第二十話「試験開始!!ついに対面、もう一人の黄金双剣勲章授与者」
こんにちは!本日一話目です!
第二十話
「おはよう御座います。」
俺は自室のからリビング?につきアルフレッドさんとメイドさんたちに挨拶をする。にしてもこんな朝早くから働かせているみたいでなんか嫌だな。いくら仕事とはいえさぁ、、、ね。ブラックみたいじゃん。
「「「おはよう御座います。」」」
と俺が考え事?をしているとメイドさん二人とアルフレッドさんが挨拶を返してくれた。
それからしばらくすると、メイドさんがご飯を運んできてくれた。朝ご飯はパンにサラダにスープとなんかの魚なのだがどれもめちゃくちゃ美味しそうだ。
「うまぁぁぁ。」
ととろけそうになる程だ。
それから俺は朝ご飯を楽しんだ後、アルフレッドさんに「俺が試験から帰ってきて少し経ったら、職員さんたちの名前を覚えたいので集めてくれますか?」とお願いをした。
それからしばらくして、ちょうど昼前ごろに学園に向け屋敷をでた。アルフレッドさんに「馬車で行きますか?」と聞かれたので、初日ということで馬車で行くことにした。
しばらく乗っていると王城が見えてきた。そして何故か王城に向かっている気がする。何故だ?と考えていると、またしばらくして王城の中に止まった。
「は?何で?王城に?学園に行かなくちゃ行かないんだが!?」
俺がそう言って頭を抱えていると、王城に来た理由が分かった。
「おはよう、ソラ。何を頭を抱えて言っているのだ?」
そう言って俺の馬車にエミリアが乗ってきた。なんでよ、何で自分の馬車で行かんのや。王族でしょ。
「えーっと、何でエミリア?」
俺が素直に思ったことを尋ねるとエミリア王女は顔を赤くして
「それはあれだあのー(一緒に行きたかったのだ)」
と言った。何やら悩んでるようだが最後の方聞こえなかったぞ。
「え、えっとエミリア何て?」
「だ、だから一緒に行きたかったのだ!」
いや、怒んなや。そんな大きな声で言わんでええやん。
「ご、ごめんごめん。本当に聞こえなかったからだよ。俺も一緒に行けて嬉しいから。」
と俺は慌てて言うがまだ機嫌は悪いらしい。そんな気分を変えるべく俺は早速学園へ向かってもらった。
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「おいおい、また城かよ。」
これが俺のソルガレス魔術学園を見た感想である。
「ほらエミリア行こ?」
と俺は先に馬車から降りてエミリアに手を差し出す。これで機嫌直してくれるといいけど。
「う、うんありがとうなソラ。」
そう言ってエミリアは俺の手を取り、馬車から降りた。機嫌直ったかな?
「それじゃ行こうか。」
そう言って俺はエミリアと手を繋いだまま校門をくぐり、試験場を案内してくれる場所まで歩いた。エミリアは「え!?」と言っていたが別に構う必要はないだろう。
しばらく歩いていくと立て看板が置いてありった。それには三本の矢印と対象が書かれていた。それの対象は一般向けの、特待生向けの、特別特待生となっていた。向かう先はそれぞれ校舎、戦闘場、戦闘場となっていた。つまり俺とエミリアの向かう先は同じである。
「ソラ、私たちはあっちの方らしいぞ。」
「そうらしいね。知ってる人がいてよかったよ。というか俺たちはいわゆる筆記試験を受けなくていいのかな?」
俺がそう聞くとエミリアは「一般は倍率がえげつないから全て実践では捌き切れないため筆記試験で足切りするそうだ。」と言った。なるほどね納得したわ。でもそれって内容とかによるくね?まぁいいや、俺たちは俺たちの試験に集中しよ。そう思い俺とエミリアは試験場へと向かって行った。
「おいおい、今度はコロシアムかよ。はぁまぁ俺の知ってるやつよりは小さいけどさ。」
俺とエミリアは試験場である戦闘場についていた。その試験会場は実物よりは小さいがまるでコロシアムだったのだ。俺は少しの間それを見て唖然としていたがエミリアに「早く行くぞ。別に私たちだけじゃないはずだからな。あまり待たせるのは気が引ける。」と言われ俺たちは戦闘場の中へと入って行った。
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俺とエミリアが戦闘場の中に入るとめちゃくちゃ注目された。あれか?黄金双剣勲章とやらをつけてるせいか?実を言うと本来黄金双剣勲章はつけてこないつもりだった。だってかっこいいじゃん汚したくないし。でもアルフレッドさんに「これは常時身に付けておくものです。」と言われたから仕方なくつけてきたのだ。
俺たち以外に中には明らかに案内役の人だろうなという人を除くと、全部で六人いた。みんな武装していて、無言で座っていた。やっぱりどこでも試験前は緊張するものなのかな?
「姉さん、やっときましたか。はぁ僕と行かないと言った時はかなり焦りましたが、こういうことでしたか。」
と俺とエミリアが戦闘場に入ると美少年が話しかけてきた。俺がこいつ誰だ?姉?てことは王子か?と考えていると、自己紹介してくれた。
「これはこれは。すみません僕はハルバート王国第二王子ハルバート・アーサーです。貴方はソラ殿ですよね。やはり特別特待生はソラ殿でしたか。今一番有名ですものね。」
と言われた。俺有名なんだ。へぇ、黄金双剣勲章のおかげだろうな。
「えーっとはい。俺はシンモン ソラと申します。よろしくお願いします。」
と返した。別に普通の自己紹介だ。
「えーっとソラ殿。せっかく同級生ということなので試験お互い敬語なしでいきませんか?エミリア姉さんもそうみたいですし。あと僕のことはアーサーでいいですから。」
とアーサーに言われた。まあエミリアともそうだしな。友人になるんなら当然か。
「分かった、それならこれからよろしくアーサー。」
「はい、こちらこそソラ。」
と俺は何気に初めてこの世界で男友達ができた。何か感慨深いな。
それから少しの間、俺、アーサー、エミリアとで話をした。ちなみにそれ以外の受験生はみんな無言で装備のメンテナンスをしたりしている。まぁ俺は装備なんてないけどなw
俺とエミリアとアーサーとで話していると案内役の女の人が「それでは今から特待生による実践試験を開始します。特待生の七名の方々は戦闘場の方にお越しください。また特特性のソラ様は上の観客席の方へとお願いいたします。」と言った。それと同時にみんなは立ち上がり、舞台入り口の方へと歩いて行った。そこで俺はアーサーとエミリアに「ちゃんと見てるから頑張って」と声をかけ皆んなを送り出した。そして俺はみんなと違い階段を登って観客席の方へと歩いた。
俺が階段を登り、観客席に向かうと何やら先客がいた。それがまた驚きの人物たちだったのだ。
「え?レ、レイヴンス陛下にニコラス宰相?それにあとは護衛の人が一人、か?」
そう言って俺が近づいていくと陛下が振り返った。
「おや、ソラ殿。昨日ぶりだな、元気そうか?」
「はい元気です。それより何故ここに?」
「それは息子娘が試験だからだろう。」
そうかそりゃそうだ。でもそれならエミリアとアーサーの親しか来てないことになるけど。まぁそれはあれか王族だからかな?
「確かにまぁそうですね。えーっとちなみにニコラス宰相閣下そちらの方は?」
と俺が聞くとその護衛かと思われるもう一人が俺の方を向いた。
「え!?お、黄金双剣勲章。と、ということはレオナルド・フレア大将軍!?ですか」
「おやおや私が言う前に分かったようですね。そうです彼はレオナルド大将軍です。現役のもう一人の黄金双剣勲章授与者です。」
「で、でも何でここに!?護衛としては少し過剰と感じなくもないのですが、、、」
俺がそういうとニコラス宰相は「まぁまぁそれはまた後で分かりますから、とりあえず今はアーサー王子とエミリア王女の試験を見ましょう。ほらちょうど説明も終わったところらしいですし。」と言った。まぁ確かにそうだ、今はアーサーとエミリアの試験が最優先だ。俺は心の中で「頑張れ!!」と応援し見守る。あ、ちなみにずっとレオナルド大将軍は無言だった。
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特待生試験の一人目は目つきが悪く金髪だった。名前はライナーというらしい。この歳にしてBランク冒険者らしい。ちなみにだが、なんでも陛下のところの第一王子と同じ名前らしい。まぁこれは余談だからどうでもいいが。
「ほう、試験はグリアモールとの模擬戦か。」
とレイヴンス陛下がいうとニコラス宰相は
「そうですね。ただ模擬戦というより"ダメージを与えられるか"でしょうね。」
と返した。へぇということは有名なのか。俺はニコラス宰相に聞いてみることにした。
「有名な方なんですか?」
「そうですね、かなり有名ですね。なんせ彼は大ベテランのSランク冒険者ですし。それに彼の場合は騎士団の教官も務めていますからね。あ、ちなみに彼の強みは"金剛"という二つ名の通りかなり硬いことです。だから今回の試験のポイントは如何にダメージを与えるかだと言ったのです。」
「なるほど。すみません勉強不足で。」
全く本当になんもしらねぇな俺。
さて、まずはライナーだったか。まぁ頑張ってください。あ、ちなみにグリアモールさんの装備は正面に大楯を構えていて背中に大剣を背負っていた。
"始め!!"
そう先程の案内役の女の人がいうといきなり
"ドーーーーン"
とグリアモールさんのところで爆発が起こった。そして煙が晴れてすぐに突如グリアモールさんの後ろにライナーが現れた。そして何やら魔力をはらんだ剣を振った。そうしたことでまた
"ドゴーーーーーーン"
という音が鳴った。流石はBランク冒険者だけある。なかなかに強い。
"ドゴーーーーーーーーーーーーン"
だが突如ライナーが吹き飛ばされた。突如煙を切り裂くように大剣が振られたのだ。それで煙共々ライナーも吹き飛ばされた。ライナーは戦闘場の舞台から吹き飛ばされ、壁に埋まっている。
「し、試験終了。ライナーさんを保健室に連れて行って。」
そう案内役の女の人は別の職員の人たちを呼び担架を持って来させた。
「すごいな。流石はSランクあの攻撃ではびくともしないか。」
と俺が驚いていると
「当然だ、実際あんなものは攻撃とはいえない。心の中では其方もそう思っているのだろう。」
と無言だったレオナルド大将軍が言った。俺は途端にニコラス宰相の方を見るが、「あはは」というふうに笑っている。俺でなんとかしろってか。
「まぁそうかもしれませんが、まだこの歳でここまで戦えるのは褒めるべきなのではと思っただけです。」
「そうか、まぁ後でが楽しみだ。」
ん?後で、、、さっきからニコラス宰相もレオナルド大将軍もなんなんだ?まぁいいや次はアーサーの番らしいからな。しっかり!アーサー!




