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常識瓦解教室、カルト.トラスト

作者: シマリス

地球はどんな形をしているかな……


わかる人は手を上げて答えなさい。


生徒たちの中から、どっと笑いが沸き起こる。


我先にと、あちらこちらから林のように手が上がる。


じゃ、一番前に座っている、主席級長の

キャサリンに答えてもらおう。


『はい!先生。』


『地球は地軸を23.5度傾斜させて右回りに回転しているため、やや横長の球体です。』


ありがとう……キャサリン。


座ってくれたまえ。


今、彼女が答えたくれた通りだと、クラスのみんなも思うかね。


彼女と、ちがう意見の持ち主はいるかな………


…………………………



どうやら、みんなも同じ意見らしいね。


ではなぜ、地球が球体だと君たちは知っているのかな?


はい!先生。


ロバート


立つて、みんなに聞こえるように話してくれるかな。


『それは、テレビや本、新聞といったメディアで再三、情報を与えられています。』


なるほど……ロバート、ありがとう。


座ってくれたまえ。


みんなも、そう思うのかな………


確かに、ありとあらゆるメディアからくる情報では地球は丸いと報じられて、またそれが、真実だとされている。


しかし、君たちは自分の目で確かめたのかな……


実際、ロケットで宇宙空間に飛び出して外から地球を眺めたことがあるのかな……


そんなことは無理だと、あきらめ、他人が与えてくれた情報を信じ鵜呑みにしてそれが、真実だと思い込んではいないかな……


この世の中に流れている情報、常識が、すべて真実とはかぎ限らない。


例えをあげよう。


アポロ11号が月にいつたという話は捏造されたもので実際にはスタジオで撮影された。


日航ジャンボ機事故は某国家の戦闘機による撃墜。


9:11は巨大国家の自作自演のピエロ芝居てあり、ベトナム戦争の引き金となったトンキン湾事件もしかり、太平洋戦争の真珠湾攻撃もしかり。


病院は人を助ける言いながら自らの利権のため病人を作り出す。


政府は貧困層の救済と声高に叫びながら大企業優遇措置を慣行し町にはホームレスや失業者が溢れる。


その一方で増税し、ますます格差社会が広がる。


辞書からは自然治癒という項目は消され人体に備わっている奇跡の力は、ないかのようにされている。


一部の強欲な特権階級により無知な人々はマインドコントロールされフリーエネルギーの存在すら知らないまま世を去る。


この世界は全人類の1%にも満たないものたちにより支配されいる。


しかし、ネットワークの普及ににより、もはや彼らの力が及ばない領域が拡大しつつある。


今や、誰もが情報を発信し受けとることができる時代に変わった。


万里の堤も蟻の穴より崩れる。


目覚めよ!


幼子たちよ!


新たなカルトトラストとして全地に真実を広げよ!!


『先生!


よろしいでしょうか。』


キャサリン、何か話したいことがあったら立って言いなさい。



『カルト.トラスト先生の、おっしゃつてる事は真実なのか私は知りたいです。』



よい質問だね。キャサリン。



『君は住んでいる世界は真実かな?』


『そして、君は自分が人であると信じているのかな?』


『すべての常識は人が作り出したものなのだよ。』


『今や人工知能は全人類の73億倍もの情報処理能力を有する。』



『君は何を理解し知っているのかな………………』





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