を倒した、ある意味の同志としてお前の実力を測りたかった。だから陛下に頼み込んだのだ。そして俺はな、今回試験でな、、、」
そうレオナルド大将軍が言うので俺は"ゴクリッ"と唾を飲み込んだ。
「実はソラが欠けた七将を埋める枠になってくれるのではないかという期待も込めて試験官にしてもらったのだ。」
なに!?俺が七大将軍に!?っていうか欠けてる?
「えーっと、とりあえずレオナルド大将軍が俺を七大将軍に足るかどうかを見定めるために来たのは分かったのですが、、、七大将軍が欠けているとはどういうことですか?」
するとレオナルド大将軍は何か嫌なことを思い出すかのようにしていった。
「あ、あぁーそれはだな。、、、まぁ良いか。実はだな、一人裏切って隣のヴィルヘルム帝国へと行ったのだ。そいつの名はカルロス・シーザー。俺と二人で七将のトップを張っていた奴だ。氷の七大将軍だとか呼ばれているな。」
ん、、、待てよ。カルロス・シーザーってどっかで、、、
「あ!?カルロス・シーザー大将軍っていま俺が住んでいる屋敷の元所有者のことなのか!?」
俺がそういうと、レオナルド大将軍は「そう言えばそうだったなぁ」とか言っている。
「まぁソラ。お前はこの後ソルガレス魔術学園に特別特待生として入学するだろうが。お前には七大将軍にもなってもらう。」
は!?
「え!?な、なんでですか!?」
「そんなことは決まっているだろう。俺よりも強いから。これが一番大きい理由だ。それに実を言うとヴィルヘルム帝国との戦争が近そうなんだ。だから早期戦力増強が必要なのだ。」
そう言ってレオナルド大将軍は強い意志のこもった目で俺を見てきた。
そうして俺が返答に困り、悩んでいると俺たちのいる医務室?の扉がノックされた。それから俺が覗き込むとそこにいたのは
「ソラ!大丈夫か!」
と駆け寄って来てくれたエミリアと、アーサー。それだけでなくレイヴンス陛下にニコラス宰相もいた。それに幼女?がいた。
俺は自身の側で「怪我は大丈夫か!?」と心配してくれるエミリアを「大丈夫だよ。」と落ち着かせつつ、俺はアーサーやレイヴンス陛下の方を見る。
「やぁソラ。元気そうで何よりだよ。」
「うむ、アーサーの言う通りだ。それに、私たちは少しソラ殿の実力を見誤っていたようだ。」
そう言ってきた。
「いえいえ、レオナルド大将軍はとても強かったです。それに経験としてもとてもいいものとなりましたよ。」
俺がそういうと、さっきの幼女が俺とレオナルド大将軍の方へと来た。
「初めましてソラ殿。私は七大将軍がひとりマーリンだ。よろしくな。、、、はぁまったくフレアよ、こっ酷くやられたようだったな。ソラ殿の傷や疲労も凄かったが、フレアの受けた傷はそれとは比べ物にならないものだったぞ。まったくお前は少し自身の立場と責任を自覚しろ。お前は本当にこの国の中枢で命運を握る者なのだぞ。」
俺へと挨拶した後、レオナルド大将軍を叱っている。この人も七大将軍なのね。
「うむ、マーリンすまなかった。そして治療感謝する。だが今回は俺が直接行かなくてはならなかったのだ。俺とて帝国の動きは知っている。だからこそ、ソラを見ておかなくてはならなかったのだ。それは分かるだろう。それに正直言ってシーザーの穴はでかい。」
「そうだな。それでどうなのだ?肝心のソラ殿は?」
「うむ、俺は七将に推薦というか確定で良いと思、、、」
「ま、待ってください!!」
勝手に話が進みすぎだろ。
「そうです。待ってくださいお二人とも。確かに私たちも直接見た通りソラ殿の力は圧巻でした。それはレオナルド大将軍も理解しているはず。ソラ殿は心も広いから戦ってはくれるかもしれませんが、大前提としてソラ殿はここに受験しに来たのですよ。そこで軍事介入させるというのはできません。」
そうニコラス宰相がいってくれた。
「う、うむすまなかったソラ。だが陛下に宰相閣下、シーザーは帝国に行ったんだ。それに帝国には四将がいる。ただてさえ四将一人一人は俺ら七将と同格以上なのに、俺らの中でもトップクラスだったシーザーが、、、シーザーが帝国に行ってしまったのだ。そんな中、現れた希望がソラなのだ。なのに、、、」
そうレオナルド大将軍がいうとレイヴンス陛下が今度は
「うむ、すまないなレオナルド。それにマーリンも。私が不甲斐ないばかりに。だがなやはりソラ殿を勝手に軍事投入するのは不味いのだよ。ソラ殿は学生としてこのソルガレスに来るのだしな。」
と言った。でもまぁそこまで言われるのなら俺もやらなくてはな、と責任を感じざるを得ないな。そこで俺は提案をした。
「あのー。特別特待生というのがどのようなものかは分かりませんが、学校と兼ね合いでいいなら七大将軍になってもいいですよ。戦う能力があるものは戦うべきだと思いますし。」
俺がそういうとレオナルドや陛下、エミリアたちみんながこちらを見た。
「まったく、ソラは本当にどこまでも完璧なんだな。」
そうアーサーが諦めたかのように言ってきた。なんだ?何だその顔は?
「ソラ殿いいんですか?七大将軍となるということは平穏な生活を捨てることと等しいのですよ。七大将軍は国の軍事のトップでありこの国の柱です。それになるということは周りの評価とかも付き纏うのですよ。まぁソラ殿の強さでは信頼はすぐに得られると思いますが、、、」
とニコラス宰相に言われた。
「まぁそれはまた話し合いで決めましょう。俺はとりあえず七大将軍になります。ある程度学園で学べるのでしたら俺はいいので。」
と俺が改めて言うと、レオナルド大将軍とマーリン大将軍は"良かった"というような表情をした。
「うむ、感謝するソラ。学生ほどの少年に戦力になってもらうのはあまりしたくないが、すまないな。まぁでも基本は学園に専念でいいとは思うぞ。ソラはもう充分つよいからな。基本訓練とかには参加しないでいいと思う。だから学園に専念しつつ、戦いに備えて魔法とかを作ってくれればいいと思っている。まぁ何にしろこれから同じ七大将軍として頼むぞソラ!」
そう言われて俺は安心した。だがまぁ皆んなをちゃんと救うというか、命を落とさせないためにも七大将軍として魔法開発とかはもっとやっていかないとな。
それからレイヴンス陛下やニコラス宰相やエミリア、アーサーとも話し合い、今日の魔法試験は幕を閉じた。




