63.Pday 306日目 2016年07月23日
今回は少し早めに仕上がりましたのでお楽しみ下さい。
AM03:15 青森県 上北郡東北町大浦舘野 小川原小学校校庭 飯塚大輔 兵曹
『こちら百目、β-3(ベータスリー)そちらへ取り零しが3。
およそ1分後に正面職員室出口より脱出するとみられる』
戦域統括CPオペ娘の百目ちゃんからの指示で、テロリストの取り零しが演台後ろの出入口から3人脱出する恐れ有りと連絡が有った。
バイザーのHUTには移動中の敵性マーカーが3つ、コチラへ近づいて来るのが映し出されている。
『了解β-3、敵の武装状態は把握出来るか?』
『敵の内訳は中年男性3名、武装は表面的には各自トカレフと思われる銃を所持。 幹部と思われるのでなるべく生かして確保願います』
『了解! まあ体に痣が出来るが、なるべく命に別状無い範囲で努力する』
『宜しく、後30秒程で会敵します。 以上百目』
『β-3、以上』
どうやら脱出組は敵勢力の幹部らしい集団だが、隠密性を重視して護衛を2人付けた連中の様だ。
こう言う場合は中央に護衛対象を守る様に布陣して居るので、まず前後の護衛から無力化するのが定石だが、生け捕りの場合はこの[バイパー]は優れ物で、特殊なゴムスタン弾を使用すると傷付けずに敵を確保出来る。
標的に着弾すると結構重い形状記憶ゴム弾が、皿状に変形して衝撃を目標の面に対して与え、まるで拳法の浸透勁の様な効果を与えて、無力化するので生け捕りが前提の警察の特殊部隊や、情報を取りたい特殊部隊には短期の制圧戦には持って来いの武器だ。
ただ、物が電動エアーガンなのでメンテナンスには特殊な機材が居るので、長期のゲリラ戦に移行する可能性がある場合は無理があるが、人質を取られての制圧戦には無類の強さを発揮出来るし、従来のボディアーマーではこの弾の浸透勁は防げ無いからな。
事実自分で経験して居るから解るがカテゴリー5の、チタン板入りのボディアーマーを付けた状態でこの弾を実際受けたが、チタン板が爆発したかと思う衝撃を受けて昏倒した程だ。
このスタン弾は一般の銃でも発射出来るのだが、こんな銃弾がテロリストや犯罪者の手に渡ったらとんでも無い事態に成るので、この新開発の弾丸は管理が厳しい第一級の秘匿兵器に指定されて居り、使った弾丸数の管理が結構厳しいのだが威力を考えると仕方が無いのだが。
「そろそろ奴等が出てくるぞ! 注意しろ。 俺は後ろの護衛をやるから大輔は前を頼む」
「了解、出来れば真ん中はお前が頼む」
「了解、しかし位置取りが悪い場合はお前が頼むよ」
「解った、無理なら声を掛けてくれ」
打ち合わせが終わったと同時に職員室の外ドアがゆっくり開き、明らかに様子を伺って居る感じでトカレフらしい銃で武装した男が、こっそり顔を出して辺りを伺って居るのが見て取れた。
僕達は気配を殺し彼等が全員姿を現すのを待った。
辺りを伺って居る奴はかなり慎重な性格なのか、囮のステンレス灰皿を投げてその音に反応する者は居ないかを確かめて、ゆっくり姿を現し漸く安心したのか後ろの二人も漸く出て来た。
こっちは[ナイトeye]で一部始終を見ていたので、灰皿の囮にも引っかからずじっと相手が出てくるのを待って居たのだが、こちらもアンブッシュ作戦で気配を消す方法は習得済みだから、大概の奴ではこっちに気付きもしないのだが、中には感が良い奴もいるので注意が必要だ。
幸い今回の相手はそれ程修羅場を潜って無い様なので、俺達のわずかな気配に気付かずにノコノコと姿を表したのが運の付きだ。
奴等がこっそり出て来て移動を開始する間際に俺は先頭の護衛の腹をめがけ、スタン弾をダブルタップで発射した。
チキチキ チキチキ チキチキ
加賀もほぼ同時に後ろの護衛にダブルタップを決めた後、真ん中の男にもダブルタップでスタン弾を発射し仕留めた。
『こちらβ-4、目標を仕留めた。 損傷は腹部の痣で済んだ模様。
以上』
加賀がCPのオペ娘、百目ちゃん(無論コードネーム)に連絡をした。
『コチラ百目、了解しました。 拘束のうえ確保して下さい』
俺達は気絶して居る捕虜を後ろ手と両足をタイラップベルトで拘束する為、真ん中に居た奴を仰向けにする為に足でひっくり返すと、奴の手から黒い塊が転がり落ちるのを僕は目にした・・・・・。
ゴロン・・・・チン!
「グレネード!」
おれは叫ぶと同時に手榴弾に足裏を向けてスライディングの要領で、少しでも離れる様に低く飛んで伏せながら両腕で耳を抱え込むようにして、口を大きく開けて爆発に備えた・・・・・。
ドン!
Pday 306日目 2016年07月23日
AM06:54 青森県 上北郡東北町大浦舘野 小川原小学校校庭 飯塚大輔 兵曹
結局今回の手入れで僕達の部隊は86名を検挙する事が出来た。
無論我が方は一応損害ゼロで有ったが僕達が遭遇した、手榴弾誤爆と言うアクシデントに見舞われたが当方に大した損害は無く、無事任務を終える事が出来た。
どうも後で映像を見た結果僕達が倒した幹部らしき奴が、手榴弾を持っておりコチラの銃撃での衝撃で昏倒する際、安全ピンが抜けて仕舞い僕が奴を拘束しようと引っくり返した時手榴弾が、手から転がり出て撃発して爆発したようだった。
僕達が身を伏せた側は奴等の体が堰体替わりになり、幸い俺達には被害は血と肉片を被った事と、暫く耳鳴りが酷かった以外は無かったが、余り気分のいい物ではなかったがね。
爆死した三人以外の敵は、最後の銃撃戦で激しく抵抗したのでスタングレネードを投げ込んだ時、喪神状態に成ったテロリストが窓から転落して死亡した奴が一名でたが、交戦の激しさからすれば被害が4名で済んだのは幸いだった。
まあテロリストからすれば別の感想が有るのだろうが、今のご時世他国で工作活動をして居る阿呆な連中には当然の報いだし、強制送還をする間の飯や収容施設の維持費も馬鹿に成らない負担なのだから、重症では無く死亡してくれたのは手間が省けて良かった。
最も収監されて反抗的な態度を取った場合は国際法規に則った、スパイや破壊活動者に対する刑が執行される事に成る、即ち即座に死刑なのだから日本は相変わらず甘いのだと思うが、まあ日本人らしいと言えばらしいのだがね。
彼等の罪状は事前に盗聴した結果の追認作業で決まって居り、他の工作員の名前や彼等との間系等を相手がスパイなので、専門家に因る厳しい取り調べを受けて洗い浚い情報を絞り出してから、自国に強制送還と言う名の極刑を喰らうのだ。
まさか自分達を生かして返すとは彼等も思って無い様で、最初は喜びと共に日本人の甘さを馬鹿にして居るが、自国の様子が判って来ると段々顔色が悪くなり、送還日が近づくと泣いて日本に居させてくれと懇願するそうだ。
収容所の看守をして居る部隊の友人に聞いたのだが、送還日が近づくと仲間内での間系が悪化して、お互い殺し合う奴等も出て来たり火病って発狂する奴も居り、収容所なのか精神病院なのか解らない状態に成るそうだ。
この頃に成ると心象を漸く良くしようとして有る事無い事を証言して、関心を引こうとする奴が続出して収拾が付かない状態になるので、最早誰も彼等の言う事は信じず放置される。
正に息をする様に嘘を着く民族性と言われて居るが、事実なんだと看守の友人が呆れた様に言って居るのが印象的だったな。
今後他の地域の開放戦がある時はこの手の奴等との戦いも想定されるので、以降の対応を政府の方でも検討して居るらしいが、結局貴重な物資をこの様なテロリストを生かす為に、無駄に費やすなら一人でも多くの国民の為に使うと言う意見が支配的に成って居るそうだ。
今回は初の奪回作戦で色々な不備や検討事項が起きて居るが、次回の作戦ではそれ等は是正され無駄は省かれ、如何に国民の生命と安全を優先するかに効率良く、物資と人的資源を集中する事が求められて居るのだから。
それに成人が一日に必要な水も浄水が最低でも5Lと、衛生を保つ為の清水が30Lは必要で、食料も成人男性で一日最低でも2500kカロリー必要であり、通常の食料であれば最低4kgは要る計算になる。
まあ4kgと言うが野菜の皮や芯も含めた計算だが、実際の輸送ではそれ等を取る事は無く野菜は皮や芯があり、魚は頭やアラ・骨が含まれるし肉も吊るし肉の場合、骨や筋も含まれるから大体そんな物だ。
食料と水だけで最低一人当り45kg必要だとすれば、街中に保存されて居る物資も時間と共に劣化してしまうし、普通の缶詰の賞味期限は約3年間しか無いが、既に始めの10ヶ月は過ぎてしまったので残るは2年2ヶ月と言う事だ。
まあ味に拘らなければ4~5年は食べられるだろうが、全ての品物が作りたてとは限らず平均賞味期限が2年位だと計算するのが正しいだろう。
幾らパンデミックで人口が減少しても、経年劣化で食べられない物が増えて来て、場合に因っては飢饉になる地域も有りうるのだ。
幸い現在はパンデミックの御陰で団塊の世代の殆どが犠牲に成り、一番の人口過多の世代が事実上消滅した御陰で、無駄な食料消費が減りギガフロートで製産される食料も増えて来る予定が有り、もう少し経てば自給は100%を越えるだろう。
更に真っ先に救助した東北出身者の中に過疎地であるが、農業従事者が多いのでギガフロートでの農業技術者がリクルート出来、食料増産の為の人的資源を確保出来るのが良い。
そして農業だけでは無い一次生産者である養殖漁民や酪農家も多く、食料増産の為の土地と技術者が確保出来る体制が整い、再来年年度にはギガフロート産の食料が避難民に行き渡る事も夢では無いし、それまで国内に都市備蓄されて居る食料が人口減の結果生き残った者達に行き渡るだろう。
無論開放が一番遅れる西日本には物資の補給は必要だし、其の辺のロジスティクスは亜生副総理が企業人として、感覚的に理解出来るので遺漏は無い体制で行政は動いて居るようだ。
何に付けても社会を支える技術者は日本の宝だし、この東北の地では現在ゾンビが跋扈して居る為農地が荒れて仕舞っているので、思う様な仕事が出来無い一次産業従事者も、安全で天候に左右されないギガフロート上の環境で新たな農業が出来るので、募集の広報員は感触が良いと言って居る。
まあ表層を使えば従来のお天道様の下での農作業も出来るが、表層はどちらかと言うと牧畜間系のエリアに成り、放牧や牧草地になる予定らしいが家庭菜園で特殊な作物を作る事も出来るから、表層使用も結構人気が有りハーブや珍しい種類の作物の製産も計画されて居る。
地階は大量製産の米や小麦・蕎麦・芋などの穀物や、葉野菜や根菜類を育成するエリアになり大豆等の豆類も育成される、人口照明による大規模栽培エリアになり国民の主食を賄う農業に開放される。
更にやはり日照が無いと育てにくい作物や、果樹の果物も表層だとかなり楽に育てられるそうだし、周りと言うか下も海なので日照を嫌う種類の魚の養殖も行われるらしいし、甲殻類や貝類の養殖も行うそうである。
そう考えるとギガフロートとはある種スペースコロニーの様な、海以外は一種の閉鎖系の環境だし輸入する物の検疫さえ確りすれば、口蹄疫の様な感染症はかなりの格率で防げるのではないのだろうか。
最も鳥を媒介としたインフルエンザ等は渡り鳥が居る所為で、防げはしないだろうがね。
こんな訳で国内の食料自給率は来年度より、改善されて新たな一次産業従事者が、ロボットを助手に使って人が少なくても経営出来る環境下で、正に一次産業の産業革命とも言うべき形態に発展しようとして居る。
この様な日本の強みであるハイテク産業と、本来ローテクの一次産業がコラボレーションをする事に因って、新たな業種の産業が起り民の暮らしを縁の下で支える機構はドンドン発展して行って欲しい。
農業の形態も欧米の様な大規模産業では無く、精々中小企業規模の法人に資財を投じてある程度の競争原理を用いた、中規模産業とも言うべき形に持っていき従来の失敗した農業政策である、小規模農家では無く村の“結”の形態を利用した中小法人に力を注ぐ方針だそうだ。
欧米の行った食料政策は大規模農業に因る、大規模開発に依り爆発的な食料増産を成し遂げたが、その結果が大規模環境破壊に因る地球温暖化や、旱魃をもたらす結果に成ったのは明らかで、日本は同じ轍を踏む必要はなく結果たどり着いたのが“結”を中心とした中小農業法人だ。
“結”というのはある種の農業共同体であり、米作などでは作付けや田植え・収穫等は村の共同事業として行って居り、相互互助の精神で運営された一種の共同体が“結”であり、後に全国規模の農協と言う名の政治団体化を遂げてしまったのだ。
その反省から共同組合では無く村や農家の有志で株式会社を起こし、新たな事業を起こし農業会社として日本に貢献しつつ、世界の農産企業とも太刀打ち出来る開発力を伸ばすのが目的で、補助金に因る紐付きでは無く自身の才覚で世界に打って出る気概を盛り立てるのが目的なのだそうだ。
しかし一企業となると経営者の優劣で経営が上手く行かない場合も想定されるので、経営に失敗した場合の受け皿も作りつつ新たな試みを行う、チャレンジ精神を応援する体制を整える必要もあるのだろう。
まさか経営が失敗したのでその地の農村が壊滅的打撃を受けて、疲弊しては本末転倒になり国土を荒廃させてしまっては、手術は成功したが患者は死んでしまったと言う医療ギャグを地で逝く事になっては事だから、従来の農業政策を兼用しつつ運用される事になるそうだ。
更に中小企業の形態をモデルに起業を促進するのは、大規模経営の業態だと経営に失敗した場合に、広い農地に耕作者が居ない為に放棄され荒廃しない配慮の為に、リスクを分散すると言う意味合いも大きい。
しかし産業ロボットでは無い人型凡庸ロボットがこんなに早く実現するとは思わかなかったが、実際は本当の人手不足には成って居なかった為に一般に販売はされていなかったが、既に何時でも実社会に投入出来る状態だったのだが、今回のパンデミックで本当の人手不足に成った為に世に出たそうだ。
パンデミック以前に下手に世間に出した場合、発展途上国との間に軋轢が生まれ良くある三文SF小説の様に、単純労働者が猛烈な反対運動が起きて下手をすると移民排斥から来る、世界的騒乱と同じ結果に発展する恐れが有ったと予想していたかららしい。
日本ではロボットは昔から人間のサポートをしてくれる存在として、友人や仲間との意識が強く文化的にも付喪神の様に、物にも歳を経ると魂が宿ると考える文化的背景があったのでロボットが、社会に受け入れられる間が有ったのだろう。
だが日本以外の他国にそんなフレキシブルな思想や文化は無く、人間以外は全て敵とする民族的背景がある文化が殆どで、産業ロボット以外の人型ロボットにアレルギーを持つ民族が支配的だったので、今までこれらの凡庸ロボットを世に出すのは躊躇われていたそうだ。
しかしアジア各国は日本のアニメ文化の洗礼を受け、若い世代はロボットに対してのアレルギーより友人として、庇護者としてのロボット文化の醸成が出来て来た下地が30年近く有った。
以上の理由とパンデミックに依り年寄り世代が淘汰された為に現在は、ロボットのある生活にアレルギーを持つ世代は少なくなったのも、日本がロボットを世にだした一因にあるのだろう。
何より各国は今まで多かった人口が適正量以下に成った為、深刻な人手不足に陥って居り優秀な労働力の確保が急務に成ったのが大きい。
まあ今後は兵隊もロボット兵が多く採用されるだろうし、危険でキツい任務はロボット兵に任せて人間は、ロボットが出来無い創意工夫をしないと成らない部所に配置されて、地雷除去や機雷除去・不発弾の回収などの危険な任務は彼等が行ってくれるだろう。
僕としては夜間の歩哨は彼らに任せて対人の検問等は、我々が行う分業が進むのではないかと思って居るし、戦場での輜重隊の弾薬を運ぶ危険な任務は彼等が変わってくれると有り難い。
しかし交戦開始の判断やテロリスト等の検挙での政治的判断は、人間が決断する必要がありロボットは飽く迄も補助でないと、核兵器のスイッチが人間に任されているのと同様に最後の決断は人がすべきだと思うからね。
しかしこう言う小説なんかを読んで見ると今僕がやっている様な、散文的な行為では無くもっとこうゾンビと戦って、生き延びる為の命の遣り取り等をして居るはずなのだが、現実はゾンビ対国家の図式に成って居る。
無論動きのトロイ生きた死体相手に現役の兵隊が、数で押されていても現代大量破壊兵器に対してモブのゾンビが幾ら湧いても、実際は結構簡単に処理出来る物だし早い話足さえ止めてしまえば、ゾンビ等は動く標的にしか為りえない。
走るゾンビや装甲を持ったゾンビも出現して居るが、装甲と言っても5.56mmNATO弾は防げ無い単に打撃に強いだけだし、下手をすると9mmパラベラムすらアヤシイ物だ。
走るゾンビも只早く長い距離を走り原付位の速度で向かって来るが、基本はゾンビであり新たな戦術や手法で襲って来る訳でもなく、簡単な阻害用の罠や武器が有れば簡単に足止め出来るからだ。
ゾンビウィルスが空気感染でもする様に成れば、非常に危険な状態になるが基本的に補給が確りして居る軍なら、一般人と違いゾンビを恐る必要は新型バトルドレスが出来てからは殆どないのが実情だ。
ましてワクチンが出来て補給が確り行われている軍なら、政府のトップが機能して補給体制さえ確り確保出来ていれば、基本ゾンビ等数が多い少し力の強い的に過ぎず足止めさえ行えば、さして仕留めるには難しい相手では無いからね。
他国が制圧されたのは多分反撃体制が出来る前に、社会のインフラが崩壊してしまい効果的な反撃体制を構築する事が出来なかった、無能な政府と緊急事態に国民がお互いを食い合う、民意が低い国が真っ先に餌食に成ったのだろう。
ヨーロッパは移民が大量に流入して居た所にパンデミックが起り、ゾンビと移民相手に国軍が戦った為に相対的に国力が弱まり、結局グローバリズムを信望した結果が国力を落とし国内に獅子身中の虫を自ら、寄生させた結果が非常事態に国が纏まらない結果を作ったのだ。
人が何故国境を作り他の考え方や習俗の違う者達と、お互い距離を置いて暮らし出したのかを真面目に考察せずに、只自身の理想だけを考え“人の有様”を考え無い書生論で判断した結果が今回のヨーロッパの悲劇を誘発したのだろう。
A国も同じく国内の左翼勢力の力を削げずにヒスパニック系の、不法残留者やアジアの在Aに因る犯罪者の武装蜂起に依り、国内がズタズタにされて自壊してしまったのが良い例だと思う。
やはり価値観の違い過ぎる者同士が寄り集まっても、新たな物や文化を築く前にその社会が崩壊する方が先で、古来外部からの侵略より内部に消化仕切れない異物を取り込んだ文明や文化は、崩壊する方が多いのは歴史が証明して居るのをこの理想主義者は学ぼうとしない。
パンデミックが発生しなくても何れEUは崩壊しただろうし、その引き金は多分GBが引いただろうと思う。
大体あの国は他のヨーロッパ各国と違い大陸とは一線を駕する国であり、かの国がEUに参加したこと事態に違和感が有ったのだ。
案の定ヨーロッパではGBが唯一島国の地の利を生かし、早い段階でユーロトンネルを閉鎖して国内の防疫を徹底して行い、ヨーロッパで唯一国を護持して居るのは彼の国だけだからな。
他のグローバリズムを堅持して居たD国は早い段階で政府だけが、アルプスにある軍事施設に避難をしたが、実質上国内は無政府状態で統治すべき国民はどうなったやらの状態だし、無論生産設備も壊滅状態で対ゾンビ戦に使う弾薬もストックを使い果たせば後が無い状態だ。
これはA国や南アメリカ各国も同じ状態であり、O島もC国と密接に商売をして居た為に防疫に失敗し、国内はゾンビが跳梁して居り武器弾薬の生産設備も、軒並み稼働不能の状態だそうである。
海を隔てたNR島も産業が活発では無く牧畜をメインにしていた為、又C国人が出入していたせいで早い段階で、パンデミック禍に襲われて音信不通状態が続いているそうである。
中東やアフリカはC国と密接な繋がりを持って居た事と、宗教的に問題が有った為に多分壊滅的な打撃をあの地方は受けたと思われるが、何分情報が入り辛い地域なので衛星の情報や、ラジオの情報からあちこちで内戦が勃発して居り、そこにゾンビが加わりカオス化が進行して居るようだ。
そして野生動物にゾンビは襲いかからず、動物もゾンビは襲わない為にアフリカ諸国では、都市部にゾンビが発生した為に郊外に避難しても、そこへ肉食獣が人へ襲いかかり人的な被害も増えて居るそうだ。
また砂漠へ避難してもゾンビは水分を補給せずにかなりの期間行動出来、砂漠へ逃げ込んだ避難民のキャンプがゾンビに襲われる事例が多く、人は船等で無人島へ避難しない限り安全が保てないそうだ。
しかし国が崩壊して居る為に電気等のインフラが途絶する街が多く、炎天下で電気の止まった街で過ごす事は、自殺行為な為にアフリカ諸国や中東各国は、国自体がC国の様に全滅した場所もあるそうだ。
その点アジアは特亜以外は比較的他国や、他の地域より被害は少ない為と日本からの支援のため、持ちこたえて居る国も多く有るが宗教的理由と、I教国は日本より信C国派なので、日本は本格的な支援を行って居ないために詳しい情報は入って来ない。
日本自体も余りI教国家とは積極的に交流を持つ気は無い様で、敢えて親切の押し売りをしてまで彼の教国群とは、付き合う気は現政権には無いしそこまでの支援を行う物資も無いのが実情だから仕様が無いだろう。
あと新たに建国された東シベリア共和国はアジア各国から承認されて、新たな域内国家としてデビューして当面日本相手に、国内で産出される天然ガスや石油・森林資源・鉱山の開発などを日シ両国の、共同事業として行い日本政府もその対価を将来太平洋上に作る、ギガフロートの貸与で賄う予定だ。
この結果東シベリア共和国も自国で穀物や野菜を、安定的に生産出来る事に成り寒冷地の不利を克服出来ると、積極的に日本との間系を深める姿勢を示して居るし、日本もシベリアに眠る豊富な資源を入手出来るのは国益に叶うので積極的に支援を行って居る。
あと将来領土問題が起きない様に日本は領土を北方4島と、樺太島全体として領有する取り決めを東シベリア共和国と行い、各島に住む住民は本人の希望により日本に帰属するか、東シベリアに帰属するかを向こう10年内に決める事に同意した。
最も住民の8割以上が日本に帰属する事が現在望まれて居るが、焦らずゆっくりと意思を決める為に10年の猶予期間が定められたし、嘗ての半島人の在日のトラウマも日本にはあるから、敢えて慎重に事を運んで行くそうだ。
Pday 325日目 2016年08月11日
AM08:54 福島県双葉郡浪江町請戸 大平山近辺 旭製薬福島工場
管理棟 CEO室
東北奪回作戦から一月以上がたったが作戦は順調に行われて居るし、想定外の事態は現在起こって無いから安心していられる。
最もゾンビへの対策も遺漏は無く行い装備も刷新して臨んだ作戦であり、現在陸軍の将兵は戦闘中の負傷で数人が入院して居る位で、作戦中の戦死者は出ていないし負傷者も避難民を庇って、ゾンビに噛まれた兵数名が出たが感染の症状は見られないそうだ。
ワクチンが効いて居る証拠だが蹈鞴博士に因ると、もう少し噛まれる人間が多いとより症例が増えて研究の進展に繋がるそうだが、まさかその為だけに噛まれてくれとは言え無いし、奴らに噛まれた兵の中には腕を露出して居た為、結構洒落に成らない傷を負った者もいるそうだ。
そうした経験のせいか軍の方もこの所ケアレスミス以外での、負傷者は出ていないそうだし残るは事故を未然に防ぐ事だが、こればかりは人間の特性として「言うは易し行うは難し」であり実現は実行不可能だろう。
確率を減らす努力は出来るが現実には偶然の積み重ねに因る、不可抗力の事故を無くす事が可能ならとっくに実現出来て居るはずだが日本人は、その辺変に拘って実際にゼロに近づけているが、その為に確実に現場ではストレスが溜まっていると思う。
だから俺は部下に失敗しそうなら休めと言い、無理をして失敗されるより交代制で休みを取って、リフレッシュしてから仕事に臨む方向性で指導しているのだが、無理をする事が美徳と思って居る精神論者も結構居るからその辺の徹底が大変だ。
大切なのは集中と弛緩であり人間が集中して居られる時間は限られて居るので、まずそれを認めて指揮官は中程より少し後ろの人員のレベルに合わせて、計画を立てる様指導して居るし過労死や欝を発症して自殺等有ってはならないと思う。
「田中君、国内の残留在日の数はまだかなりの数が居る見たいだが、概算でどの位の数工作員とその予備人員が存在するか解るかな?」
「はい、パンデミック前に概算をした結果しか無いですが、その時出た結果は[おもいかね]の集計では、今回の日本政府が行った強制送還措置により、約7割の在日と帰化スパイは検挙され送還されました。
しかし戦後からパンデミック前までの背乗りに因る、戸籍奪取事例の詳しい集計が民主党政権時代に、大分破棄された間系で大まかな数字しか出ませんが、概ね約7万人前後だと言う予想値が出ています」
「・・・・・破壊工作員候補が7万人か・・・・・・。
多いか少ないかは彼の民族の特性から言うと、かなりの割合でこれらの人間が工作員になる可能性が高いですね。
公安と相談してDNA検査キットの簡易版を寄付して置いてくれ、取り敢えず500個も有ればワクチン接種の時に、DNA検査で半島系と大陸系のハーフの検出も9割方出来ますからね」
「何か気になる事でも有ったのですか?」
「[提督]から連絡が有りましてね、インドネシアに居る例の『周大人』の組織が日本に対して何か事を起こそうとして居るらしいと、情報が入ったのだがまだ詳しい内容は掴んで無いが、相手が『周大人』だから気にはますね・・・」
「『周大人』と言うとK橋の大物で伝説的な人物ですよね。
一説によると大東亜戦にも参戦したと言う人物なので、現在100才近くの老人でしょうしそんな老人が本当に、現役で対日戦の指揮を取れるのでしょうか?」
「その辺は解らないが『周大人』が個人なのか、工作機間のコードネームなのかは解らないが実際に有る組織だし、東南アジアのK橋の大物達を動かす力を持って居るのは事実ですからね。
[提督]も決して油断しない相手なのは確かだし、あの組織が動き出したと言う事は冗談では済まされない事態です」
「だから国内の特亜組織の動向を気にしていらっしゃったんですね?
この情報は公安や軍の諜報部には連絡が行って居るのでしょうか」
「今日辺り[提督]から直接トップに連絡が行って居っていますよ。
それで今朝から秘匿メールで我社が何か情報を掴んで居ないかの問い合わせが来ましてね、特段新しい情報は入って居ないと返信しておきましたが、怪しい動きや気になる事が有れば詰まらない事でも情報を上げて欲しいのですよ」
「解りました、何時もよりアンテナの感度を上げておきますわ。
しかしK橋の諜報機間と言うと「紅幇」か「青幇」系の組織でしょうか?」
「ああ、その系統の組織だが確か「青幇」系の組織で古くは黄河の河川輸送の組織が源で、共産革命を嫌い東南アジアに拠点を移したようだが、嘗ての互助組合的な組織では無く、ドラゴンマフィアと言われるC華マフィアに成り下がった連中ですがね。
しかしあの連中は地縁血縁で結ばれた同族結社なので、C国人と付き合う上ではどうしても係わる事になる組織ですが、基本同族以外は騙そうが利用しようが構わないと言う思想の持ち主がK橋ですね」
「結構面倒そうな組織ですし流石C国人ですね、大C鮮人と呼ばれるだけあって平気で他国人を利用しようとして来る辺り、よく似たメンタリティーの民族ですわね」
「まあ似るのも仕様が無いと思いますよ? C国人も嘗て日本人が師事した漢族は遥か昔に滅び去って異民族の血に呑まれて民族として消滅しましたから、今いるC国人は漢人の末裔では無い異民族に因って交配された奴隷民の末裔ですからね。
それが証拠に彼等は新たな文物も発明も出来無い、ある意味劣等種族だから自称して居るC国5千年の歴史など無い、事実は独立してまだ100年も経ってない非常に若い民族です。
彼等が自称して居る様にC華文明の後継者なら、なぜ伝統文化を滅ぼす愚挙の文化大革命を行ったのかが解らないですし、あの様な行為を出来るのは自身の文明では無く、虚構の歴史の上に築かれた文化文明の事と判って居るので、結局自分達が作った文化でも伝統でも無いのですから」
「そうですね、文字も伝統的な漢字を使わず変な変更を行った為に、古文書の文献も読めない者が増えて居るそうですが、まるでC鮮人が漢字を捨てた行為と同じく自国の古文書を読めなくする愚民化政策をしていますから」
「彼の民族を必要以上に恐れる必要は無いですが弱兵の国は、諜報や謀略が得意ですから民に打ち込まれる楔である、「草」に一番注意を払う必要があるのですよ。
彼等は合法非合法を問わず将来の敵性国家になる可能性のある国に根を下し、そこで三世代以上の時間を掛けてその国の国民に成済まし、高い地位を手に入れて何れ本国の指令が有ると、その国家を内部から腐らせる毒を撒き散らす工作を仕出す者達です。
まあ我社には私が居る内はその様な「草」の侵入を、幹部まで食い込ませる積もりは無いですから、田中君は安心していて良いですが政府や省庁の幾つかにはまだ、「草」が入り込んで工作をする機会を伺って居ますので」
「ひょっとすると代表は彼等を泳がせて、組織を一網打尽にする積もりでしょうか?」
「そんな所ですね。
敵は野に住む野獣ですが野に居る内は相手は色々な罠や、誤魔化すトラップを仕掛けて警察や諜報機間を手玉に取る余地が幾らでもありますから捉えるだけで大変な労力を使いますが、こちらを攻める場合は必ず姿を現しますから捕らえるのも、抹殺するのも非常に楽ですからね」
「ではこちらから罠を張り相手が掛かるのを待ち受けるわけですか。
確かに今なら工作員を炙り出すのは平時と違い相手が動いた時に、非常に目立つので捕捉するのは楽ですし相手はこちらが待ち受けて居るとは思わないですし、パンデミック中なので監視の目が行き届かないと思って居るでしょうから」
「人と言うものは自分の都合の良い様に解釈しますから、多分貴女の言う通り破壊工作をする時には今がチャンスと思って、ノコノコこの工場に侵入してワクチンの現物と、製造方法に研究者を拉致する行動にでますよ」
「だからワクチンの存在とその製造工場をリークしたのですね?」
「パラナオ島は難攻不落の要塞島ですからあちらの華橋も何度か工作を試みて、悉く阻止されたのでスパイに甘い日本での工作活動に、切り替えたのでしょうが今の日本は嘗てのスパイ天国から、スパイの墓場に変貌を遂げてしまったのに気付か無いでしょう。
更に私が居るこの工場を狙って事が成ると思って居るのは、私の事を少し甘く見て居るのでしょうが少しでもヨーロッパや中東での、私の動きをみていれば迂闊にこの福島にノコノコ現れ無いでしょがね」
「[ウィザードリィ]、ですか?」
「・・・・・・あまりその名は言って欲しくないですがね!・・・・・」
「そう機嫌を悪くなさる事は無いでしょうに、代表の能力を知って居る者からすると一番しっくり来る二つ名ですが、其の辺を判って居ないのが日本のK橋連中なのですから、正に灯台元暗しで代表の事を政商だと思って居るのが日本のK橋連中なのでしょうね」
「国内ではあまり派手な事をしていなかったから、私の動きと言うよりも[ライジングサン]の行動と思って居るK橋連中が多いのは確かだし、わざとそう勘違いをする様に誘導して居たのも確かですしね」
「その為にあのK橋系の技術者を雇ったのですね。
まあ奴には24時間[おもいかね]に因る監視が付いて居ますが、本人は人の気配は感じ取れるようですが、電脳AIの気配は流石に気付いて居ないようですし、まさか秘匿メールや手書きの手紙も手を触れずに書類の間から解読されて居るとは思ってもいないみたいですね」
「現実に合わせて修正はして居るでしょうが、自身がスパイ養成学校や親に教わった事が逆に仇に成って、最新技術が何処まで進んでいるか一人で活動する「草」は其の辺が弱くなりますから。
一度思い込んだ常識を簡単に修正するのは人間に取って、非常に厄介な問題ですしそれが為新たな技術が生まれると、その影響で社会がどの様に変わるかが感覚的に理解出来無いので、ゼネレーションギャップが起きるのです。
良い例が日本のマスコミが石玉は有るがネットと言う新たな世界が出来た時、どうせたいした事はない我々は情報を握って居る強者なのだと、ネットを甘く見一般人をバカにした結果が現在の、マスコミの凋落を招いた最大の原因ですがね。
彼等は情報を整理し分析して裏を読むのは自分達の専売特許と、どう言う訳かミスリードしてしまいネットの情報と、それを分析出来る人員は自分達が独占して居るし都合の悪い情報は自身で操作して、無かった事に出来ると思った裸の王様になりました。
しかし現実は企業で分析の仕事をして居る者や、感の鋭く本質を見抜く者が一般人には多く居り、彼等はそう言う分析作業をなんの見返りも求めない趣味として行って居るので、彼等を取り込む事は事実上不可能だし彼等自身の独自の情報ネットワークをもっているから騙されないですがね。
要は趣味人のサークルなのですが事が趣味なので、彼等は自身の情報には絶対の自信を持っていますし、利益誘導をしようにも数が多すぎて彼等の口を塞ぐ事は出来無いし、下手な干渉をすると場合に因ってはハッカー集団に伝が有る者も居るのでハッキングや、クラッキングをされてしまいますからね」
「本当に彼等を怒らすと集団炎上を誘発して中にはウィザードリィクラスの、ハッカーも居るから下手な手は自分のクビを締める結果になるから怖いし、トップが居ない集団だから誰かを脅せば、別の者が行き成り側面斜め上から攻撃をしかけますから怖いですね」
「彼等を攻撃するのは企業や特定集団に取って非常にリスクが高いし、制圧出来るのはほんの一部の者達だけで、バックにはユビキタスな集団が控えて居るので国家と言えど彼等には敵う事は出来ずに、情報誘導での巻き返しを図っていますがね。
しかし相手が情報の海に住む所謂時代の波を感じる集団と言う、ある種不定形な者達を相手にする事になるし、そう言う集団を今までは情報統制と捏造・歪曲情報の頒布で統制して居たが、相手がネットと言う基本インフラに根を張った集団だから手の出し様が無いのが実情です。
それを怖がってネットを遮断すれば情報弱者に成り国が衰退するか、三流国へまっしぐらの奈落へ落ちるし自国が情報統制をしても他国を経由して、情報を入手出来るから完全に愚民化出来無い状態です。
まあ日本の隣のバカな国の様に民意が低い国民ばかりなら、反日を燃料に国民の鼻面を取ってある程度は誘導出来ますが、余にも国民が愚劣で物の判断を出来無いと言う事は、反日をして居ると不味い場合でも途中で止める事が不可能になり、結局国自体が経済的や安全保障面で破綻し亡国に成ったのが良い例です。
反○○国と言うプロパガンダ戦略は一度それに手を染めたら、相手国との友好は少なくとも数百年は不可能に成る、外交上最大の悪手であり真面な為政者なら決して手を出さない鬼札に成るのですけどもね」
「そうですね、あの国が滅びた原因が結局反日教育と民意の低さが原因ですから、反○○国教育と言う事をすると正常な判断が不可能になるし、それをした日本が対A戦で戦いを止める事が出来なかった一因でもありますから」
「当時の白人植民地の経営を見れば当時の日本人が白人を鬼畜と表現したのは、強ち戦う為のプロパガンダだけでは無く東アジアの歴史や、当時の現地の状況を実際に進駐して知った将兵は恐怖したと思うし、こんな連中が日本に攻めて来たら自身の姉妹や女房・娘は性奴隷にされて、蹂躙されると思ったのは無理も無いですしね。
特に日本が江戸時代から交流が有ったオランダは、植民地だったインドネシアで行って居た植民地経営の非道さは筆舌に尽くし難いものがあり、自分達はこんな外道と江戸時代から交流していたのかと愕然としたそうです。
そんな関係で白馬事件と言うオランダ人女性を強制して、娼婦にした事件が起きたのですが、インドネシアに進駐した帝国陸軍将兵にとり、この行為はインドネシア人に対してオランダ人が数百年間行った蛮行に対する、数億分の1の贖罪行為にしかならないと思ったのは無理無い事ですから。
だからオランダ兵捕虜やオランダ人入植者に対して、インドネシア人に行って来た重大な人権侵害に対する贖罪の意味での、懲罰だったのは歴史を調べた者にとっては明白な事実ですし、オランダ人が日本人を糾弾するなら自身の祖先がインドネシアや、その他の植民地で如何に非道な行為をしたか考えて見ると良いのです」
「そんなに酷かったのですか?」
「ええ、19世紀にオランダ人に因って書かれた記事や手記等、また出版された紀行文にはイラスト入りでどう言う方法で、入植先の原住民を虐げたかを得意げに自身で書いた本が沢山残っていますからね。
現代のオランダ人観光客がインドネシアに行き、WW2の史跡や石碑を見て日本人観光客へ食って掛かったそうですが、自分達の行いをまるで知らない下衆の子孫だけあるなと私は思いましたよ?
しかしオランダ人がイチャモンを付けた相手は日本合気道協会の達人で、余りの無礼な行為に彼はそのバカを投げ飛ばして、池の中で水泳をさせたそうですがね。
私ならその暴力を振るったオランダ人のバカに、堂々と歴史的事実を皆の前で突き付けて貴様等こそインドネシア人に土下座をして謝れと、キッチリ相手を潰して置いて更に何故帝国陸軍がオランダ人捕虜に対して、厳しい態度で臨んだかを碑に書いてそこに展示させたでしょうね」
「やはり歴史を勉強する事は大事だし歴史を系統立って学べば、何故戦争が起きたかも良く解るし戦争を未然に防ぐ方法も思い付きますが、其の辺は日本の狂った戦後教育の所為で、真面な歴史を学べなかったのが大きく、日教組の責任は限りなく大きいと思いますわ!」
「C共の様な一党独裁国家では打てる手は非常に少ないですが、あの地方の奴隷民の子孫の行動様式を見れば、彼等は強国には手を出さない基本『弱きを挫き、強きに従う』連中ですから。
パンデミック前の日本にはかなり強気に出ていたけれど、基本腰が引けていたのは日本人に火がつくのを恐れており、WGIPを利用して日本を弱体化させる戦略を取って居たからです。
それに乗ったのが日本の左翼勢力であり日教組ですが、彼等は基本的にファシズムの信望者であり、最終的に日本を武装革命で共産化する戦略を取って居たのは周知の事実でしたが、彼等は民の事など考えず自身が新貴族に成って、党の中心に近づき良い暮らしと傅く奴隷を欲していたのですからね」
「それは言えますね、共産党が政権を取った国は大概一党独裁になり国民から私財を没収し、再分配をすると嘯くけれどする事は富の独占であり、民の安寧など全く考えなくなるのは歴史が証明していますから。
今回のパンデミックでアジアの共産国家が軒並み崩壊したのは、本当に喜ぶべき不幸中の幸いでしたから」
いよいよ明後日が東京都の都知事選挙ですね。
筆者は東京都民なので無論投票には行きますし、小説の内容を読んでいる方なら解るでしょうが予想に違わず、無論 桜井 誠 氏 に一票を入れてきますので(笑)。
何故桜井氏かと言うと彼の言動行動を筆者は5年前から追っており、彼は他の街宣右翼と一味違い非常に合法的な活動をして居るので、今回応援する事にしましたので。
彼の街宣等の話を効いて居ると言って居る事は至極最もな事で、突拍子も無い法から逸脱した事は言って居ないし、彼の目線は常に日本人の弱者に対して向いて居り捏造歴史を盾に、日本人の税金で一私塾に過ぎ無い朝鮮学校の無償化反対を主張して居るバカ共に憤って居るのです。
更に日本人が貧困で頸を括って死んで居る状況を無視して本来受給対象では無い、違法滞在の朝鮮人に対する生活保護費の受給等自国民が100%受給出来て余った金を廻すなら良いが、予算が足りない状況で本来他国に不法に入国した外国人に何故税金を渡すのかと憤って居るのですよ?
そして彼の言って居る事と行動は彼が活動をし始めてから、一貫して変わらず常に日本の弱者に厳しいながら温情の有る行動をして居ますが、過度に頼る怠け者には強烈な雷を落としますがその内容も非常に最もな事を言って居るのですが。
もし在日朝鮮人が可哀想だと言う人が居るなら個人で支援するのは、貴方のお金ですからどう使おうと誰も文句は言いませんが現在日本政府のして居る、法に反した支援は法治国家日本に於いては税金の不正流用であり、法では国民から集めた税金で不法滞在者を支援するのは犯罪行為なのです。
それをイケシャアシャアと主張する左翼や人権屋は、明らかな犯罪者であり彼らを助けたければ自分達で寄付でも募り、その金で不法入国者を助ければ良いが犯罪者を匿ったりするのは、共犯罪で君達も逮捕拘束される犯罪支援者であり立派な犯罪者に成る気が有る人だけそう言う活動をしなさいなと言います。
早い話自分の頭のハエを追えない奴が人の為に何かをするのは、百万年早いしまず自国民の貧困者を100%助けて更に余裕が有れば議論しても良いが、自国民が飢えて死んでいる人が実際に居る状態で、他国の犯罪者を足りない税金を使って助けるバカは、自身が飢え死にする覚悟で犯罪者を助ければ良いと私は主張します。
後何故他の候補者に投票しないかといえば、まず小池氏は青山繁晴氏の話を聞いて彼女が知ったか人間だと解ったかれですが、誰かの下に居て知ったかをしていても良いのですが社会のトップ、それも一国に匹敵する東京都の様な巨大都市のトップでは知ったか振り人間は首長になる資格は無いからです。
一般人で居るなら知ったか振りをしようが物事を斜に見ようが結構ですが、世の中のトップクラスの『クラブ』が有りそこでは最低限知ったか振りをする奴は、そのクラブには入れないのですが一般人には何故か解らないでしょうが、私も若い頃海外で仕事をしていて各国のトップクラスの人と知遇をえましたが、彼等は絶対に知ったか振りをしないししたら二度と相手をしてくれませんよ?
トップが知ったか人間だと優秀な部下がサボタージュをして、必ず組織が瓦解してしまうしそんな奴は人としてのレベルと言うかステージが低いので、真のトップ集団に所属するのは波長が合わずにそのクラブに恨みを持ち、勝手に離れて行ってしまい後で逆恨みをして彼等を害そうとするからです。
小池百合子と言う人間はまだ人として低いレベルに生きている者であり、彼女が都知事になったら多分都政は空転が続き橋下が大阪で起こした空転と同じ結果に成る恐れが高いと読んでいますから、彼女はトップの器では無いと官邸サイドからも評価されて居るのはその為です。
何より不味いのは彼女のバックには創価学会の東京都婦人部がバックアップをして居り、都の婦人部のトップは何とあの元都知事の舛添の婦人が居りますが、それを知った時私は大笑いしてしまいましたよ!
増田氏も東北で知事をして居た時にその県で莫大な借金をこさえて、4年後に県民からクビに成った男で又都で同じ事をする可能性が高いですから、あんなのに知事を任せられないのは明白ですし鳥頭のレイパー鳥越が知事? 悪い冗談は止めて欲しいですからね。
その点桜井氏は人使いは厳しいが上手だと彼のスタッフ使いを見て居ると感心するし、知らない事は知って居る人に聞くのをためらわ無い資質のある人ですから、直ぐには無理でも指針がハッキリして居るので都の官僚とも上手くやって行くでしょう。
そして何よりビジョンが明確で間違い様の無い方法で都を運営して行く、具体的な財源確保の方法も示唆してくれて居ますし、何より正直で真面なひとだから私は都の首長には彼は持って来いの人材だし、これからの日本は平時では無く世界が騒然として来る時には非常時の首長が求められると思います。