プロローグ
冷星 夜姫でーす♪
この作品は不定期ですけど、
どうか読んでいってくださいね!
……Skill Adventure Online………。
このゲームは世界に突如現れた画期的な技術を使ったゲーム…。仮想現実、つまりVRゲームだ。
俺は仙宗 暁。普通の高校に通う、ごく普通の高校生だ。
今日は高校の終業式。明日からはとうとう夏休みだ。
帰りの支度が終わったので帰ろうとすると、後ろから大きな声で呼び掛けられた。
「おーい、待ってよー暁。今日は言いたい事があるから一緒に帰ろうって言ったじゃん」
彼女は幼馴染みの佐々桐 美那だ。
こいつはいわゆる学校のアイドルという訳で、こいつと話すと周りの男子からの嫉妬の視線が凄い、………という事にはならなかった。
何故か皆が生暖かい眼差しで見てくるのだ。
それが逆に辛い。
「あ、わりー。忘れてたわ」
「もう、今度は忘れないでよね!」
「分かってるって。さっさと帰ろうぜ」
俺はさっさと教室から出ていく。
後ろから叫び声が聞こえるが知ったことか。
「ねー、暁。SAGって知ってる?知ってるよね?ね?」
結局一緒に帰っている美那がそう話しかけてきた。
SAGとはSkill Adventure Gamesの略だ。
皆長いからそう呼んでいる。
このゲームは世界最初のVRゲームとしてTVや雑誌などでよく取り上げられていた。
内容はゲームの中の世界を自由に冒険してみよう!がキャッチコピーのMMORPGだった。
「当然だろ。俺はちゃんとゲーム機も用意したし、ゲームもダウンロードしてあるぞ」
「だよね、だよね!じゃあさ、一緒にやらない?SAG」
「ああ、別に良いぞ。最初だけならな」
「やったー!」
俺はソロプレイをすると決めてるからな。
いくら幼馴染みでも、それは譲れんっ!
「あっ、家着いちゃった。じゃあ、中に入ったらメールするからねー!」
あいつは大声で叫びながら家にはいった。
俺も早く始めたいので、急いで帰る。
家に帰ると直ぐに自分の部屋に行き、最後の確認をする。………よし、大丈夫だ。
あとはこのゴーグルをセットしてっと。
これで準備はOKだ。
俺は自分のベッドに寝転がり、時間が来るのを待つ。
8、7、6、5、4、3、2、1、0!
「ゲーム・リンク!」
そして、俺の目の前は真っ白に染まっていった。
どーでしたか?
面白かったですか?
まあ、こんなちょっとじゃわかりませんよね!
なので、ぜひ次からも読んでください!