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感染戦線  作者: ヘロおやじ
第 三.五 章  幕  間  編
53/72

53.Pday 70日目

 今回は前半から中版の各章を、修正して居たので少々遅れてしまいました。


 ご迷惑を掛けて申し訳ありませんでした。

AM08:08 福島県双葉郡浪江町請戸 大平山近辺 旭製薬福島工場

     管理棟 CEO室


 あれから10日経った。


 今日はようやく情報を集め終わった、与野党政治家に因る日本国に対する、安全保障上の重大な違反行為と、権力を使った麻薬や人身売買・産業スパイ行為に対する嫌疑で、一斉検挙時の政府に対する協力体制を取る為の、会議を行う予定である。


 これは白河市解放作戦時に、テロ組織が拉致女性を左翼系政治家と、与党の一部親C国派や親K国派・親A国派の政治家に、売り渡した事が判明した為、総理大臣の肝いりで行われる、売国民スパイを一斉に検挙する為に行われる作戦である。


 非常事態下に於ける政治家や、言論機関の反国民主義による、洗脳活動も虚言・流言対策も合わせて、検挙の対象に成る予定である。


 所謂日本版レットバージであり、極左や売国民に傾いた国内の詐欺学者や、詐欺言論人も合わせて一掃し、国内の言論・教育・思想界を、実証主義に因る真面な活動の場とする為行われる。


 捏造報道や捏造歴史を恣意的に行った、マスコミ間系者や教育機関を公権機関から追放する為に、大鉈を振るう行動に出たのであり、それらの捏造に関らない姿勢で、中立の立場の報道や教育に携わって来た者は問題ない。


 しかし多くの政治家や、教育・言論界の経営者・指導者まで、他国の利益の為に日本での、工作活動をして居たのが今回の対C・K戦争で、次々に明るみに出て来て仕舞った。


 更に現在まで無制限に行われて来た、国防情報や国の財産の違法海外流出を、止める行動を緊急事態の今行う事にしたのだ。


 今総理が行おうとしているのは、日本を普通の国にする為の国家改造であり、非現実的な憲法を賢持して、世界のガラパゴス島になるつもりは無いと、国内外に宣言する意思の表明である。


 大東亜戦争敗戦後70年が経って、世界では一体どの国が日本国憲法を手本にして、国の礎にした国が有っただろうか?


 左翼の好きな共産国家では? 又は西側諸国何処の国が日本の憲法の様な、理念で憲法を作った国があるか、護憲派の人間に質問したが、意味不明な言い訳をして、話を有耶無耶にして逃げ出す者しかいなかった。


 それ所か憲法9条を文言通り行うと、戦理論に於ける戦力の空白地帯が発生し、その空白地帯が周りの戦力のバランスを崩し、逆に大戦争の引き金になる可能性が大になるのは、戦争を科学する者の常識である。


 平和主義者が言う武器を捨てれば、平和になると何の根拠や理論の裏付けも無い、詐術を弄して人々を扇動する、悪魔のアジテーターが跳梁跋扈する温床に成って来た、自称平和憲法を改憲する為に現政権は打って出たのである。


 本来戦争と言うのは、一種の疫病と同じ精神のパンデミックであり、それを防ぐには冷静に疫病の本質を学び、正しい防疫手段を取る事が最大の優先事で有るのだ。


 その防疫手段とは、戦争が何故起きるのかを学び、世の中が戦争に走る時に適切な対抗手段を取り、未然に戦争を防ぐ手段を講じるのが、正しい防戦の手段なのである。


 仮に武器を捨てたとして、そう言う国はどうなったか、歴史を見れば明確な事実が直ぐに解る。


 過去の事例で、無定見な無抵抗主義を標榜した国は、余程のレアケース以外は他国から侵略をされて、それが周辺国へ波及して多大な被害と、迷惑を及ぼす事に成った例は無数にあるのだ。


 第二次大戦が起きた切掛けは、ヨーロッパに無責任な平和主義が蔓延ったのが原因であり、ヒットラーの侵略行為を見逃した、列強の国民に居た多くの鳩派が、最大のヒットラーの後援者であったのだ。


 ヒットラーと言う精神病的独裁者を早い段階で、いい加減にしろと静止する勇気が有れば、数千万が死んだ第二次世界大戦と言う、大パンデミック的戦争は本来防げたはずなのだ。


 東洋には特亜と言う、C華思想と儒教精神を内に抱えた超危険レイシスト民族が存在し、更に日本以外の多くの他国も、文化的・民族的な成熟した文化を持たない、非常に不安定な国が多数存在して居る。


 彼の国達は、恩顧主義・血縁主義・民族主義が極端に蔓延り、機会が公平であり能力至上主義の社会では無いが為、不効率と不正・賄賂主義が国を蝕み、真面に運営する事が困難な事態に成って居る。


 彼等は未だ15世紀頃の、中世の意識形態を民が持っており、真に民主主義を行う素地に欠けているのが、残念ながら実情なのである。


 未だ、中世レベルの社会意識しか育って居らず、外見だけは民主国家だが、内実は絶対専制君主レベルの文化で、社会が留まっているのが実相なのである。


 日本レベルの成熟した社会は、多分後5~7世代掛けないと、相対的に非常に難しいし、C華思想などの歪んだ思想が有ると、更にそこから脱却するのは非常に、困難な事態に成るのだ。


 インドのガンジーが行った、無抵抗主義は民意が成熟した、イギリス人には有効な手段であったが、途上国の今だ古代・中世的文化しか無い、未成熟な民族に取っては利用する隙にしか成ら無いのだ。


 例えばC国に対して無抵抗主義を選択したら、これ幸いとばかりに侵略して来るのは、彼等の民族性を見れば想像するのは、非常に簡単だろう。


 しかし自称知識人と言う木を見て森を見ない、中途半端な人権主義者は、その無抵抗主義の戦略が唯一無二の手段だと勝手に思い込む。


 そして個別の民族に対して何の英知も卓見も無く、無抵抗主義を全てに適用しようと、不整合を無視してピースの合わないジグゾーパズルを、力技で叩き込む道化の様な行為をするのだ。


 その結果が紛争国のカオス化で、最大の被害者が抵抗する手段を持たない、子供や女性・老人・傷病者に成るが、無定見な人権主義屋は自身の起こした、カオス化の責任は一切取らない、無責任な態度を過去繰り返してきた。


 その様な混沌とした各国間の事情を、少しでも英知のある人物が見れば、軍事力を持たない存在が何か偉そうに発言しても、馬鹿にされ精々テロの標的にされて無為に虐殺され、諸問題からの撤退を余儀なくされ、他国から馬鹿にされるのが関の山だと気付く。


 日本人の多くは勘違いして居るが、世界は弱肉強食の修羅界であり、基本的に力の無い正義は信用されないし、気概の無い国の国民は相手にもされないと言う事が基本なのだ。


 その為には力を持ち、それを理性的に振るい得る国が、多くの途上国や志を同じくし、共通の価値観を持つ国と連携をとれるのであり、理想だけを口先で述べる存在は、冷笑持って迎えられるのだ。


 それが為に戦後の日本国憲法を真似する国は、世界には存在しないのであり、その事実をどう説明するのか、9条を護持する者達に説明を聞いても、非論理的な感情論しか帰って来ない。


 要は空想的理想主義者の夢物語であり、現実の世界に全くそぐわない憲法であり、国法の基本に置くには危険で欠点だらけの、悪法であると他国から採点されたのだ。


 もし護憲派の言う様な素晴らしい法であるなら、次々と後に続く国が現れるはずだが、その気配は70年経った現在でも、一切ないのが赤点憲法の評価である。


 その様な国民に取って、危険で欠陥のある国の基である憲法を、護持すると言う事は国民の生命と安全を保障する、マトモな政権であれば一刻も早く改正し、普通の国日本として生まれ変わる努力をしてこそ、主権在民の民主政府の在り方である。


 この当然と言ったら余りにも当然な理念の下、自国の利益より他国の利益の為働いて来た、政治家や政治団体・教育・言論機関の膿を、一掃して普通の国日本に軌道修正する為の行動である。


 そしてマトモな地球社会の一国家として、責任の果たせる国に生まれ変わらせる為に、邁進する為に憲法改正する事が、今後の日本人として責任のある態度であるのだ。


 その為には覇権主義国家の侵略を、身をもって静止する気概と、武力を持って冷静に事に当たる、信頼される国で有り国民で無ければ、最悪の覇権主義の罠に陥てしまうだろう。


 只、勘違いしては行け無いのは、大東亜戦争を起こした大日本帝国と言う国は、それまでの歴史を見れば一貫して、覇権主義と植民地主義に反対して来たと、日本人自身が認識する必要が有るのだ。


 マッカーサーの大戦回顧碌を見れば、日本は防衛戦をしただけであり、大東亜戦でも端から負ける事は承知しているが、只負けるのではなく亜細亜の植民地を解放する為の、抱き合い心中を合作したと思われる。


 多分裏には石原莞爾“将軍”辺りが、戦後のパラダイムを考えて、戦略を整えたのではと疑えるのだが、これこそIF小説じみた考えだが、当時そこまでの戦略眼が有ったのは、“将軍”ぐらいだったからなのだが。


 以上の事を踏まえて、今後の旭グループとしての活動を通して、国に貢献する為の活動支援を、議論する事を表明する予定である。






「代表お早う御座います」


「田中君お早う、昨晩頼んでおいた資料は揃ったかな?」


「ええ、[おもいかね]に頼んでおいたので、纏めまでキチンと終わっていますわ。


 [おもいかね]が解禁されたら、秘書は商売上がったりですね」


「別に秘書の仕事が予定の管理や、調査・推敲の纏めだけではなく、営業職と同じく対人折衝の観点から言えば、大事なスタッフなんだがね。


 この場に来られるスタッフは、全員集まったかな?」


「ええ、防諜の面を考慮したので、第5会議室に皆さん集まっておりますし、来られない参加者用に、[おもいかね]を通した防諜ネット回線で、TV会議参加者もスタンバイしています」


「そうか、じゃあ早速会議室へ行くか」


 俺達は地下3Bにある、第5特別会議室へ向かう、エレベーターに乗った。


 この階は完全防諜の作りに成っており、物理的・電子的に出来る限りの技術で、盗聴やハッキングから守られて居るし、特に電子的には[おもいかね]がブロックして居るので、事実上ハッキングやクラッキングは不可能だ。


「皆さんお早う」


 俺は会議室に入ると集まっている指揮官達や、TV会議で出席して居る者達に挨拶をした。


「「「「「「「「「お早う御座います」」」」」」」」」


『『『『『お早う御座います』』』』』


 俺は答礼をしながら会議室の上座の、俺の席にすわると簡単に開会を宣言した。


「皆早朝から集まって貰い感謝する、一部の者は持ち場を離れられないので、TVで出席だがわざわざご苦労様。


 では、会議を始める。


 皆も知って居る様に現在までの日本は、大東亜戦争敗戦後の進駐軍が行ったWGIPの残滓のせいで、真面な歴史教育も出来ず日本国民としての、肝心なアイデンティティ不在の教育しか出来なかった。


 原因はA国を中心とする戦勝国の国家戦略による、日本人の心に源罪意識を植え込み、操り易い様に誘導して利用するための、洗脳誘導を行なって来たのだが、それが為に日本人の本来持って居るべき真のポテンシャルを、発揮させないための誘導にも成って居る。


 ご存知の様に、これを裏から補強してきたのは、左右政治団体や売国民マスメディア・左翼教育機関だったのだ。


 しかしこれからの日本はこの洗脳状態から、脱しなければ成ら無い局面に成って来た。


 皆さんご存知の通り、これからの日本を含めた亜細亜は、このパンデミック禍を奇貨として、世界の枠組を変えて新たな戦略の下に、地球文明を地下資源を利用せず、宇宙資源を使った文明にシフトチェンジする為に、行動する事を主軸に移す決意の元に、運営する為である。


 その為には日本人を洗脳教育から、一度解き放つ必要があるのだ。


 それには国内に居る捏造歴史観を扇動する、工作員を一掃して感情や捏造に因る歴史観では無く、証拠に基づき公平な他国民が見ても、堂々と開示出来る歴史を元に教えて行く必要がある。


 しかしその行動の最大のネックに成って居るのが、国内に居るジャパン・ディスカウントに邁進する、売国民的な政治家・マスメディア・教育間系者の妨害なのだ。


 だが、彼等は今回のパンデミック禍に於いて、致命的なミスを犯してしまった。


 それは皆が知って居る様に白河市事件に於ける、テロ事件で拉致された女性を性的奴隷にして、テロ首謀者が彼等売国民主義者に売り渡した、この現代に於ける驚天絶後の奴隷化犯罪行為である。


 この事は左右系与野党の党首や幹部は無論の事、マスコミや教育機関等の日頃ジャパン・ディスカウントを邁進して居る、各種団体がバックに着いてテロを黙認・支援する為の、貢物として送られたのが確認された」


 この事実を初めて聞いた、我社の幹部達や[ライジングサン]の、指揮官達は思わずどよめいた。


「皆さん静粛に!


 コレは我社の潜入工作課と公安・軍の情報部が共同で、情報を集め裏を取ったので確実な情報です。


 この事を知った総理やその側近は激怒し、今回は一切の情状酌量も行わず、今後の禍根を全て絶つ覚悟で、国内の全ての膿を出し切る覚悟で行動を起こす決断をしたのです。


 その為非常事態が解除され、非常事態中の内閣の行動を査定された時、まだ洗脳が解けない国民や、取り零した似非民権運動家に因る批判に対して、有無を言わさない証拠を提出する必要があります。


 証拠用に編集不可能な書き込み専用の、記憶メディアに検挙時の映像資料を残し、後の査問時の証拠として残す必要があるので、白河市事件後2ヶ月近く経った今、漸く検挙に踏み切れる状態になったのです。


 今回の検挙時には各隊員が付けて居る、記録用UHVカメラの記録メディアは、先程言った一回のみ書き込み可能な編集不可の、記録メディアを使いますので、各隊員にはあくまでも検挙時に、違法行為や不必要な暴行を加え無い様、注意をして貰いたいのです。


 無論相手が此方の警告を無視して、抵抗した場合には自衛の為に銃器の使用は、一切斟酌する必要は無いのですが、先に渡した行動マニュアルに従い検挙を行なって下さい。


 又作戦開始は、10日後になりますのでマニュアルを参加者全員に配布して、不明な点が有りましたなら[ライジングサン]本作戦名[クリーンナップ作戦]本部の、藤堂部長宛に疑問を秘匿メールで送って下さい。


 以降は藤堂部長より細かい説明がありますので、細かい質問や不明な点はお聞き下さい。


 では藤堂部長どうぞ」


「只今代表から紹介の有りました、本[クリーンナップ作戦]の[ライジングサン]統括を任された藤堂 孝之です。


 まず予め渡しておいた、本作戦の概要と責任の区分を説明しますが、各責任者は部隊に帰りましたら、この説明部分を部隊員に徹底させて下さい。


 本作戦の最大の懸案は言論機関への、実力行使に有りますので、非常に難しい部分がありますが、責任の区分を徹底させてもらわないと、戦術での成功のみになり、肝心の戦略面では失敗に終わります。


 本作戦は戦略面が本質でありますが、無論戦術面で負傷者や死者を出さないのも重要な要因です……」




 藤堂部長の話は割愛するが、要は敵に揚げ足を取られない様、注意して作戦を行う事が第一義であり、そのための責任の区分を確り実行部隊が理解しないと、作戦は失敗する可能性が高いと言う事だ。


 その為には作戦当日まで、責任区分をハッキリ理解して、事に当たるのが大事であり、各種の事態に於ける責任の所在を、曖昧にせずにする必要があると言う事なのだ。


 これは責任の明確化と、法の順守が守られる法治国家では、当り前の事でありそれが曖昧な場合、作戦自体も基本的に違法に成ってしまうのが、法治国家として当然の法解釈になる。


 [ライジングサン]は民間会社であり、契約とその順守は従来の日本企業と違い、けじめを付けて居る世界標準のPMCなので、社内にはこの様なすり合わせには違和感は無い。


 警察間系の公安も、行動する場合の縄張り意識が強い為、権限や行動区分の意識はかなりハッキリして居る。


 しかし、長く自衛隊として活動して来た、現在の軍は其の辺の意識が曖昧な立場であった為、彼等の職制区分を再訓練して、何をして良いか・悪いかを再訓練するのに、手間取ってしまったのが、白河市事件から本作戦までに、手間取った最大の原因なのだった。


 本来先進国で、民主国家の軍人なら国際法を学び、交戦規定や交戦時の捕虜の扱い等様々な事柄を学び、一旦事が有れば法に則り戦う準備をするのは、法治国の軍として当然の事柄なのだ。


 しかし大東亜戦敗戦後、WGIPと言う洗脳プログラムに因って、真面な国の理念が解らなくなった日本人は、本来国際社会で当然の権利として行使出来る、自国民を保護する為の交戦権や自衛権すら悪と信じ込まされて来た。


 結果不当な他国の国家的犯罪に対して、国民の生命と財産を守る当然の権利である、自衛権ですら悪と規定され超悪質な北C鮮に因る誘拐事件に対する、正当な国民の生命と財産を守る為の行動すら、禁止してきた異常国家なのだ。


 そして、拉致被害者の家族が持つ当然の権利であり、国が基本的に守らなければ成ら無い、生命と財産を守り自由に生きる権利を剥奪する、ならず者国家集団に対する反抗・懲罰すら行わない、国民にたいする契約違反を平然と行なって来たのだ。


 この基本的契約が守れない国は、その被害者や家族に対して本来税金等の、国民の義務を負わす事は有り得ないはずだが、現在までの日本国政府は、基本的な契約違反を棚に上げて、拉致被害者の家族から税を徴収して恥じないていたらくだ。


 他人事としても本来有り得ない事態であり、日本国内で平和に暮らしていた国民が、密入国をして来た自国より比べれも無い格下の他国の工作員に、不当に拉致をされその証拠が有ったにも関らず、相手国に対して軍を出動させて奪い返す独立国としての当然の行為すら禁止している。


 それを今まで放置し、その心痛を患う家族から国民の義務と言う名の下に徴税をして来た、契約違反者を咎めるべきなのは、司法を生業としている者なら当然疑問に思うべき事である。


 しかしそれを主張すると、必ず批判する馬鹿な連中が出現し、家族を金で売るのかとか、戦争の引き金になったらどうするのか等、国のあり方自体知らない訳の解らない理屈を言い出す、自称正義の味方が出て来る事自体が遣りきれないのが現実だ。


 国は国民を他国の侵略から守り、生命と財産を安堵する基礎中の義務を果たさない場合、契約違反者である国は被害者の国民に対し、義務である税を返還し尚且つ基本契約を守れないのだから、当然賠償金を払うのが当然の義務であろう。


 まして日本国と交戦状態でも無い国が、なんの瑕疵も無い幼い子供を自国から誘拐しのだから尚更であり、その理由が加害国が証拠も示せない無い自称大日本帝国に因る拉致被害を勝手に捏造して、それを理由にして起こした人拐いが動機でだ。


 そして契約を履行出来無いのであれば、当然国は被害者及びその家族に対して、税の免除及び賠償金を支払うのが当然だろう。


 嘗てA国は自国民が家庭教師として招かれた、他国の貴族が拉致した一女教師を奪還する為に、軍艦と海兵隊を出動させて、奪還した程なのだ。


 その行為は、一見大げさで費用対効果的に赤字に成るが、国民に対する基本契約を守ると言う、国内外に対する宣言にも成る事だし、テロリストに対する姿勢と同じく、今後同じ行為をした場合軍が動いて不正を正すと言う気概を示す行動なのであり、ひいては国民の安全を守る行動なのである。


 それが出来無いのであれば、それは独立国としての矜持を示さない契約違反の政府と謗られて、糾弾すされても言い訳すら出来無い事であると、日本国民としても世界標準の常識と理解する必要があるのだ。


 そして現政権の為政者である、安部首相はその様な詐欺国家である事は、納税者に対する裏切り行為であり、放置して置けば国の根幹に関わる事態に成る事を憂慮し、問題の大元である憲法を改正する為の、行動を起こしたのであると理解されたい。


 今後孤立した独善的な国では無く世界の中の日本人として有りたいなら、まず世界標準とは何かを学び理解し、現状の異常さが見えて来れば、WGIPの守護者が言っている事が如何に異常か、如何に矛盾して居るかが解るだろう。


 繰り返して言うが、世界は言葉に因る正義は無意味であり、基本は弱肉強食であり、力無き正義は犬の無駄吠えと、何ら変わらないのだ。


 現在国会前でお祭り騒ぎをしている、時代に取り残された脳内お花畑の、他国の工作員に踊らされた迂闊者は、自身では何も考えず調べず、他国の工作員に因る情報戦に利用された、真の意味での平和の破壊者に与する者であるのを、早く気づいて欲しい。


 詐欺師に騙されない為には、彼等の手口を研究しないと、一生騙され続けてしまう、根馬鹿に成ってしまうのだ。


 詐欺師は、通常必ず獲物の平常心を崩す事から始めるのだが、良く取る手法は「時間が無い、今行わないと間に合わない」と心を揺さぶり、疑いの心を起させない様に、あなたを追い込む手口を使う。


「今、買わないと損をします」「今だけ限定で、後3日すると売値が通常価格に成ります、今買いましょう!」「今政府が立法しようとして居る法律は、あなた方を戦場に送る悪法です! 今、阻止しないと大変な事に成ります!!」


 以上が詐欺師がよく使う手口ですが、あなたも経験があるでしょう?


 大概それらはあなたの平常心を揺さぶり、真面な判断力を奪う為の論法なのは、後に成って気付くのが殆どだと、肝に銘じて相手の話を判断して下さい。


 さもないと詐欺師の被害者になるし、本来あなたの安全と財産を他国の侵略から守る法律を、自身の手で阻止する愚を犯す、売国行動に手を貸す事に成るのです。





Pday 70日目

AM10:45 福島県双葉郡浪江町請戸 大平山近辺 旭製薬福島工場

     管理棟 CEO室


 2時間半に及ぶ会議が終わって、俺達は漸く一息着いていた。


 会議自体は大まかな作戦行動の取り決めと、責任区分の明確化の為行われたが、今回は初めて軍との共同作戦であり、其の辺の調整が主に成っていた。


 [ライジングサン]は今まで日本国内では、警察組織と連動した行動を主に行なって来たが、今回初めての軍に因る警察行動の、参加で不具合が起きない為の調整で、終始して居るのが現状だ。


「しかし、いよいよ検挙活動に軍が、介在出来るまでに成ったのは、一つ前進だったな。


 現在が非常事態下で良かったよ、通常時だと奴ら外国人スパイの手先は、マスコミに守られて徹底的に叩けなかったから、何時もトカゲの尻尾切りで、下端ばかりが検挙されるだけたったからね」


「ええ、国内の悪性ウィルスの除去が出来て、本当に清々しますわ!


 『巧言令色少なし仁』の売国民の裏切り者が、問答無用で検挙される日をどれ程待ったか、分かりませんから。


 野党はまだ解りますが、与党に食い込んだ売国民政治家は、正に『獅子身中の虫』以外無かったですから、漸く駆除出来るのは正に僥倖以外の何者でもありません」


「まあ、奴ら曰く自分達は日本と他国の架け橋に成って来たと、強弁するが日本の国益を毀損する行動を、取った時点で既にアウトなのが解って無い、無定見な政治家として不適格者なのだがね。


 自身の欲を国益に繋がる行動として、すり替える言い訳にした時点で御終いであり、無理な言い訳だしまして重要な情報を、他国へ流したり日本企業の開発した、技術を他国の工作員に流した時点で、明らかに売国行為で何の言い訳も出来無いのだけれども」


「この手の人間は何時の時代にも居ましたし、これからも隙あらばGの様に増殖しますから」


「まあ、運命の決まった連中の事はもう良いが、この間の政府との連絡会議の時に、亜生先生から聞いたのだが、K国の原発がかなり危機的な状況にあるから、原発コマンドを派遣した途中経過だが。


 結局は実証試験中の、エネルギー転換装甲製の燃料棒隔離コンテナと、転換装甲で遮蔽された重機と、装輪装甲車をかなりな台数、半島に派遣しないと成らなくなりそうだ」


「あれはまだ開発段階の製品で、まだ量産レベルに成っていない製品でしょう?


 確かに現在は5mm厚レベルの装甲で、100Sv/minの放射線を0.001mSv/dayまで低減出来る予想ですが、未だ現場での実証が終わって無い技術ですよね?」


「まあ確かにそうだが、現在の既存技術だとシールドに要する鉛だけで、厚みが最低でも10mm以上必要であり、作業車全体を覆うシールドを行えば、鉛の密度は11.34 g/cm3 有るので、えーと仮に90式装輪装甲車全体を覆うとすると……


 全長684cm×全幅248cm×全高185cmだから、全高を140cmと計算すると、約11,450,476gだから、概ね12t弱の重さが対放射線装甲だけに喰われて、車体が移動以外稼働出来なくなり、他の装備や予備燃料は積めなくるな。


 その点エネルギー転換装甲は、密度が合金の配合にも因るが3.27 g/cm3なので、荷重が1.7tで済みアルミより少し重い位の、装甲重量で済むからね。


 それを考えると、5mm厚の装備品の重量が、鉛と比べると1/10に成るので、現場としては例え話が半ばだとしても、試作品であっても採用したく成るのはもっともだと思うよ。


 更にシールド材事態が、被爆すると勝手に発電をしてくれるし、部材自体は被爆し無いのだから、使用後泥等を洗浄だけしてしまえば、装甲自体は放射線を出さないから、非常に都合が良いからね」


「しかしこう言う発明品を、エネルギー・メジャーの業界は、組織ぐるみで隠蔽して居たのでしょう? こう言う部材が有ればチェルノブイリや、その他の原発事故や廃棄物処理にも、革命が起きたでしょうに」


「過去にも色々な防壁が開発されたが、日の目を見ず死蔵されて来たが、まあ奴らも今回のパンデミック所為で、壊滅的な被害が及んだ為に、相応の報いを受けて居るだろうし、気の毒とも思わないがね。


 それより旭工機では自社だけでは無く、OEMでESAM(Energy switch armor materials:エネルギー転換装甲材)を生産しようと思っているが、其の辺の取引を手早く、我社にも相応の利益が出る様に、進めたいからね。


 今回の場合は地球環境どころか、日本の安全が掛って居るから、あまり無理は通せないが、借りとして政府や業界に、恩を売っておくのも良いからね」


「『損して得を取れ』の精神で今回は交渉するのですね?


 解りました、経産省には精々恩を大量に売っておきますので、ご安心下さい。


 これを梃子にして、マスドライバーの開発受注や、新型シャトル開発事業を、我社に有利に成る様引っ張ってきますので、お楽しみにしていて下さい」


 田中君は少し怖い顔でニヤリと微笑むと、早速経産省に居る友人のリストを脳裏に浮かべて居る様だ。


 彼女はT大の法科出で、男女合わせて人付合いが良かったため、結構な人脈が学閥にはあり、各省庁との折衝時には良く我社の部長クラスが、辞を低くして頼みに来る程の、人脈を持って居る。


 家自体も結構な旧家であり、優秀な官吏も一族から多数輩出して居るので、血縁関係からも色々頼みを聞いて居る為、自身交友関係と血縁関係で、かなりの影響力がある。


 前に何処ゾの省庁の木っ端役人が、勘違いをして彼女に圧力を掛けて、関係を迫ったらしいのだが、半月もしない内にその馬鹿は、地方にドサ回りの旅へ、出発する羽目に成ったそうだ。


 在学中には国家公務員上級試験には、上位成績者として合格して居たが、何を思ったか我社に入社して来た、変わり者では有るが、彼女も横山提督の人脈からの縁で、やって来た一人である。


 一見柔らかい感じの美女だが、怒らすと非常に怖いのは社内では定評が有り、その地位と相まって観賞用美女との、評判の高い残念美人さんなのが、かなり本人も内心気にして居るようだ。


 多分、彼女の事だから今回の取引では、かなりシビアな駆け引きを行い、先輩や後輩の役人達を翻弄するのだろう。





「所で代表、我社は今後原発封印作業に人員を、派遣するのでしょうか?」


「派遣せざるを得ないし、技術の方でも是非行きたいと言う、開発者の要望も強いからね、しかしP山のあの地域はゾンビもだが、生き残りの原住民が未だ居るので、部隊の編成が大掛かりになる。


 何せ日本人憎しで凝り固まった、全国民の9割以上が反日であり、何時でもテロ活動を行う可能性が大だから、日本単独では侵入出来無い国だからね。


 そのせいで、亜細亜通商連合のPKF部隊が参加して居るが、弾薬や補給物資等は日本が主体に成って、行わなければ成ら無いしけれど、地理的な条件や直接被害にあう国なのだから最もなのだが。


 ASEAN諸国や東南亜細亜各国は、C国原発の事案もあるので、今回のK国原発封印は、亜細亜経済連合合同部隊の、試金石的な作戦になるだろう。


 C国は現在だけでも9箇所の原発が、稼働中だがあの国やK国が作った原発だから、何時どんな不具合が出るか、作った国民自身にも解らないだろうし、あの国等の製品だから劣化コピーしか作れないだろうしね」


「他の国の迷惑を考え無い、特亜の国家体勢は良い加減に迷惑ですが、国が滅びても更に迷惑をかけ続ける、本当に何と言ったら良いのか、滅びて良かった国とは、言いすぎかも知れないですが。


 他人の迷惑になるなら、作らなければ良いのに、身の程を知らない愚か者は、本当にどうにもこうにも、仕様が無いし今滅びて正解かも、知れなかったかもしれませんね」


「今後日本や、亜細亜通商連合は世界中に残った、原発と言う負の遺産処理も、命題として行かなければ成ら無いが、ある程度処理が軌道に乗って来たら、ESAM核廃棄物コンテナで電気が賄えるから、そう悲観した話では無いがね」


「そうですね、もしESAMが発明されていなければ、物がモノだけに処理しようが無くなり、原発のある場所で封印処理をしなければ、成ら無い事態に成ってしまい、禍根を残す結果に成ったでしょう。


 でもESAMで発電機化すれば、少なくとも半永久発電機関として、今後の役には立つ存在として、居場所が出来ますから本当にラッキーでした。


 しかし考えて見れば、ESAMの御陰で安全で安価な、原子力発電所が多数出来ると言う事ですよね?」


「まだ耐久力がどの程有るかが、実証されて居ないので何とも言え無いが、屋内で保管しながら使えれば、最低200年は持つ様に設計させているのだが、あえてオーバースペックで作る事にした。


 何せ扱う物がモノだけに、必要以上に気を使わないと、事故が起きてからだと、遅いから慎重に設計させて居る。


 1ユニットで200本の使用済み及び、使用前の燃料棒を格納出来て、体積は40ftコンテナ2台ぶんの、クローズドサイクルユニットだ。


 直接発電で発生する発電量は、1ユニット約60.8万kwの電気を取り出せる予定なのだが、実際に稼働してみないとどの様な問題が起きるか解らないからね」


「60万kwの発電量ですか、すごく優秀な発電機なのですね!


 普通大規模な設備を要する原発1機で、100万kw前後の発電量ですから、少ないスペースで廃棄燃料棒を使い、管理者もたいして要らないのですから、夢の様な発電システムです」


「後は実証試験で、どれだけ安全かのプルーフを受けるだけなんだが、まさか行き成り本番で使用する事になるとはね。


 開発者の羽山助教授は、機構が単純なので製造段階で、設計通りの製法さえ守れば、まず不具合は起きないと言って居るが、扱う物が外部の放射性物質では無く、内部の廃棄燃料棒だから必要以上のスペックで、コンテナを作らせているよ」


「まあ、技術的な問題はさほど無さそうですが、それを扱う為の作業機械や、ロボットは問題無いのですか?」


「ロボットは、本田技研と三芝電気が共同開発した、人型多目的ロボットRT-03をベースに、ESAM装甲を施した原発作業専用、人型ロボットを開発中で、既にプロトタイプは出来て、そろそろ試作量産型がP山に投入されるそうだ。


 仮にメルトダウンが起きて水素爆発が起きても、ロボットさえ有れば炉心部への道を、彼等を使えば効率良く確保出来るし、被爆しても人命には支障ないから、思い切った作戦をたてられるよ。


 まあP山に派遣された、原発コマンド達からの連絡では、現在そこまで深刻な事態では無いが、原発内の線量は日本の原発より、非常に高いから一刻も早く、ESAM装甲を施した車両や、防壁材を送って欲しいそうだ」


「それは大変ですけれど、今はどうして居るのでしょうか? 非常に彼等の健康が心配ですが、放射能だけでは無くゲリラ化した、原住民の問題もあるのでしょう?」


「現在は日章旗を立てて、現地に乗り込んでいないし、東南亜細亜系の隊員が現地の安全地帯で、対人封鎖作業を行なって居るそうだ。


 日本人スタッフは予めテストで持ち込んだ、ESAM装甲を施したプレハブ宿舎で現地に拠点を築いて、封鎖作業に当たっているが、何時現地人が物資目当てに、襲いかかるか解らないそうだよ」


「流石C鮮人ですね、期待をことごとく裏切ってくれる、鉄板の行動力と言うか、身勝手な理論展開と言うか、多分被害者意識に凝り固まって、それを免罪譜にして襲いかかって来るのでしょうね」


「多分そうだろうね、だからPKFの隊員は原住民と必要以上に関らず、近づけば容赦なく攻撃をする旨、警告して居るしそれを実行して居るから、彼等には近づかない様だ。


 しかし、いつ襲撃が有っても不思議は無い状態だそうで、兵站の輸送には神経を使っているが、ゾンビの御陰で原住民も自由に動けないから、余り積極的に駆除作業はしていないそうだ」


「ゾンビが原住民避けって、何だか皮肉な事態ですが、彼等の民族意識からするととても解り易いですね。


 しかし現場が海から近くて幸いです、もし街中に施設が有ったら、餌に集るハエの様に群がって、やれ俺達を助けろとか、駐留するなら食料を寄越せと言って、大騒ぎをするのでしょうね」


「実際その事態の小規模な行動を、現地の村では経験して居るらしいが、ベトナムやカンボジア・フィリピンの隊員は、一切相手にせず襲う素振りを見せれば、容赦無く攻撃して居るそうだ。


 まあ奴らK国人が彼等の国で行った、数々の蛮行を思えば当然そうなるけど、K国人は何故自分達が彼らに嫌われて居るか、まるで解って居ないのが喜劇と言うか、悲劇と言うか微妙なのだが。


 只、唯一解っているのは、原住民に対して東南亜細亜系隊員は、一切の容赦はしていないので、彼等を恐れた原住民は彼らに表向き、反抗はしておらず近づか無いので、住み分けが可能な様だね」


「大変な任務ですが必要不可欠な行動ですからね」


「今後自身で管理出来無い技術は、一切技術移転をしない法律を国際的に制定しないと、困る事になるだろうが、事エネルギーは現在BBLSGやESAM装甲、クラスター化雷鳴気プラズマリアクターなどで、エネルギー革命が進行ちゅうだ。


 これらの新技術は、環境汚染型のエネルギー源では無いので、用法を間違えてもESAM装甲以外は、基本的に他国への被害は少なく、現場のみの被害で済むから移転も楽だ。


 まあK国やC国の様にパクった技術を、自身で開発したと契約違反を行った場合は、連合として武力侵攻をも見据えたペナルティを課した、契約で縛る事に成るだろうが、反発も出そうだがね」


「まあせめて日本の様に、取り入れた技術を魔改造した物を、発展技術として他国に売るのは許せますが、K国やC国の様に劣化コピーを安く売られたら、冗談じゃ無いと提訴する体勢にしないと、真の技術の発展が阻害されますからね。


 あんな詐欺行為をいけしゃあしゃあと、発言してそれを認めたら、真面な努力等誰もしなく成り、結果技術の発展の芽が摘まれ、全ての開発が停滞しかねませんから」


「詐欺師が大手を振って、利益を得られる社会にする積もりは無いよ。


 そんな事を認めたら、国際間系の根幹が揺らぐし、ケジメもが無い犯罪者を認める素地も許す積もりも無い。


 未だ亜細亜の各国は、中世の民意しか無い国が大半だし、其の辺が悪い事だと意識すら出来無い、文化後進国が殆どだから大変なのだが、このケジメはキチンと明文化しておく」


「最初が肝心ですから、そこを抜かすと土台が崩壊して、全てが無になりますから。


 今後の課題ですが如何に各国の教育を充実させ、血縁や地縁・民族での囲い込みに因る、政権奪取は国をダメにするかを、教育させて行く事を主眼にしないと大変ですね」


「其の辺は、林業じゃ無いが60年周期で、気長に教育して行くしか方法は無いからね。


 無理をすれば社会に歪みが起きて、その国の社会がカオス化して内乱状態になり、嘗てのカンボジアや現在のインドネシアの様な、不正と腐敗により国が危うく成る、不安定要因になるから」


「場合に因っては、強権を発動して国を諌める気概が無いと、ああ言う不正に手を染める民意を、掣肘するすべがありませんからね。


 こう言う行為は嫌われるのでしょうが、タイミング良く手を打たないと、将来C国やK国の様な無法者国家になり、回りを巻き込み被害が拡大しかねませんから」


「そこが難しい所だが、敢えて直視して行かなければ、非常に面倒な事態に成るから、過去西洋列強の取った行動も、今後の日本は学んでおき、応用しないと成ら無いからね」


 俺達は未だ成熟とは程遠い、亜細亜各国の民意を見据えた戦略も取らなければならず、更なる歴史や思想の在り方を学ぶ必要があると、先の遠大な道行を心もとなく思いながら、思いを巡らせて行くのだった。


 今回で幕間の章は終了です。


 予定では海外に派遣された、日本軍について少し書こうかた思って居ます。


 どうかお楽しみにして下さい。

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