65.Pday 360日目 2016年09月14日
かなり遅れましたが漸く投稿出来ますので、お楽しみ下さい。
AM10:10 福島県双葉郡浪江町請戸 大平山近辺 旭製薬福島工場
管理棟 CEO室
「田中君、何か[J]に関して動きがありましたか?」
「特に目立った動きは無いですが、王の方はかなり活発に動いて居るので公安間系は今まで中々足取りが掴めなかった、C共の残党やK橋の工作員の足取りが掴める様に成って喜んでいます。
後、東南アジア系のギャング組織も炙り出されていますし、C鮮系の残党も俄に動きが活発化して居ますので、公安関係者は嬉しい悲鳴を上げているようで、情報省も結省以来の初の大規模作戦で張り切っているようですわ」
「まあ魚影の濃い釣り場で実戦を経験すれば多くの戦訓を得られますから、結省間もない情報省あたりには実戦で新人を鍛える良い時ですので、張り切ってトライアンドエラーをして人員を鍛える良いチャンスですからね。
しかし流石在日が数十万居る半島系の民族は、あれ程人的被害を受けてもまだ懲りずに犯罪行為に勤しんで居るのは、ある意味流石だとしか言い様が無い壊れ振りですね。
懲りて大人しくすると言う学習能力が端から欠如して居るのと、万年被害者根性がDNAに組み込まれているせいか、必ず悪い事は人のせいにして自身は反省も自己省察もできないのが原因で、百年一日で進歩しないのが民族性だから仕様が無いのでしょうね」
「あの民族の特性ですから最後の一人になるまで気付か無いでしょうが、自分達が滅びる瀬戸際になってもC鮮人はC鮮人なのでしょうね。
東南アジア地区でもK橋は上手に隠れていますが、彼等半島人はこの期に及んでも被害者ビジネスから脱却出来ず、『日帝の謀略に因ってゾンビウィルスが作られたので、それを阻止しようとした我が民族は正義である!』と宣言して嘲笑と憎悪を買っています。
日本政府も今までの様にこの言掛りを無視するのでは無く、キッチリ反論をして彼等の理論の矛盾点と防疫観念の無さを指摘する、ホワイトプロパガンダを行って「アグリーK」「アグリーC」のレッテルを貼る事に余念がないですから。
この手の工作は新たに出来た情報省の広報部が積極的に動いて、ブラックプロパガンダの払底と対抗するホワイトプロパガンダ工作を行い、他国政府と連携してこの2民族の異常性を徹底的に民に発信して居るので安心です」
「アジア各国の与論調査の結果は出ていますか?」
「はい、軒並み各国9割以上の与論が日本を支持しており、ホワイトプロパガンダの浸透も順調に進んでいるようですが、バックにK橋がいるメディアは反日色が強いですが、政府が介入してその手のメディアは解体の方向に向かっています。
A国でもC鮮人やC那人排斥の機運が高まり、各州の為政者も州民の不平不満の目を反らす為に、積極的に彼等をスケープゴートにして住民のストレス低減を図って居るし、ヨーロッパや中東・アフリカ各国でも同じ様な様相を示しています」
「現在彼等は中世の頃のジプシーやY人以上に世界中から嫌われて居るし、大日本帝国と違い世界中に嫌われる行為をして来たから、擁護する者も無く容赦の無い差別や虐待・虐殺を受けて居るのでしょう。
原因はパンデミック前の自身の行った行為が全て返って来ているから、彼等を庇う者はこのパンデミック下の厳しい世界では、誰も居ないし彼等に向けられた憎悪は自身が招いた事の結果ですからね。
そういえばチベットやウィグル・モンゴル方面はどうなって居るか、情報は入っていますか?」
「各自治領は日本政府から支援を受けた現地人自治組織が、C那人を追い出して新たな政府を作り独立を果たしましたが、当分日本が経済協力をする必要があるでしょうが、ウィグル方面では積極的支援は行いません。
最大の問題は彼等の宗教観が最大のネックに成っているし、改宗をしない一神教徒は共産主義者と同じく危険な存在ですので、我が国政府も放置してC共と共に運命を享受して貰う方針に変わり有りませんので。
後、C国内の原発は4割方 ESAM 化処理が終わり、原潜や軍事施設の方も3割の処理が済み今後は処理の技術的ポイントが理解できたので、処理速度が上がって行くので来年の前半にはC国とC鮮半島の原発や、核関連施設の処理は終了するでしょう。
しかし問題は低濃度核汚染物質が何処に廃棄されたか、C国もC鮮もハッキリした場所が記録に残って居ないので、場所の特定が出来無いのが最大の懸念事項です」
「C鮮で1980年代に核兵器をA国の合意を得ずに作ろうとして、A国が主導して国際原子力委員会が査察に入ると知った当時の政府は、ある程度精製したウランをアスファルトに混入して首都の道路を舗装し、証拠を隠滅しようとしたと言う噂は事実かもしれませんね。
あの民族は核の真の怖さをまるで理解せずに通常の化学物質と同じ感覚で扱おうとして、あまりの杜撰な管理をして居たので流石のA国も決して彼等に、核兵器を持たせる愚を最近まで犯さなかったのですが、あれは英断だったとおもいます。
特亜の民族が核兵器を管理するのはどだい無理な事で、更に難易度の高い核発電など奴等が管理しきれるはずが無いのは、今回の原発の後始末でアジア各国の政府は身に染みて解ったでしょう。
日本もこのままESAMの開発が無ければ何れ核廃棄物の処理で、遠くない将来に核発電は破綻して居たのは目に見えて居たのですが、幸い我社の技術者がESAMを開発してくれたおかげで、核発電から脱却した文明を築くチャンスを得ました。
後は大エネルギーをラスター化雷鳴気プラズマリアクター(The plasma reactor that thunder is going a cluster:PRTGC)システムと小規模発電はESAM発電に切り替えて行けば、核廃棄物の悪夢から脱却出来るでしょう。
もしこのシステムが無ければ原子力発電に頼り、太陽系の探査をしなければならず常に効果的なシールドも無しに、太陽風が吹き荒れる宇宙空間に進出し被爆のリスクを抱えながらの開発に成ったでしょうね」
「その通りですね、でも今更産業革命以前の生活に逆戻りをしても、国や国民を飢えさせてしまうし一旦贅沢を知ったら、以前の不便な生活に逆戻り等誰も望まないでしょうけれど、原発反対を声高に叫んだ連中の頭はお花畑と言わざるを得ないですね。
今の生活を否定して原発反対を叫ぶなら、自身がエネルギーを使わない生活を実践していて、酷暑の最中エアコンも使わず極寒の冬には薪炭で暖を取って生活出来る事を実証してから、原発の無い世の中を目指す事を発言するべきです」
「石油も原油を輸入してから加工して、元の輸入量の数分の1の重油をボイラーで燃やして発電する分を賄うなら、果たして今までの輸入量で今日の様な安い電気が買えると思っているのでしょうかね。
もし原発と火力発電に水力発電で日本のエネルギーを賄っている現在、いきなり原発を停止した場合の産業的損失と、売電価格の高騰に国民は納得するかと言いたいですし、原発反対を叫ぶ団体の裏には日本の敵性国家の影が有りましたから。
子供の為に負の遺産を残すなと言いますが、敵対勢力は日本の国力を落とし日本に攻め込み易くする為に彼等に力を貸しており、彼等の本国は日本の近隣で杜撰な管理の元に、欠陥原発を平気で稼働させているのが現状です。
幾ら日本の原発を稼働停止にしても、日本の原発の数万倍の放射能を撒き散らす欠陥原発が日本のすぐ近傍にあり、季節風の風上にある現実をどう解決するのか、そちらの方が余程危機的状況なのですが・・・・。
今回のパンデミックが起きた御陰で日本の近隣国の、欠陥原発や国内の原発をESAMに転換出来た事は、パンデミック最大の功績だと思いますし、正に神助の類の発明で日本人が根幹の所で技術を蔑ろにせず、職人文化を継承して来た文化的側面が大きいでしょう。
しかし代替案の無い原発反対運動程無責任でいい加減な行為は無いし、日本より遥かにいい加減で杜撰な管理をして居る隣国の原発に反対せず、比較的管理の確りして居て、地震に強い日本の原発だけを批判するのに疑問を持たないのに気付か無い。
彼等原発反対派は基本的な思考や疑問を無視して、論点をずらされてミスリードする様に意識誘導を受けて居るのに気付か無いし、気付いても勇気を持っておかしい事をおかしいと言え無い様に仕向けられているのに気付かない、反日テロリストに利用されて居る愚か者なのでしょう」
「彼等の話を聞いて居ると初めの動機は世の為人の為なのでしょうが、鍋の中の茹でカエルでは無いですけど、プロの工作員は心理学を自国の工作機関で学んだ連中ですので、彼等素人を徐々に時間を掛けて騙していつの間にか手段を目的に変えられ、反政府活動の片棒を担がされて居る事に気付か無いのでしょう。
パンデミック前に有った安保法制の改善を述べた首相に反対した、一部学生を使った反日プロパガンダ集団が居ましたが、結局彼等は学生運動世代の老人と敵性外国人に騙されて利用されて居ただけのおバカさん集団でしたから。
あの老人達も罪作りな事をした物だと思いますわ、左翼活動を行った大学生は理由の如何を問わず将来の就職先を失うし、老人達はそれを知っていて自分の孫位の歳の若者の未来を奪う行動を焚付たのですから」
「あの活動に引き込んだ老人達は粗全員ゾンビに成ったし、生き残った者の未来も配偶者を亡くしたり子供や孫も亡くし、彼等を助ける人も居ずにこれからの厳しい時代を生きて行くのだから大変だと思いますよ。
しかしその結果は自身がした行動の付けが回って来ただけだし、若者の未来を奪って自身の欲を満足させようとした結果ですから、まさに因果応報・自業自得だと思いますね。
まあそれは置いておき、[J]の組織の動きは引き続き追っていき何か些細な兆候 でも有れば、随時報告をお願いします。
彼等を相手にするので少しの予兆を知ることが、今後の行動の鍵を握る事になるでしょうから、少しでも感に引っかかる事が有っても臆せず報告をする様に、担当各部署に徹底してお願いしていて下さい」
「解りました感に引っかかる些細な予兆を見逃さず必ず報告するよう、専従捜査に当たっている担当には徹底しておきます」
「頼みます」
Pday 364日目 2016年09月18日
AM09:10 福島県山中某所
俺は 劉 択民 [J]と呼ばれる華人の下で不正規活動の工作員をして居る。
日本名は流水 民夫と言う日本生まれの華人であり、曽祖父は台湾系C国人で 蒋 介石 の国民党軍に参戦していて、共産革命の煽りでC国から脱出して来た外相人らしいが、俺の祖父が貿易商を営んでいたので日本に渡り華人として定住し、日本の国籍を持って居るが台湾の国籍もある。
所謂日本の法では認められて居ない二重国籍者だが、俺達華人は国や政府と言うものを信じて居ないので、国籍と言うせっかく得た特権を自身の生存戦略のために有効に活用して居るに過ぎ無い。
結果寄宿先国の法を破っても自身の氏姓を裏切らなければ、国際的に存在する華人のネットワークを利用し、都合の悪くなった寄生先の国に居辛くなった場合、一方の国籍のある台湾に居を移し本来の姓名を名乗れば済むので都合が良いからだ。
最も台湾でもネイティブの高砂族系は親日家が多いが、蒋介石が率いた国民党の子孫である外省人は儒家が多いので、反日の傾向が強い事をお気楽な日本人はあまり知ろうとはしないので、こちらとしては元台湾人と言う肩書きは結構旨みが有った。
しかし現在C国発のパンデミックが起き、爆発感染の原因が本国のC共政府の失政が原因であり、日本政府もC国人やC鮮人には強硬に当たる様になり、俺達の活動も台湾人神話が崩れ実情が知れ渡ってしまい、俺の様に日本国の国籍と名前を持つ者意外は、事実上工作活動が不可能になったのだ。
日帝政府は事実上憲法を停止して非常事態下で、敵性外国人であるC国とC鮮の不法残留民を徹底的に排除する法を作り、国防の為にはスパイに対して他国と同じ姿勢で望んで来たのだ。
またスパイ防止法も非常事態下で緊急立法し、スパイの人権は停止されスパイに加担する国民も同列と扱う、腑抜けの日本政府が目覚めた様な果敢な行動を現政権の安部政権は取って来たのにはまいった。
現在では昔の様な台湾人神話が通用しなく成り、台湾人の人種構成も今は報道の主体であるネットに掲載されており、台湾人でも即座に通報されるスパイに取っては冬の季節になった感がある。
だから俺の様な二重国籍者が重宝されるのだが、旭製薬の福島工場は事の他警備が厳しくまるで他国の軍事基地の様であり、更に他所者を警戒する現地住民が居り、見慣れない者が現れると即座に通報されて武装自警団が現れるのだ。
この自警団は強力に武装して居り、A国の州兵の様な集団で少し前の消防団の延長の様な自警団とは訳が違い、ゾンビや暴徒を駆除して居るせいか怪しい者にも容赦無く火器で攻撃をして来るので危険である。
俺は今ゾンビと地元民を避けながら山の中の獣道を、ルートを開拓しながら進んで居るが不定期で上空をドローンが巡回して居るが、モーター音が殆どしないので新型なのだろうが、気付くとかなり接近して居るので厄介だ。
こちらは森の中を歩いて居るので発見が遅れるし、慌てて上空からの監視を避ける為に木陰に隠れ、対レーダー・対赤外線センサー用の生地で作られたスティルスポンチョで体を覆いやり過ごさなくてはならない。
しかしGPSの距離情報によれば後18km位で、目的の監視場所に想定して居る場所に辿り付けるのだが、直線距離で後8km程歩くと平野に出るので、そこから10kmを人目につかずどう突破するかが問題だが。
やはり夜間にスティルスポンチョで体を覆い、残りの10kmを踏破しなくてはならないだろうし、後の物資の補給も考え無ければならないが、一度ルートを開拓すれば他の工作員と歩荷で荷物を運ぶリスクを考え無ければならない。
やはり一度森林地帯で拠点に成る廃屋等を2~3箇所探し、そこを基地にして平野部分で工場の近場で拠点を探し、そこで情報を入手する為の最終拠点とアタックの為の基地に出来れば良いのだが、最悪森林部分から車両を入手して直接攻撃を考え無ければ成らない。
その為には上手く王の部下が襲撃するタイミングで、こちらも行動しなくては成らないので[J]に王の情報を取ってもらわないと、実質上襲撃は無駄に成ってしまい失敗する確率が高くなる。
こちらは甘利の命だけを狙えば良いのだから一見非常に楽に見えるが、実際は非常に難易度が高いミッションで、A国大統領をヒットする方が難易度は低いと見積もっている位だ。
これで付随したオーダーでも入れば実質上作戦は不可能とは言わないが、多大な損害を出す可能性が極めて大きいし、下手をすればこちらの手の者を生け捕りにされる最悪な可能性も考慮しないと成らない。
捕われた場合は無論自決用の毒は持って居るが、意識を刈られて捉えられた場合相手は名にし負う[ウィザードリィ]であり、どんな方法で尋問されるか解らないし、幾ら暗示で自死する様プログラムをしても相手が対策をしていれば意味は無い。
それほどの相手なので本来なら潜入工作は、10年位の時間をかけてこの地方へ浸透工作をして、住民に紛れて情報取得や監視を行う軍事基地への工作と同じ手を使うべきだが、パンデミックが全ての人的コネの前提を破壊したので、今回の様な強行工作作戦を立てねば成らなくなったのだ。
全くC共政府の無能のおかげでとんだ割を食うハメになり、損害の大きい強襲攻撃をしなければ成らなくなったのは、全く本意では無いがこちらもプロだから安易に出来無いとは言えないが・・・・。
今回のクライアントは「周大人」であり、出来無いとは言えない立場なのは良く解るが、ひょっとすると「周大人」は我々の組織の力を削ぐ事も計算に入れている可能性があるが、[J]も其の辺は承知で今回のオーダーを受けたのだろう。
しかし[J]と無線連絡やメールで情報の遣り取りが出来無いのが痛いが、下手に電波を出して敵の防諜部隊に察知されたら作戦所か、何もしないうちに捕らえられてしまうので非常事態下の作戦は大変だ。
一度ルートを開拓したら又戻って情報を再確認しなければならず、どうしても最新情報の入手に手間取る事に成るし、この工場は軍事施設以上の厳重さで防備を固めているので下手に海から、工作活動も出来無いと来るから厄介だ。
海を使えれば結構大掛かりな装備でも運搬の手間がかからず使えるので、襲撃も陸・海・空の多元的な作戦も取れるが、相手は港に軍関係の駆逐艦クラスの艦を擁して居り、下手な装備では簡単に敵艦の餌食に成るだけだ。
独自ルートから入った情報に因ると、この間有った対ロシア戦で日本海軍はロシア軍に対して、光学兵器を使った攻撃を行ったと言う情報もあるし、一説に因ると艦砲もレールガンを使ったのではと言う情報もある。
どちらにしても是等を開発したのは新興メーカーの旭工機と言う事は、親会社はこの旭製薬の系列会社だからこの会社は、一級の軍需施設と思って懸らないと惨めな惨敗を喫する可能性が高い。
これから先は更に気を引き締めて慎重に行動しないと、簡単に捕捉されると思って間違い無いので注意して行こう。
Pday 364日目 2016年09月18日
AM09:35 福島県双葉郡浪江町請戸 大平山近辺 旭製薬福島工場 警備部
「で、お客さんの様子はどうだい?」
要人警護部 第一警護隊隊長 の鬼山が電子監視班のオペレーター真山 伸二に聞いた。
「かなり慎重な奴の様です、ステルス系の服か軍用のスティルスポンチョあたりで体を覆いながら、慎重に工場に向かって接近していますね。
こちらのドローンが旧型のセンサーを搭載して居たら、接近を探知するのは難しかったでしょう」
「まあ、工機の好き者技術者がオーラ画像観測器なんて言う、とんでもセンサー機器を実用化したのが運の尽きだったな」
「その通りですね、私もこれを見た時は目を疑いましたが、生体が発するオーラを画像化する装置は知っていましたが、結構大掛かりな装置でしたがまさか小型ドローンに搭載出来る動画カメラを作るとは驚きです」
「・・・・何だ驚いたのはそこか? 俺はオーラを画像で出す事すら知らなかったくらいで、いきなりステルススーツを着ていてもオーラセンサーカメラを通せば、ステルススーツ所か壁の向こうでも写せる事に驚いたのだがね。
まあ、我社のバトルスーツは対策がされているから良い様なものだが、新製品の取り扱いには注意しないともし敵に奪われ使われたら、エライ損害を被る事に成から情報漏洩には最大限注意をしないとな」
「ええ本当にそうですがドローンが墜落した場合は、テルミットで核心部分は0.01秒で燃し尽くす様に成っていますし、オーラセンサーもこれで万能では無くたまに居ないはずの人物や、訳の解らない生物が映ったりするので困るんですよね」
「・・・・・・困るんですよねってな、・・・・ハア~、お前いい性格をして居るがその辺の事はあまり吹聴しない方がいいぞ?
この辺は霊山なんで一般人が関らない方がいい存在も居るから、その内代表に言って御札をもらってやるから、そいつらを見ても無視しておけよ魅入られたら不味い奴も居るからな」
「その辺は大丈夫ですよ、上司に相談したら代表謹製の御札を頂いたので大丈夫です。
ドローンにも御札を貼ってあるので変なチョッカイを掛けられないそうで安心しましたが、隊長は代表の関係者なのでお話しましたが、そうでない者には正気を疑われるので話していませんよ?」
「ああ、そうしとけ! 俺なんか代表の護衛をして居るから、色々人には言え無いモノにも関わるから其の辺は大丈夫だが、シロウトさんに言うと正気を疑われて信用を無くすからな。
need-to-know だよ、軍や諜報では当然の事だしこの会社は民間組織だが国の委託も多く扱っているから、秘守義務が発生するし必要以外の事を知らなければ情報も漏らせないし、敵に捕まっても話しようが無いからな。
知らなければ自身の身を守れる可能性が増えるし、下手に知って居ると場合に因っては非道い拷問にかけられる事もあるから、逆に助かる可能性も増えるからな」
「うへぇ! 拷問は嫌です、生爪を剥がされたり麻酔なしで歯にドリルで穴を開けらるのは御免ですね、まあ精々身分がバレない様にカバー通り総務の使いパシリと言う事にしときます。
しかし流石工作員は健脚ですね、もう農地まで6.5km地点に達しましたよ、8km地点から幾ら下りでも30分位で山道を1500mで、縦走するのですからきっと優秀な工作員なのでしょうね」
「俺でもその位のペースで道さえ有れば山岳路でも充分な時間で縦走出来るさ、この程度の体力が無ければ碌な工作員では無いしこんな所に工作で潜入して来ないだろうな。
そろそろ音響センサーの設置場所に差し掛かるので、独り言を拾えたら結構良い情報に成るし足音の音紋も取れるので、視覚センサーだけの監視より楽に相手の跡を追えるから後はコンピュータ任せでも楽に監視が出来るな」
「ええその辺は抜かりなく音紋は採取して後の潜入時にも役立てますが、最新の観測機器は性能が凄いですし、この工場にあるコンピュータは優秀なので解析力が凄いですからねぇ」
こいつにはこの工場を統括して居るコンピュータが、素粒子コンピュータだとは教えて無いので性能の良いスパコン位にしか思って無いようだが、センサーを通して相手の持って居るモバイルに侵入して、情報を抜く位簡単に出来る事を知ったらなんと思うかね。
行き過ぎた科学は魔法と変わら無いと偉い人が言っていたが、こうして見るとその言葉は真実で有り下手な奴がこの施設へ潜入しても、たちまち身元も何も簡単に判明するのだから凄すぎるな。
場合に依っては相手を眠らせておいて体内にチップを打ち込む、生体インプラントガンが開発されており、それを使えば無意識のダブルスパイを作り、情報を得る事すら簡単に出来るのを知ったら、果たしてお気楽に過ごす事が出来るのかが疑問だが。
まあ悪意が有ってこの工場に侵入する奴は、ここが人外の魔境だとは気付かずに来るのだろうが、スパイをする奴は己の人権を否定する覚悟で行うのだから、相応の報いを受ける覚悟で来るのだから容赦はしないがね。
Pday 364日目 2016年09月18日
AM10:25 福島県双葉郡浪江町近辺山裾
ようやく山裾の平野部分との境界に来たが、近傍に中継基地になる様な空き家を物色していたが、漸く廃屋を見つけて物色した結果思ったより程度が良い家だったので、ここを物資の集積基地の第一候補にする積りだ。
物色中に何件かの廃屋を見つけたが思ったより荒廃して居る家や、人家に近すぎて発見される可能性が高い物もあり、ここが一番セイフティハウスにするには条件が整っており、他の家は予備のセイフティハウスにする予定だ。
今日は日中にはここで英気を養い日が暮れてから、工場の監視がし易い最前線の拠点を探す予定だが、最悪人家の近くにある廃屋から作戦実行をする場合に出撃し、作戦終了後にここへ帰投して山中に逃れる手もあるので其の辺を踏まえて作戦を立てるのも手である。
相手は名にしおう[ウィザードリィ]なので、慎重の上に更に慎重に作戦を立てなければ簡単に破綻する可能性が高いし、馬鹿な蛮勇で作戦処ろか命さえも落とすのは素人の極みで、決してプロの行動では無いからな。
しかしここへ来る間に行った偵察ではこの管内では、ゾンビ等は一切おらず完全に駆除されているようだし、治安もいいようであるが流石に一人で出歩いて居る者は居なかったし、たまに道を通るのは二人以上の人間が乗った自動車だけだった。
自動車を使えると言う事は少なくとも燃料が過不足無くあると言う事だし、少なくともガソリンが配給制にしろ入手出来る環境だと言う事だ、自警団も移動の足として当然自動車を使っていると考えるべきだろう。
このご時世にガソリンかその代替燃料が入手出来ると言う事は、この工場がそれだけ日本に取って重要な施設と言う事だし、多分工場やこの管内の治安は[ライジングサン]の影響下にあり、それを国が認めている事でもある。
場合に寄ったら作戦が成功しても余程上手く立ち回らないと、この国の政府が完全に敵に廻る事になり、最近自衛隊から軍へと変貌した日本軍を相手にする可能性が大きい事になる。
今までの平和ボケした日本と違う、『普通の国日本』と戦う状態に成る覚悟をしないと作戦は覚束無いし、上手く行っても果たして逃げきれるかも疑問だから、最悪のケースも想定して最後は自分一人が助かる手立ても考えないと危ないかもしれない。
今の日本にはそれだけの不気味さがあり、従来の感覚で立ち回ると必ず生きては帰る事が出来無い予感がするし、この感を蔑ろにする奴は諜報任務に適さない者だし優秀な奴は大抵この感がある。
我々唐人が戦後営々と日本の力を削ぐ為に行って来た工作も、本国の権力亡者の為政者の為に脆くも崩れさり、日本人が本来持って居る戦闘民族としての牙を取り戻した為、今後この牙を抜くにはWW2敗戦並の強い動機が無ければ実現は出来無いと思う。
まして今の日本人は当時の日本人よりネットの所為で、より強力な情報力を得ており今後情報弱者にするのには、非常に難しい状況になるし本質的に頭も良く個々の判断力も発達しているので、日本人をまたパンデミック前の情弱にもどすのは無理だろう。
可能だとすれば何処かの強国に併呑されて愚民化政策を取られた時だが、中共政府建国後65年間に我が唐民族が、この国を奪う為行った戦略は戦後70年を契機に、日本人の意識がガラリと変わった所為で頓挫した。
さらにこのパンデミックが起きた所為でその意識変化に加速が付き、今では戦前より更に世界を知った列島民が殆どになり、より手強い民族に成った為に我々の行った工作が全て元の木阿弥に成る所か、より手強い存在に成って当分我々の手に負えない敵に成ってしまたのだ。
さらに我々民族自体の人口が激減してしまい本国の地をも失った結果、今後また我がC華の地を我々が奪回出来る可能性も低くなり、人口も現在一億を切った状態だし世界中で今回のパンデミックの原因を作った民族と言う認識が出来たので、かなり不利な状況に成って居るのがわかる。
本来なら暫くは活動を自粛して息を潜め臥薪嘗胆の時期に入ったのだから、大人しくして力をと人口を戻す時期なのだが、嘗ての栄光を忘れられない時期を読めない老害が、下手に動いて更に傷を深くして居る様に思えて成らないのだが・・・。
まあ下端の俺が幾ら考えても上層部の権力亡者は、その姿勢を変える事は民族の特性上まず有り得ないだろうし、行き着く先に行き着き権力を持った老害が淘汰されるまで、当分この手の時代錯誤な状態は続くだろうがね。
我が民族はどちらかと言えば策を弄する傾向が強く、同族以外の横の繋がりが薄く同族内ではより強く内紛が起きて、小異を捨てて大同につくと言う傾向は少ない性格だから、砂の民であり俺が日本で生まれたからか歴史も調べて、自身の民族の出自も自称する4千年の歴史も無い事は知って居るからな。
他民族である清国人王朝に因って他民族の奴婢を朝貢で手に入れ、それを唐人を浄化した後に村や町に入替えて混合・交配させて作られた、奴隷民の子孫が現在のC国国民の元であり、C国4千年の歴史と言うがそんな物はプロパガンダ用に作られた捏造だと歴史を学べば直ぐに判る事だ。
プロパガンダ歴史を鵜呑みにするのは無知な一般大衆だけであり、真面に歴史を調べればそんな嘘に騙される奴は愚か者の馬鹿だし、権力者に良い様に利用される根っからの奴隷民根性の持ち主だと気付か無い阿呆だ。
気の利いた同胞は其の辺の事は理解して居るので、100年位まえは奴隷民の祖先を持つ身としては信用出来るのは、同族より金と権力であり奴隷の出身民族であるのだから、俺は其の辺の考え方は当然だと思っているしな。
歴史も伝統も無い俺たちだからか、生まれながらにそれを持って居る日本人に憧れ、かつまた不公平感も持っているのがC国人で、何も知らない馬鹿の同胞が小日本人がC国人に対して憧憬と羨みを持って居ると言うが、それは自身の見方を日本人に投影して居るだけなのに気付いて居ない。
日本で生まれ育ったから解るが日本人は我々C国人に対して、憧れも憧憬もましてや羨望を持っては居らず、我々に対して持って居る感覚は精々が支那奴隷の末裔であり、清国から開放した日本に敵対した恩知らずの土人と言う所なのだ。
だから我々を大朝鮮人と揶揄して居て、憧れなど一部の情弱の中途半端な歴史愛好家以外の冷静な者達は持って居らず、精々百年に満たない歴史しか無い土人が、過去の偉大な民族の継承者を装っているとしか見ていないのが現代日本人の実情だ。
パンデミック前の日本人が持っていた対C国に対しての態度をみれば、14億の人口や軍事費に対しても冷静に分析して、C国など所詮人口が多いだけの烏合の衆であり日本が本気を出せば、直ぐに凌駕出来る弱敵扱いだったからな。
C国国内に住む連中には小日本人が何故C国人を敬わず、恐れも抱か無いかが理解出来無いだろうが、この国に住み教育を受けて居ると等身大のC国人が見えてしまい、自身が思っている様な存在では無くC国は、歴史も伝統も日本人には決して追いつけないのが事実なのだ。
戦後のWGIP洗脳が行き渡っていた頃なら日本に与する隙は有ったが、現在は99%洗脳は解けてしまっていて、嘗ての手法は一切通用しなく成ったにも拘らず百年一日で、過去の手法で日本に譲歩を得られると思っているのが現在の同胞の阿呆な所だ。
当分我々は日本の風下に付いて機会を伺う時期に来たのだろうが、其の辺の判断を間違えているのが現在の古い権力者であり、今回の作戦も成功しようが失敗しようが大きな流れを変える事は出来無いのでは無いかと思う。
そんなジレンマを感じながらも商売だから組織の上位者には逆らえないが、いざとなれば自身だけが助かる道を考えて置かないと、時代が読めない上位者の自爆に巻き込まれて、一緒に転落しかねないのが今では無いかと不安に成る。
Pday 364日目 2016年09月18日
PM22:45 福島県双葉郡浪江町近辺山裾 A拠点
漸く日が暮れてからの偵察を終えてA拠点に帰って来たが、工場を監視する為の適当な空き家や倉庫の類は、工場の廻りには見当たらず工場前の敷地は、会社の簡易飛行場になっており近くに潜む場所は無かった。
工場の敷地は小さな山一つを全て覆って建てられており、工場の近くの民家は空き家も無く全て工場の従業員の家族が住んでいるか、地元農家の住民で埋まって居りこの手の村独特のコミュニティが形成されて居る。
この様な場合時間を掛けて浸透工作をすれば、工場に反感を持つ地元住人を取り込み組織化した所に入り込めば、返って目立たないのだが短期で立ち寄る場合は地元の有力者に目を付けられ警戒される場合が殆どだ。
伝で友人に成ってしまい一度受け入れられれば、返って都会よりこの手の農村の方が馴染み安く仲間意識で保護をしてくれるが、見知らぬ内は大概この様な田舎の村は余所者に対しては容赦が無く危険な場所だ。
だから自身の気配を消して夜間に活動するのだが、情報量は格段に落ちるし土地勘も無いので移動も制限されるから、打付け本番の偵察はどうしても不備が出やすくなるし、それなりのリスクも多く成るので隠密行動のスキルが高く無いと大変だ。
俺の場合はそれなりにこの業界は長いから、ある程度の隠業の訓練をして居るので未だましだと思うし、日本なのでマムシやムカデ・スズメ蜂・真ダニ等に注意すればその他の動物は然程危険は無いのでいいのだが。
これが東南アジアの亜熱帯だと格段に毒虫や毒蛇に警戒しなければならないし、危険な寄生虫やデング熱やマラリア等の感染症にも注意が必要なので、日本でのフィールド活動は日本生まれのせいか安心出来る。
しかし予想通り工場の廻りの警戒は厳しく、少し観察しただけだが工場の廻りには深さ3mの空堀と10m位の塀が覆っており、まるで要塞の様に成って居るし各種センサーやカメラで、死角無しに監視も行って居るので下手な侵入は出来無い様に成って居る。
また工場前にある飛行場は約4000m級の滑走路が2本あり、軍の輸送機や軽戦闘機の離発着も可能だし、工場に隣接して居るので大型の格納庫には何が隠されて居るかも解らないので、注意が必要だし改造された戦闘ヘリ位は隠されて居る可能性もあるのが厄介だ。
襲撃を終えて作戦が成功しても失敗しても、空からの索敵が行われると言う事で、襲撃時に何か対策をしておかないと空から一方的に追われ、自滅の道を一直線になどとは考えたくも無いからな。
さて今後の作戦と襲撃の下準備をしないとならないが、今回の作戦は非常な困難が予想されるし成功率も、今までの経験に依って大体解るが数パーセントと一桁代だと予想出来るし、この勝率であの[ウィザードリィ]を仕留められるとは到底思えないのだが・・・・。
Pday 365日目 2016年09月19日
AM06:45 福島県双葉郡浪江町請戸 大平山近辺 旭製薬福島工場 警備部
「お客さんは帰ったようだな」
「ええ隊長、相手もこちらの警備体制を良く調べて長居は無用と思い、早々に引き上げたようですね。
不味いと思って早々に引き上げたのですから、かなり手馴れた工作員だと思いますが?」
「ああ、侮れないやつだろうな。 馬鹿は無理をしてでも成果を出そうとごり押しして、しなくてもいい失敗をする奴は相手が楽だが、自分で相手をするには無理と見極めをつけて、躊躇いも無く撤収出来るのは相当な手練だと思う」
鬼山は若い真山に己の所見を述べた。
「やはりそうですか、自身の実力を弁えて居る様子でしたので、かなり油断の成らない相手に思えましたが、やはりそうだったのですね」
「一流のプロ程必要の無い場合に無理はしないし、多分別な機会と方法を模索して再チャレンジして来ると思うが、まあ足音の音紋や声紋は採取してあるから侵入して来たら、各所にある偽装聴音センサーやオーラ動画カメラでオーラパターンを特定出来るからな。
次の来訪時に別の工作員を連れて偵察に来てくれれば、その仲間も一緒に音紋やオーラのライブラリーに加えられるから、こちらとしては又のお越しを切に望むのだけれどもな」
「全くその通りですね、しかし人間が海での艦船の様に音紋を取られ、その動向を把握されて居るのだからそれを知ったら、一般の住民はあまりいい気分には成らないでしょね?」
「ああ、その兼ね合いがあるからこの手の技術情報は迂闊には出せないし、出せても家屋内の警備では使える特定の条件下での、限定的な縛りがあるとミスリードする様な情報と抱き合わせで発表するしか無い。
じゃ無いと余計な憶測を呼んで絶対管理の人権侵害だと、大騒ぎするプロ市民も居るからこの技術の扱いは、慎重にしないと要らない誤解を受ける可能性があるしな」
「そうですね、人間絶えず監視されて居ると思うと精神的なストレスが溜まり、非常に嫌がりますから例えそれが治安の面で有効と判っていても、感情的に拒否するでしょうから・・・・・」
「そうだな、これも need-to-know の事例案件だからね。
治安関係とプライバシー問題は微妙な関係だから、扱いは慎重にしないと要らぬ誤解が生まれて住民との関係が悪化する場合もあるから、要らぬ情報は流さないのが良いしこちらも悪用しなければ問題も無いからな」
「そうですね、しかしこの工場から半径5km内に簡単な聴音センサーと振動センサーが、合わせて6万個設置してあるとは流石の工作員も気付かなかったでしょうね。
センサー自体も待針のピンホール位だし、その受信機も携帯のアンテナを介して情報を遣り取りして居るから、携帯やスマホの電波との見分けを付けるのは難しいでしょうから」
「俺が潜入工作に入ったとしても多分解らんし、捕らえられても何故自分が捕まったのか理解出来無いだろう、予めこう言う技術が有ると分かっていれば対策も取れるがな。
しかし今までの常識からするとこんなセンサーシステムを運用するには、大変な労力と人員が居るから費用対効果を考えると、理論的には可能だが費用的にはペイするシステムでは無いから除外するよ。
相手がベテランであればある程この手のトンデモ技術は、遠い将来は別だが自分の世代では実現するとは思って居ないし、そのへんが死角になるからベテラン程その可能性に気付か無いものだよ。
まさか人員がたった8人の部署で運用されて居るとは思わないだろうし、従来のシステムなら最低でもこの規模のシステムを動かすには、100名は下らない専門の人員が必要だからな」
「そうですね、本当なら中堅の小企業位の人員が必要でしたが、ここのコンピュータシステムなら、この人数で監視が可能なマシンの力とAIシステムがあるので、たった8名の科クラスの人員で充分に監視ができますので」
「ああ、代表の考えたシステムらしいが俺は専門じゃ無いので良く解らんが、かなり効率の良いシステムの様でリソースも全体の3割位の部分しか使わず、この監視業務を補助しつつ他の全体の支援もして居るそうだ」
実際はリソース全体の0.01%も使ってないが、普通のスパコンならこの4倍位のシステムを喰うので、おいそれとこんな監視システムは空想では有るが、実際問題としては費用対効果では完全な赤字になる。
精々国の最重要機密を扱う場所なら、限定的にこの手の監視システムを稼働出来るだろうけれど、一企業がおいそれと構築出来て運用する様なシステムでは無いのは間違いないからな。
そこへ持って来てオーラ画像カメラと言う、従来のステルス技術が通用しない『目』が有るのだから、現在の工作員位ではとても太刀打ち出来無い場所になり、正に人外魔境がこの福島工場であり例え上手く人を潜入させても、情報を取得する段階で全てばれるからな。
そう言えば、お客さんにお土産は無事渡せた様で無事に信号をキャッチ出来たようなので、今後奴の動向は携帯のアンテナの有る場所や専用の受信機があれば、体内に埋め込んだマイクロバイオチップで常に情報が取れるだろう。
奴も真逆知らない内に自身がダブルスパイに成ったとは気付か無いで、我々に[J]の情報を流してくれる存在に成ったとは思わないだろうし、感の良い奴でもバイオチップの存在には気付か無いだろうな・・・・・・。