第十七話「いざ王都へ!!」第一部完結!
こんばんは!本日一話目です!
第十七話
昨日レイスさんたちと合流した後、黒龍の死体を回収しに行くことと、俺が王都に行くことがきまった。ちなみに俺が王都に行くタイミングはエミリア王女たちが王都に戻る時だ。どうやらレイスさんはついては来ないらしい。まぁギルド長だしな、忙しいし仕方ないな。
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「んっんあー、明けたか。今日は確かこの後黒龍の死体回収に行くんだったよなぁ。」
俺はその場で立ち上がる伸びをする。
「おはようソラ。案外起きるの早いんだな。」
そう朝イチに声をかけて来たのはエミリア王女だ。それに続いて、レイスさんも来て「おはよう」と声をかけてくれた。
「はい、お二人ともおはようございます。」
俺はそう言って、二人と共に街の出口の方へと向かった。そう言えばどのくらいの人手がいるだろう。
「レイスさん、何人で行くんですか?それにあんなデカい黒龍運べるんですか?もしかして切って運ぶんですか?」
そもそも黒龍自体20〜30mくらいあるのだ。普通に運ぶ何て不可能に等しい。
「うむ、運べるかについては問題ない。それに黒龍の回収には私とエミリアとソラの三人だけで行く。あとだな神話級の魔物を切ったりするわけないだろう。血の一滴にまで価値があるのだぞ。」
そんなもんなのか。すげぇな流石神話級というだけある。で、三人で行くのは別にいいのだが結局どうやって運ぶんだ?
「流石は神話級ですね。それでどうやって運ぶんですか?絶対に三人じゃ無理だと思うんですけど。」
「うむ、実は私が冒険者時代に手に入れたものでな空間魔法が付与されている袋を持っているのだ。だから大丈夫だ。よしそれでは行こうか。」
レイスさんがそういうと俺とエミリア王女は「はい」と言って、レイスさんに続きスターリングウォードへと向かった。
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「うむ、流石に昨日の今日では街は何も変わっていないな。まぁそれも全部ソラのお陰なのだがな。この様子ならもう今日明日には市民を皆んな戻せそうだ。改めて感謝するぞソラ。」
何か改めてレイスさんに言われると照れくさいな。だがまぁ自分で言うのも何だが事実ではあるからな。
「ま、まぁそれより早く行きましょう二人とも。」
「「うむ、そうだな。」」
そう言って三人は引き続き黒龍の死体の元へと向かう。
「ほぉこれをソラはやったのか、死体でも何か知らないが威圧感があるな。にしても首をバサッと落としたのは、本当に凄いな。さてそれではもう早速しまってしまうか。あまり好き好んで見ていたいとは思わんしな。」
そう言ってレイスさんが小さいポーチ?みたいなやつを取り出した。そしてレイスさんがポーチを開けて黒龍の体に触れると突如黒龍の死体が消えた。
「へぇこれが空間魔法か。凄いし便利ですね。」
俺がそう言うと
「何だソラは初めて見るのか?王宮とかでは割と使われているが、それこそ王都とかでも。」
とエミリア王女が言ってきた。いや俺王都行ったことないし、それにあんた王族だからそんな頻繁に見られるんだよ。
「いや知ってはいましたが、見るのは初めてですね。それに王都にもほぼ行ったことないですし。」
「そうなのか!?それならば楽しみにしておくとよいぞ!王都はすごいからな。」
「へぇそんなんですか。今からもう楽しみです。」
そんなふうに少しの時期エミリア王女と話していたらもう収納が終わったらしい。いやはや凄いな空間魔法。
「よし収納はもう終わった。ソラこの袋は其方にやる。もう私は引退しているからな。いくらこれが便利とは言えソラが持っている方が良い。それにソラは黒龍を王都に持っていかねばならないしな。」
嬉しいが流石に貰いづらいな。だってこれおそらくレイスさんが仲間達と協力して手に入れたやつじゃん。昨日の泣いてる姿何か見たら貰えねぇだろ。
「えぇ!でもこんな物貰えないですよ。これはレイスさんが仲間達と手に入れた大切な物じゃないんですか?」
「うむ、そうかもしれないが。これは私なりの感謝と信頼の表しだ。受け取ってくれ。」
「わ、分かりました。それならありがたく頂戴致します。」
そんなこと言われたら受け取るしかないやん。まぁ本当にいいんだったら嬉しいけどさ。
「よし!それではソラ!マーチャントについて準備を整えたら早速王都に向かうぞ!」
早いなでもなぁ早くに王都に行くのはいいんだけどさ
「あのエミリア王女早くに王都に行くのは構わないのですがね、宿の解約とか挨拶とかしてないのですよ。」
そう俺が思ったことを言うと今度はレイスさんが、
「宿とか面倒くさそうなものは私が処理しておこう。といってもほぼ面倒なものなんてないがな。それと挨拶はまだ皆んなマーチャントにいるのだ。そこですれば良い。」
いやまぁそりゃそうだけどさ。まぁいいかじゃあそれで
「分かりました。じゃあ、とりあえずマーチャントに戻りましょうか。」
「「うむ(そうだな)」」
そうして俺たちは皆んなのいるマーチャントに戻って行った。
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「それでは俺は銀の帽子亭の方々に事情説明とお礼に行ってきます。」
マーチャントに着いて、俺はエミリア王女とレイスさんにそう言って、街の中で銀の帽子亭の看板娘のリリアとかを探しに行った。
しばらく経って、リリアと宿で見かけた方々を見つけた。
「すみませんこんにちはリリア。」
そう言うとリリアは"ビクッ"としてこちらを見た。
「ソラさん!!どこに行ってたんですか!!心配、、、したんですよ!!」
俺の声を聞いてから泣きながらこちらに叫びかけてきた。
「えーっと心配かけてすみません。一人で戦っていました。それと話したいことがあって、、、ウオッ!」
何か急にハグされた。そして、泣きながら
「そうですか、、、本当に、、お疲れ様です、、、私の大切な、、、街を、人を、、、救ってくれて、、、ありがとう、、ございました。」
あまり泣かれた経験がないので少し焦ったな。
「あ、い、いえ。良かったです。こちらこそありがとうございます。その、あのですね実は俺王都に行くことになったんです。」
「、、、そうですか、、、少し寂しいですが、、、そうですね。気をつけて行って来て下さいね。」
と言ってくれた。まぁひとまず安心したわ。
それから少しして、リリアが俺から離れた。
「すみません。急に迷惑かけました。気をつけて行ってらっしゃい。またスターリングウォードに来た時には是非。」
そう言って笑いかけてくれた。
「はい、こちらこそ是非。それではまた。」
そう言って銀の帽子亭の方々と別れた。そして俺はエミリア王女とレイスさんがいるであろうマーチャントの出口付近へと向かった。
「お、ソラーここだ!もう良いのか?」
とエミリア王女が聞いて来たので「はいもう大丈夫です」と応えた。それにしてもエミリア王女の後ろに騎士団がいるが何か本当に厳ついな。
「うむ、それなら良かった。早速王都に向かおうか。レイス殿、ソラに何か言わなくていいのか?」
そうエミリア王女が言うと、俺はレイスさんの方を見る。
「うむ、言いたいことは大体言ったからな。でもまぁそうだな。まずは改めて本当にありがとう。それとソラだからあまり心配はしていないが、気をつけて頑張れよ。これこそないだろうがソラが死んだ何て話は聞きたくないからな。それではソラ達者でな。」
そうレイスさんが俺に言った。でも俺の方こそレイスさんには感謝しかないからな。
「はい、気をつけます。それと感謝すべきなのはこちらの方です。本当に出会った時から何から何まで本当にありがとうございました。、、、それでは行ってきます。レイスさん。」
そう言って俺はエミリア王女の後ろに乗った。
「では行くぞ!!ハイヤーッ!」
そう言ってエミリア王女、俺、騎士団、の乗る馬は王都に向け駆け出して行った。




