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みっけねこヘルパー それから  作者: 宮智沙希
みっけねこヘルパーいつまで??
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お年頃のまりあさん

私(沙希)の娘は、まりあといいます。


今日は、帰って来るなり、「ど~しよ~。団体戦、出れないかもしれない。もう一組のペアに勝てない・・・」


大分、お疲れです。


ちなみに、彼女は女子卓球部の三年生。次の大会が部活、最後の大会です。


なんか話したいのかな?と、しばらく彼女のベットで、ツムツムしながら、スタンバってましたが、ずっと卓球の本を真剣に読んでいたので、撤収しました。


お年頃のまりあさんは、みっけねこにも複雑な感情を抱いています。


「目をキョロキョロさせるのが気持ち悪い」


「私がiPhoneにしたいと言ったら、アンドロイドじゃないと、設定とかできないぞとか、なんでもやってくれようとするのがウザイ」


「自分が正しいと思ってる」


などなど


しかし、大人なまりあさんは、みっけねこに直接、ひどいことを言ったりはしません。距離をおくだけです。


今日は、みけ(みっけねこ)が、私と連絡がつかないので、真っ直ぐ帰宅したため、家族水入らずで、それぞれマイペースに過ごしております。


私はというと、今日はB型作業所という精神障碍者のための働く場所で、(時給220円)、革細工の栞つくりに勤しみ、勤務終了後、スタッフさんと面接でした。約一時間の話し合いのうち、半分は子供の受験の情報交換(笑)まりあと同じ学年の息子さんを持つ、スタッフ佐々木さん(仮名)は、サバサバした、一見、素っ気ないけど、人情のある女性。


埼玉県には、私立高校入試の際に「確約」という内定のようなものをとるために、北辰テストという模試で、偏差値を知り、その結果を持って、私立高校の個人面談を受け、「確約」が取れれば、受験の際によほどひどい点をとらなければ、必ず合格できるという、良いんだか悪いんだか、よくわからない風習がある。(跳んで埼玉にはでてこなかったな)


私が中学生の頃(25年前?)は、中学で北辰テストを全員参加で受けて、担任がその偏差値によって進路指導してくれていたのだが、今は自分で情報収集して北辰テストを受けたり、学校説明会に参加したりして、ほとんどの人が親子で協力して、「確約」をゲットするらしい。


まあ、そんなこんなで、私も気をもんでいるのだが、とりあえず、今日のまりあさんは、卓球で勝てないことに打ちひしがれており、なにかで、「お母さん、最近、不審者だよ」と冷たく言われた・・・


なんか、部屋で独りも気楽でいいな~。


同じことを、みけもみけの部屋で思ってるんだろうな(笑)

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