6.Pday半年前
第2弾の投稿ですお楽しみ下さい
東南アジアに1島全て旭製薬の工場化する事に、成功して今月より稼働状態に持って来られたのは幸いだった。
Pdayに間に合わないかと、冷や冷やさせられたが何とか間に合った。
しかしこの妨害は、当社にスパイを、紛れ込ませる為のカバーストーリーの可能性があるので、警備と幹部には厳重注意を申し渡して、秘密裏にスパイやスリーパーを炙り出す算段を実行中である。
俺が出れば簡単だが、それじゃ部下が育たないので、彼らに一任している。
無論細かいゴミ拾いはコッソリ俺がしていますがね。
工場の要塞化は現地建設会社のスタッフが、工事終了後に俺自らが自身で魔法を使い施工を行った。
工法は島の地下に予め建造された、対空・対地・対艦設備をストレージボックスに収納し、図面で設計さてた要塞基礎の穴を、ストレージボックスを使い土砂を収納し、取り除き土魔法を使い地固めをし、出来た空洞にストレージ内に、要塞設備のブロックを次々設置してハイ完成。
又地下120mに厳重に装甲された、[おもいかね]ブロックを要塞群と同じ方法で設置し、スナップオンで結線も直ぐにおわり、ほぼ3日で工事は終わった。
この要塞群は緊急事態に即座に反応し、5分以内に全島を要塞化してしまいID認証の無い者や、敵と見做した船舶や飛行機には即座にロックオンし、何時でも攻撃出来る体制にする事が出来る様になっている。
島の形は南北に35km東西に22kmの、楕円型の島で南側に標高765mの休火山があり、山腹から飲料可能な真水が豊富に湧いている。
空港は山を避ける様に○の中に、米字形に作られた4車線道路が緊急時の滑走路になり、実質5000m級滑走路が4本あるのと同じ状態になっており、通常6機のC-130輸送機とメンテナンス性の良さと価格で10機の、サーブ 35 ドラケン改を配備している(無限ストレージボックスで何時でも量産可能)。
ドラケン改は機体は古いがアオビニクスと、攻撃ソフトを弄りまくりエンジンも没になった、試作機を格安で入手し手を加えたので、メンテナンス性の良さも合わせてまるっきり別物で、新型のスホーイとも機体速度以外では負けない自信はある機体になった。
燃料は航空機用のバイオ燃料プラントや、艦船用プラントも稼働しており、最大使用量の10倍の量を生産して供給過剰状態である為、廻りの同盟国に供給して喜ばれている。
電気はバイオビートル太陽光発電機(BBLSG)と、バイオジェル蓄電池(BGB)で賄え、予備電源でバイオ燃料ガスタービン発電機も用意してある。
武器・弾薬庫はやはり地下に設けてあり、不足が発生しそうな場合俺の転移魔法で即座に、予備武器や弾薬類・食料・兵員を即座に補充出来る体制を取っており、補給面での不安はない様にしてある。
島自体は常時通常型コンピューターに偽装した、[おもいかね]が統括して対処する為従来型の兵装をした、艦船や航空機ではとてもではないが、ECMやハッキング攻撃に晒されて戦争にならないだろう。
要は攻撃する前に、レーダーや情報リンクシステムがハッキングされ、墜落や同士討ちが頻発して戦闘にならない事態になり、最悪自分が撃ったミサイルが自身に返ってくる事態になる。
又最新型の広域ルックダウンレーダーを搭載した、無人偵察機[ブッダアイ]が上空4万mで常時監視し、従来の様な超低空侵攻は事実上不可能になっている。
更に施設内や島内の地下1m~20mには、液状の特殊樹脂の層が作られており、その樹脂が植物の様に地上に向けて、無数の触手をセンサーとして生やして全島を覆っている。
無論植物や微生物には影響の少ないものだ。
樹脂層は全体がセンサーの働きをするケーブルであり、且つ又素子として機能し[おもいかね]へ情報がながされ、認証されて居ない人物や乗り物は即座に各種対人兵装及び、[ライジングサン]特殊部隊によって処分される。
海上兵力は基本周辺国と、共同防衛規約を結び防護をしているが、当社独自で自衛隊から護衛艦の中古艦を3隻買い付けに成功し、海外より調達した対艦・対空ミサイルを独自改造して、精度と性能を5割増しにして装備させて居る。
艦船のデータリンクシステムと、高次元の素粒子コンピューター[おもいかね]に因って、管制された戦域情報統括支配圏に入った敵は、まさしく的にしかならない。
海中は島の廻り半径600kmは水深50m~60mの浅海で、潜水艦が行動すると飛行機から見つかり易い、透明度の高い南洋の海である。
自衛隊謹製のソーサスや無人偵察機が配備されて居り、下手な小型潜水艦は直ぐに、管制素粒子バイオコンピュター[おもいかね]に発見監視され、釣船や漁船に偽装したスパイ船も同様に監視にされ、いざとなれば即座に撃沈される。
又海中攻撃用にイルカやマグロに偽装した、ロボット魚雷と言うかロボット機雷と言うべきか迷う、新思考型攻撃兵器も用意した。
ソナーのエコーや音紋では、イルカやマグロとしか感知出来ないポリマーで覆われた、回遊型魚雷で表皮に仕込まれたBBLSG発電機で充電をしながら、島の廻りを不規則に長時間回遊して居る。
ある程度電池が損耗すると基地に戻って再充電をするか、その場で浅海に移動しサンゴ礁などに擬態をして、休眠状態で自己発電及び再充電をし再度出撃し、敵の侵攻が有った場合にソーサス経由で、鯨の声に偽装した音波信号で敵艦のデータを送られ、攻撃を命じられると途端に死神の本領を発揮する海の魔物である。
同じ要塞防護システムは、日本の九州・関東・北海道の3+3(予備であり増産施設でもある)箇所にある、要塞工場にも適用されており内部・外部からの攻撃に強い要塞になっている。
国内での準備はほぼ整い、九州・西日本・四国・中部・関東・東北・北海道の各地区に、25の要塞化した物流拠点を用意し、パンデミック時の反攻の砦となる様に設備をととのえた。
各拠点には武器・弾薬・食料・籠城用のBBLSG発電機、バイオゲル蓄電池(BGB)・ガスタービン発電機・社員家族用の宿泊設備、娯楽設備・トレーニングジム・高度な手術も可能な病院設備・衛星通信を使った通信、傍受設備・緊急脱出用車両10台や、装甲軽車両2台・偵察用のURP3機などを備えている。
又、拠点毎に防衛担当の[ライジングサン]特殊部隊のリーダーが居り、緊急事態には拠点の全権限が、彼に集約される様に指導されており、従わない者は拠点より追放も、止む無しと通達されている。
拠点はワクチンが生産された場合、各地域の物流の要になりその場所へワクチンが要塞工場から、出荷され日本全国の街や村にワクチンが供給される地方の要衝だ。
自衛隊には勿論優先的にワクチンが供給されるが、在日A国軍にも同じく優先的に供給し恩を売り、C国の日本侵攻を牽制しつつ国内にワクチンが行き渡った後、A国にも最優先で輸出される様戦略を取った。
アジア・ヨーロッパ・アフリカ圏には、東南アジアの島にある要塞島が一大生産拠点となり各地域へ、輸出される体制を取る様戦略を立てた。
この島がいざとなればC国海軍の侵攻を挫き、東南アジア・インド・イスラム圏・アフリカ・西ヨーロッパの、生命線になるための拠点となる様軍備も強大な施設を作り、近隣各国に中国よりの侵攻を防ぐ拠点となる、天元の一石となる意味を持たせたのだ。
以上の事がパンデミック開始前、6ヶ月までに用意出来た事であり、そのほかに我々はC国東北部のウィルス発生状況と、どの様な感染患者が出たか、又ネットの裏情報や[おもいかね]で、ハッキングした政府に上伸されて握りつぶされた情報を、注意深く監視している。
既にC国農村部では、原因不明の病死者が少しづつだが出始めており、我社の社員に後3ヶ月後には、致命的ウィルスによるパンデミックが進行しつつありと警報を出す。
C国やそれらの国からの帰国者は、社内で精密検査を受ける事を義務化して、極力外出は避ける様警報を出す。
1ヶ月前にはレッドアラートを発動し、社内に部外者の出入り禁止、海外旅行を2ヶ月以内に行った者の強制入院、営業職への外出禁止及び家族の外出自粛を行い、来るべきパンデミックへの対応を徹底する通達を出す。
又今週末より[ライジングサン]の下士官達までに、今後のC国由来のウィルスによる大規模パンデミックが、半年以内に発生する確率が非常に高く成った事を説明し、風俗関係者との接触は極力避ける様注意し、海外帰国者との接触も自粛する様注意する。
外国人や海外赴任者に合わなければならない役職の者には、強力なウィルス除去スプレーの配布をし、面会後や外食をしなければ成らない場合は、サラダや飲料の氷、生食の魚や肉類をなるべく避けて、出来るだけ人ごみから遠ざかり、嘔吐後や嘔吐者には近寄らない事と、傷病者が出た場合速やかにその場から立ち去る事を義務づけた。
緊急救命など以ての外であり、如何に危険な行為かを徹底させないと善意の天使が、大悪魔に変身してしまうと説明しよう。
国内は第二次安部内閣が発足して、ようやく官僚連中ともまともな話合いが、出来る様になってほっとしている。
日本国内での俺の立ち位置は、霊能力を持っている不思議な財界人と言うそれなりに発言に重さがあり、年齢の割に軽く見られないと言う所か。
古来権力者は普通人と違い、非常に責任の重い決断を迫られる場面が多々ある為、決断の一助として霊能者や陰陽師などの力を用いて来た。
本当の権力者は此の手の力は否定しないし馬鹿にしない、一般人の中途半端な科学知識で霊を信じてない人間は、神霊関係の事例を馬鹿にして痛い目に会い、最悪一家離散の後事故や病気等になり、一族全滅で血脈が絶える事も実際良くある事だ。
人の恨み辛みのエネルギーは馬鹿にならんし、死霊1体では生者には勝てないが100体・1000体の集合霊団では、多勢に無勢で圧倒される理屈が分からない自称霊能者は多い。
ましてや俺など神様由来の魔法使いだし、大抵の悪霊や異次元精神エネルギー生命体、所謂妖怪や悪魔・祟り神などは光・聖属性の魔法で祓ったり説得したり、言う事聞かない者は消滅や封印してしまうのは簡単だ。
それに大概の霊障なども、回復系の魔法や精神を犯されていても、状態異常の回復魔法で治癒出来る。
そしてこの世界は俺のもと居た世界と、歴史はそれほど違いはないので、未来予知は簡単に出来るから、下手な新興宗教の教祖より遥かに扱いが上になっている。
この世界に転移して暫くして、陰陽師の師匠にイロハを勉強していた時に、財界の大立者の爺さんと知合い、土地絡みで悪霊に憑かれた爺さんの知合いを助けたのを切欠に、政治家や旧家の霊関係のトラブルを軒並み解決したのだが、その縁で政財界に太いパイプが自身で築けたのは僥倖だった。
元々自分の親や祖父が作った、パイプも元々合ったがやはり自身でも新たな継りを築けたのは、先代から家に使えている者達にも多大な影響を与える事になるものだ。
要は今代の若様は中々遣手であり、下手な事は出来ないし甘く見ていると放逐されかねん、と言う意識が自然と出来上がり、俺が行う事業展開への無意識の抵抗も、自然と起きづらい雰囲気が醸成されるのだ。
御蔭で旭製薬の買収やその後の事業展開は、以外にスムーズに行き現在の体制も新旧の協力者の間での、軋みも起きづらい体制になった。
又、霊能を持った人物と言う立場だと、将来の政治的事象や事件事故を意図的に当てていると、その様な能力がある特殊な人であり世迷言とは思われなくなった。
5年程前からボヤかして、世界的な大災害が起きそうであり、それに対処する為今の会社を作ったと、幹部や協力者らに少しずつ情報を出しながら根回しを行い、今現在はかなり具体的な内容を会社の幹部や、知合いの信用出来る政治家などに秘密裏に話している。
所謂 ”甘莉 丈太郎の黙示録” と呼ばれる知る人ぞ知る預言書が出来た。
これはPdayまでの歴史の推移であり、あまりにも当たる為一般には出回らず政・財・官界の一部の人間しか、知らない隠れた予言書として読まれている。
一部の敏感な者以外は半信半疑だが、俺と直接関わった者達は結講熱心な信棒者になっており、我社を見習いパンデミック対策を実際始めている経営者も多数いるので、あまり大っぴらにしない様注意を促す程だ。
東日本大震災で福島原発を停止して、点検状態に持っていったのは大正解だったと思う。
まず東電に雇われている下請け会社に工作員を潜り込ませ、放射能で軽度に汚染されたパイプから、水漏れが起る様細工を震災2ヶ月前に工作した。
次に買収した原子力保安院の幹部と、東電幹部へ命じ安全設備増設工事を理由に、福島原発に隣接した敷地内の低山山頂へ、大型の移動式発電機を3機と、燃料1週間分と共にブルドーザーやパワーシャベル等を、格納する倉庫を作り何時でも移動出来る体制を整えた。
後は本番に於いて、押し寄せた津波に配電設備を破壊され、冷却水が循環出来なくなり、使用済み燃料棒が加熱し大惨事になる一歩手前で、まず山頂の発電機1基を稼働し、電線で循環ポンプの制御装置とモーターに給電し、水を循環させ応急処置を行った。
残り2基の発電機は、無事なパワーショベルとブルドーザーで、工場まで工場内の路上の瓦礫や、障害物を撤去しながら安全な位置に移動し、新たに原発内に電気を供給し危機を乗り切った。
この模様は原発内の工作員に逐一記録され、後にインターネットを使い世界中に暴露され、民主党の命脈を断つ大きな力になった。
またこの事故が暴露された為、Pdayまでに稼働原発は1基のみに制限される事になり、我々の思惑道理に推移した。
無論現内閣の支援もありわざと再稼働が遅延されたのだが。
この戦略を取った御蔭で、パンデミック中の国内の原発は、メルトダウンの悪夢から開放される事になる。
近隣諸国の原発は、相手国の人口が激減した後に、専門の部隊を編成し燃料棒を処理後、コンクリートと鉄板で封印する事にしている。
それに合わせて我社では放射線被爆に強い、作業ロボットとロボット重機を開発中である。
もう少し長めがいいですかね?