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今日も俺はグッドなハーレムを満喫する

作者: 夜桜ユノ

ハーレム小説(?)です。


短いです。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

 爽やかな日曜日の朝。

 俺は座って牛乳を飲みながら、柔らかな朝日が差し込む庭を見つめていた。


「どうしたの? 外なんかぼーっと見つめて……」

「…………」


 妹の春香の言葉に返事もせずに俺、風見かざみ 涼介りょうすけは引き続き外を見ながら牛乳を口に入れる。

 春香が注いでくれたこの牛乳のように冷たい態度をとっていても、こいつはお構いなしに俺の背後から抱きついてきた。


「えへへ~。なんだか今日はツンツンしてるね~。 でも、そんなところもしゅきしゅき~♡」


 そんなことを言いながら身体を執拗に押し付け、こすりつけてくる。

 まだ育ちきっていない小さな胸が背中にぷにぷにと当たる。


(やれやれ……)


 嬉しくないわけじゃないが、春香は俺に毎朝こんな調子だ。

 こう頻繁にやられると流石にうんざりしてしまう。


「おはよ~。あっ、春香! また涼介とそんなにくっついて! ずる~い!」


 そう言って階段を降りてきたのは姉の夏樹(なつき)だ。

 俺とベタベタしている春香を見て頰を膨らませている。


「お姉ちゃんだってこの前、一緒に寝てたじゃない! 私、知ってるんだから!」

「あ、あれは涼介が私の布団に潜り込んできたのよ!」


 いやいや、お前が俺をベッドに連行したんだろ。

 一晩中抱きしめられて、正直ちょっと暑苦しかったぞ。


 そんな事を思っている間に夏樹も俺に横から抱きついてきた。

 たわわな胸が俺の顔面を覆う。


「涼介~、大好きっ! 今日も格好いいね! くんくん……はぁはぁ……」


 夏樹は息を荒くして俺の背中や首元に顔を押し付けてくる。

 俺の匂いを吸って「涼介成分を補給している」らしい。

 なんじゃそりゃ。


 流石に暑苦しくなった俺は2人を振り払って離れた。

 俺の素っ気ない態度に少し寂しそうな表情を見せる2人。


 そんな時、今度は家のインターフォンが鳴った。


「あら、あの子たちが来たのかしら?」

「みんな涼介が目当てよ。全く、しょうがないんだから」


 そう言って、春香が玄関の扉を開くと綺麗な声が揃った。


「「お邪魔しま~す!」」


 玄関から、居間に現れたのは3人の少女たちだ。


 1人目は学級委員を務めている黒髪の美少女、桃川 薫。

 2人目は金髪ギャルのスーパーモデル、花里 明里。

 3人目は現役の大人気アイドル、東野 陽子だ。


「「涼介! 会いたかった~!!」」


 3人共、俺を見るやいなや飛びかかってきて抱きしめてもみくちゃにする。

 花里さんに至っては俺の頬にキスまでしてきた。

 お返しとばかりに頬を舐めてやると、花里は嫌がるどころか嬉しそうに「ひゃうん♡」と声を上げる。


 そんな花里とのやり取りを見ていた桃川がヤキモチを焼いたみたいだ。

 俺を外に連れ出そうとする。


「涼介! 私と遊びに行こ!」

「あっ、ずるーい! 涼介はウチと遊びに行くんだから!」

「みんな、喧嘩しちゃダメ! みんなで行こうよ!」

「そうだよ! 涼介だってみんなと一緒の方が嬉しいんだから!」


 春香がそう言って、みんなは笑い合う。

 よかった、俺を奪い合って喧嘩にならなくて。


「「――涼介! みんなで行こっか!」」


 彼女たちの呼び声に俺は尻尾を振りながら返事をした。


「ワン!」


 今日も俺はドッグ()なハーレムを満喫する。

一発ネタです。

既出でしたらすみません。

ネタバレ防止のために感想は止めさせてもらいます……ごめんなさい。


下の☆☆☆☆☆から評価してくださると嬉しいです。

面白かったら高評価、つまらなかったら低評価でお願いします。


他にも色々と書いていますので、ご興味がありましたら作者『夜桜ユノ』をクリックして読みに行ってもらえると嬉しいです。

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