42.Pday 14日目
また遅れて申し訳有りません
第42章ですお楽しみ下さい。
AM05:45 福島県双葉郡大熊町野上湯の神 玉の湯温泉
俺と田所は日課である、朝のジョギングから帰って来ると、一風呂浴びて冷たいハーブティーを飲んでいた。
これは女将さん謹製のハーブティーで、自身で育てたハーブをお茶に仕立てた、この宿自慢のお茶で、このお茶の御蔭でリピーターが着く程の、人気だそうで確かに美味いし、体に良さそうな薬湯でもある。
夕べは宿の主人が仕留めて来た、雉子や猪・鹿に熊等のジビエ料理を中心に、山菜や茸を取り混ぜた色々な料理で堪能し、この辺の山の様子や、現在の状況等を聞けてとても役にたった。
この宿は現在この温泉場や近くの、避難所として地域に知られており、屋根にはバイオビートル太陽光発電機(BBLSG)と、バイオゲル蓄電池(BGB)で電力を供給されて居る。
その御蔭で12ftの保冷コンテナが3台と、米や缶詰類・フリーズドライ食品が10t程備蓄されており、かなりの期間籠城が可能に成っている。
無論井戸も確保してあるので水等も充分あり、その水を電気分解で水素を取り出し、調理用のガスとして利用して居るため、IHクッキングの欠点である、直火も豊富に利用出来る構造に成っている。
敷地も従来の土地+2倍の土地を、旭製薬よりの貸与と言う形で所有し、広大な敷地をイザとなれば、プレハブ制の家を建てれば避難場所として、150人約30世帯程は受け入れられる、施設になる様デザインされた場所だ。
浪江町やその傘下の自治体の自警団駐屯地であり、山間部に入って来たゾンビや暴徒に備える砦としての、機能を持った宿に成っており、常時3小隊20名が詰めており、小型ヘリやウルトラライトプレーンの、空軍戦力も持って居る強力な砦でもある。
宿舎は敷地内の別棟にあるが、食事の賄いは宿の主人が、良く作ってくれるらしいので、駐屯の選抜に入ると団員達は、非常に喜ぶ人気の駐屯地だ。
昨晩は駐屯地の隊長も交えて、意見交換会を行い万一の場合の、賊の追跡方法や体制の不足部分を、聞きながら料理に舌鼓を打ったのだった。
「う~~~ン! やはり朝風呂は良いな、体に残った酒気も汗と一緒に流れ出るので、一日調子が良いから助かる。
そう言えば昨日の一家はどうだった? 旦那さんの足は無事だったかな」
田所は宴会前にヘリで搬送された、田宮一家の様子を無線で聞いて居たので、俺も気になって質問した。
「ああ、フルメタルジャケットの盲管銃創のお陰で、傷自体は穴が空いた位でやはり重要な血管や、神経に損傷は然程与えて無かった所為で、勇太と同じく傷口を清潔にして、バイオパットを貼っておけば、じきに治るそうだと聞いたよ」
「まだ結講K国系の犯罪者が、国内に残って凶悪犯罪を量産しているのは、許せん事態だな。
もし総理がパンデミック前に、在日特亜を破壊活動のテロ分子として、強制送還してなければ今頃国内は、例の世紀末マンガの様に、犯罪者の巣に成って被害が、より広がっていたろうな。
60万人居る内の取り敢えず、軽犯罪をした者を含めた者を対象に、30万人を保障占領した釜山港へ、ピストン輸送を行い強制送還したからな」
「ああ、俺達の様にあの民族出の兵と、戦場を共にして無い者には、奴等の病的で特異な民族性は、理解出来ないだろうな……。
本当に残忍で狡猾な外道だから、本当の事を言うと作り話だと思われるが一度戦場に出れば、大抵の奴等は最初差別主義者の作り話では無いと気づくし、真実の1/10しか話して無いと気づくからな」
「俺も若い頃先輩の元レッドネック(米海兵隊)出の、曹長に奴等の使い方を聞いた時は、此奴は差別主義者の白人だと、誤解したが実際奴らの不誠実で、狡賢い残忍さを見て全て解ったよ。
そして気付いた俺に曹長は言った。
『お前らジャップは信頼して居るぞ俺は、しかしグーク共は人モドキの野獣だ、使い方はイザと言う場合の囮にする。
場合に因って作戦中は、生贄が必要と俺は思っているからな』
そう言っていたな曹長は、彼は面倒見のいい男で戦友は命懸けで、救おうとする典型的な海兵隊員だったが、唯一K国人だけは信用して居らず、実際作戦の際には囮として活用していたよ」
「そうだな、傭兵家業の時K国人は、全然信頼されて居なかったな。
だから大抵何時まで経っても、雑用ばかりだし誰も信頼していなかったよ。
だから新人が入ると大抵同情されるが、1月も経てば直ぐに本性を見抜かれて、誰も相手をしなくなるからな。
でも本人達は何故自分がそう言う扱いを受けるか解らず、全て他人(日本人)のせいにして被害者意識になり、自己陶酔し出すから始末に負えないからね」
「内の団員も犯罪者を扱えば、奴等特亜と付き合う機会が増えるから、奴等が如何に性格が破綻していて、生まれながらの詐欺師だと、学ばせないと何れ犠牲者が出るからな」
「まあ座学の時に色々の例を上げて、奴等性癖を教えておかないと不味いから、警察の詐欺事件の担当に頼んであいつ等の民族性を、レクチャーしてもらうか?」
「経験者から聞けば真実味が出て、印象に残るからそれには賛成だな」
「しかし日本で治安の話に成ると、必ず奴等が主役になって仕舞うのは、笑える様なそうでも無いような、複雑な気分だな」
「仕様が無いさ、日本人だけなら元々順法精神が発達していて、非常時に助け合う事が、基本の民族なので余程追い詰められないと、他所の国民の様に暴動や略奪を行わないからね。
代表が言って居た、特亜の国は地獄霊の出所場所だと言う話も、冗談には思えなくなったからな。
普通の日本人で彼らと接点が無い人が、俺の主張を聞くと極右の差別主義者が、ヘイトを行なって居ると思うだろうが、実際奴等特亜や極左の外道振りを、一度でも自身で経験すれば、温い事を言って居られなくなるのだがね。
自身の身に降り掛かり痛い目に合わないと、奴等の特異性は実感出来ないし、極右のヘイト主義者だと誤解を受けるのも、仕様が無いと解るのだけれど、気付いた時には重傷を負って居るか死だからな」
「ああ、平和ボケを興して居る日本人も、少しは危機意識を持たないと、相手は端から我々を食物にしようと、襲いかかって来る餓鬼の群れだと、気付かないと大変な事に成る。
まさかソコまで悪質な事をしないだろうと、見積もりを甘くしていると、簡単に餌食になってしまい何時の間にか、凶悪な寄生虫に取り憑かれて、体力が無くなり国を荒らされて仕舞ったのが、現状だからな」
「ああ、奴等と左翼はWW2以降戦勝国の米国の話に乗って、国内を蚕食した売国奴と言うか、日本国民を売り物にして来た外道の後継者だが、米国の国策で隠れられて来た。
しかし米国の方針が変わった事に気付かず、70年一日の如く行なって来た方法が、通用しなくなったのに気が付かないで、今だ同じ戦略を取って居る、世界が読めない馬鹿だからな、左翼とマスコミの奴等は」
俺達は今後を見据えて、これからのゾンビ以外で民の敵になる、存在が取るであろう行動に付いて、朝風呂に入りながら話あっていた。
しかし特亜が宣伝する歴史認識は、架空戦記のフィクション以外考えられない、異常で身勝手な架空歴史であり、彼の2国の教科書や反日ヘイト学習を、調べればその異常性が顕に成るのだ。
少しでも彼らの自称正史と言われる、捏造歴史を見れば証拠も公文書も存在しない、フィクションである事が明白であり、K国民はそれを理解しながら反日イベントに参加し、日本に集って金を奪おうとする、確信犯だと彼らと話せば直ぐに解る。
しかし時代はその様な捏造歴史の、存在を許さない方向へ向きを変え、日本に謂れ無き罪を擦り付けて来た、国内の悪質マスコミは力を失い、今は断罪されて消滅した。
パンデミック終息後現政権は、国内の売国勢力は消滅させて、風通しの良い国に戻す方針を元に、戦略を立てて居るのだ。
そしてパンデミック後は、亜細亜のブロック経済化を推進し、ヨーロッパ各国の国力が落ちて居る間に、亜細亜で宇宙開発を行い資源を地球外部から、賄う方式に転換して行く方向に、シフトさせて行く戦略を取る。
そのプロジェクトの下に亜細亜各国の、中堅以上の官僚や政治家達は、動き出して居り今の所問題は起きて居ない。
しかし人間、上手く行き出すと必ず不正や腐敗が起こり易くなり、必ず問題が起こり足の引き合いが、始まるのは仕様が無い事であり、その場合は強権を行使して事を収める、システムが要るのも又事実だ。
その為の場がアジア通商国連合である。
地政学に因る影響を極力避ける為に、ギガフロート上に一大連邦政府の如き、調整機関を置き各国間の商取引や政治的問題を解決し、時には軍事力に因って広域犯罪組織を、壊滅させるイニシアチブを取る為の、共助組織に成る予定である。
又役職に着いた影響力の強い、優秀な官僚や政治家は辞職後、出身国には戻らずギガフロートに残り、余生を送る様にする構想も立てている。
この世には理想郷は無いと割り切った、提督らしい構想だと思うが俺のような、軍関係者にとっては書生論じみた、理想主義より余程安心して任せられる考え方だ。
アジアの国々はいまだ日本ほど成熟しておらず、血縁やら独裁政治やらの前時代的な、血縁縁故の方式を取らないと、国の舵取りが立ち行かない国が多いので、力愛不二の考えも無いとまたぞろカンボジアの様に、民族浄化の大虐殺も発生しかねない、地域が多いのが実情だ。
しかし現在は特亜の2国は別格で、先天的な詐欺人民が国を作っており、それがなまじ広大なで豊かな国力を持っていたのが、地政学的な弱点に成っていたのである。
かのT民族は嘗ての偉大な文明を興した、民族の血は引いて居たが、なまじ過去が偉大だった為、自身もそうだと思い込み、長い異民族支配の間に過去の優秀であった気質が、奴隷気質の植民地人と同じおねだり体質に変質した。
そして過去の遺物(儒教的C華思想)を持ち出し、捏造を基本とする詐欺行為を行い、大国人民としての気概を失い、騙してでも奪い取ると言う、奴隷根性を全面に押し出して従わせ様とした、犯罪帝国主義の方式を取り入れてしまった。
しかしその様な姑息な行動をすれば、他の隣国は決してその民に従わないのに気付かず、惨めで悲惨な統治しか出来なくなってしまった、ある意味落ちぶれた民族になってしまったのだ。
やはり大国と言うのは信義を重んじ、規範を示す指標を示せる徳の無い、民族であれば結局誰も従は無いのである。
要は大きな会社が法を守らず、詐欺まがいの行動を取って居れば、その会社の信用は失われて、良い仕事は入って来ず何れ衰退して内部崩壊してしまうのと、一緒の末路を辿るのである。
以上の理由から提督はC国とC鮮国は潰す決意をしたのだ。
彼の2国が更生するのを待つ程、現在の地球には余裕が無いので、活かす国と潰す国を冷静に判断した結果だし、アジア戦略研究所の会員はその決定を支持して、現在の戦略を取っているのである。
Pday 14日目
AM07:15 福島県双葉郡大熊町野上湯の神 玉の湯温泉
俺達は朝食を済まし、頼んで置いていた弁当を貰い出発する事にした。
今日は国道114号線である富岡街道方面へ、偵察に行く予定である。
富岡街道は支線が多く他の町から、偽装事故現場や崖崩れ現場を、迂回し易い環境があるので、要警戒地区である。
その様な場所であるので、天気の良い日はセスナ等で上空から、監視をして居る地区であり、地元民とも交流を密にして居り、情報も無線や基軸ネットでメールやTV通信電話で、絶えずやり取りして居る地域である。
「あの辺はひょっとすると他からの避難民や、ゾンビに暴徒の侵入の可能性が、絶えずある地域ですので要注意です」
「そんなに多いのかい?」
「ええ、この辺より地形が傾らかで、道が作りやすくて枝道や林道の迂回路が多く、全部を把握しきれないので厄介ですね」
「解った、だからあの辺の地区は、時間を3日程取ってある訳か」
「それ程時間をかけないと道を感覚的に、把握出来ない厄介な地域なのです。
今日は地元の猟師で協力者のお宅で、宿泊予定ですが良く話を聞ける様、頼んで置きました」
「後、キャンピングカーはどうする? 此処で暫く預かってくれると言う話だが、何時までも置きっぱなしと言う訳にも行かないしな」
「それは駐留小隊が交代の際に、旭製薬の駐車場へ持って行くよう、頼みましたし鍵も本人に届けてくれるそうです。
後、暴徒の死体はダム湖の下の広場へ、適当に穴を掘って埋めておくそうです、その時死体に鬼山さんから頂いた、代表謹製の除霊符を一緒に付けて、埋葬するので幽霊や悪霊化はしないでしょう」
「ああ、あれはかなり強力な符らしいので、まず化けては出られないさ。
かなり力の強い集団霊の悪霊塊も、簡単に散らしたのを見たことがあるので、普通の悪霊化した犯罪者も、逝くべき場所に送る事が出来るそうだ」
「分かりました、ではそろそろ出発しましょうか」
「俺達は何時でも大丈夫だよ」
我々はバイクを始動させると、山を下り一旦県道35号線を通り、国道114号線のT字路にぶつかると左折して、山に向かって走り抜けて行った。
ハンターカブはやはり燃費が優秀な、カブ系のエンジンを積んでいる為と、110ccの排気量の御蔭で、アップダウンの多い山道を然程ストレスは無く、山間の道を走り抜けて行き、山でのツーリングも楽にこなせる優秀な乗り物だ。
リッター辺り60km以上の航続力は、この様な場合は非常に頼もしいかぎりである。
足付き性の良さと直立した乗車姿勢で、腰への負担が少なく済んでおり、シートには衝撃吸収ジェルの中敷を入れている為に、尻への負担もだいぶ軽減されている。
我々は1時間に一度の休憩を取りながら、目的の山間部にある阻害バリケード設置場所に急いだ。
それから3時間程して最後の防壁である、事故偽装現場に着いて徒歩で3km程登った場所にある、崖崩れの現場に向かって行った。
今回の現場も道の難所である、崖沿いの河川ルートを爆薬で崩し、30m程に渡って人口の崖崩れを起して道を塞いであり、見た目より道に対する損傷が無い様、道路工事のプロに因って封鎖されて居る。
崩されて2週間位程経っているせいか、瓦礫の間に雑草が生え始めて居り、人が通った跡がすぐ解る状態に成って居る為、パトロールには都合が良かった。
斜面には猪や鹿等の大型の動物が通った跡は、幾分見受けられたが人が通り抜けた跡は無かった。
俺達は早々に崩落跡から離れて、2つある偽装事故現場を過ぎて、バイクを隠した場所に戻って来た。
「これからどうするのかな?」
俺は薮沢君に次の監視ルートに対して質問した。
「次は2km程下った場所に比較的状態の良い、簡易舗装のされた林道が有りますのでそちらに向かいます。
其処もメインルートは崖崩れと倒木で閉鎖してありますが、途中で2本程営林間系者が通した、未舗装の林道が有りますので、閉鎖場所を見回った後でそちらの道を遡上して、道が何処まで通って居るか確かめます」
「その2本の林道はまだ未踏査なんだ」
「ええ、この辺は比較的に山が傾らかなので、道を通すにも楽な地帯で皆が知らない枝道も多いから、恐らく全体を把握して居る人は居ないでしょう。
趣味で林道走破する者も結講居ますから、一般の趣味人の方が詳しい場合も有りますよ」
「国交省に申請を出さないで、道を作ってもお咎めは無いのかい?」
「意外と其の辺はルーズな業者も多いですね、一々お伺いを立てて居ると伐採作業が遅れたり、誰も見に来ない現場なので大まかな計画を提出して、現場サイドで変更して後から申請する事も侭ありますから」
「だから高性能のGPSを用意したのか」
「ええ、後で地図ソフトに軌跡を落とせば、正確な地図を作成出来るので、マッピング機能付きの上位機種を使うのですよ」
「昔からすると、通過時のマッピングが出来るから、足取りの経緯は記帳する必要が要らなくなって、報告書を書く時は随分楽に成ったからな。
昔は一々記帳しながら踏破までして行軍していたから、軍事間系のデジタル化は正直面倒な面もあるが、事務関係の手間がだいぶ省けるから有難いな」
「ああ、報告書の手間が半分以下に成ったのは、士官に取っては朗報だからな。
事務方は正確な報告書を出せと煩いが、現場はやる事が増えて肝心の指揮に影響するから、戦闘以外の手間はなるべく減らして、作戦に集中したいのが実情だから、IT化は結講其の辺の手間をだいぶ省ける様になったからな」
「だが機器の操作を覚える手間が増えたから、プラスだけじゃ無いのが残念な所だな。
さて問題の枝道に行きますか、果たして何処に通じて居るのか、作った奴以外知らないミステリーツアーに出発だ」
Pday 14日目
AM09:10 福島県双葉郡浪江町赤宇木付近
俺達は現在山の中を暴徒達に追われて居る。
俺は風間 悠平と言う17才の高校2年生で、もう一人は藍沢 小夜子と言う16才の女の子だ。
俺達の居た避難民の集団は白河市に入って、物資を補給して居る最中に暴徒達に襲われ、皆バラバラに成って逃げ出した為安否は不明であるが、幸い俺も彼女の家族も避難民の中に居なかったので、家族の心配をしなくて良いのが唯一の幸運だった。
小夜子は俺達が通っていた私立の郡山高校で、部活の新聞部に所属する後輩で、パンデミック発生時に高校のクラブ活動中だったため、学校から脱出する際に最終的に二人だけに成った。
そして避難途中の集団に拾われて、山中の別荘地に避難する際に立ち寄った、白河市で食料や生活物資を調達中に、武装暴徒に襲われて皆散り散りに逃げて今に至る。
俺達が身を寄せた避難民集団は、一応散弾銃5丁で武装していたが、
相手の暴徒達はライフル6丁に散弾銃4丁の、圧倒的物量で押され俺達は敗退したのだった。
俺は逃げる際に仲間の片山さんが使っていた、3発込めが出来るポンプアクションの散弾銃と弾薬30発を、撃ち殺された片山さんから頂いて、近くに路駐していたキー付き大型スクーターに乗り、無事離脱出来たのだ。
しかし運の悪い事に逃走中暴徒の1台に、再度補足されて追い回される結果になり山の中に逃げ込んだが、途中で慣れないダートを走っている最中に、タイヤがパンクしてしまい深い山中を、絶賛逃走中状態で踏破しているのだ。
幸い途中で登山道に出たために、自動車で追いかけられない状態になった為、今だに奴等から徒歩1時間程の距離を開けて、逃走出来て居りこのまま何処かで、キー付きの車を確保出来れば逃げきれるだろう。
逃走時に俺達は各自がザックに入る、食料6食分と雨具とエマージェンシーシートに、雑貨を小分けで持って居たので後2日は、補給無しで行軍出来るが、早い段階で食料は確保しておきたい所だ。
もし奴らに捕まれば藍沢は奴らに乱暴され、俺は殺される可能性が大なので奴等に捕まる選択は無い。
地図から判断するとこのまま東に行けば、太平洋側の相馬市か浪江町に出るから、途中の民家が有り車が有れば奴らから逃げられるか、保護して貰えるかも知れないが、場合に因っては迷惑を掛けるので、判断が難しい所であるのだが……。
散弾銃には00バックの12番ゲージの弾が、後30発程残って居るが相手はライフル銃みたいなので、長距離戦になったら部が悪い。
俺は中坊の頃はそれなりにヤンチャをしていたので、バイクや車の運転は免許無しでも一通り出来るし、餓鬼の頃は叔父に連れられて猟にも何度か同行した為、通常の高校生より銃の扱いや手入れは出来る方だろう。
藍沢も中学の頃からの知合いで、俺の過去の黒歴史は知って居る、ウザイ知合いでありそれをネタに、参加したくなかった新聞部と言うマイナーな部活に、強制参加させられて偉い目に合っていた。
「ねえ風間、そろそろ休もうよ! 疲れたよ~~」
「馬鹿かお前、20分前に休んだばかりだろう?
奴らに追いつかれたらどうするんだ、お前は銃を持って居る訳じゃ無いのに、体力無さすぎだろう」
「う~~~~! あのヤクザどもめ! 良い加減諦めたらどうなんだ、わたし達を捕まえても、大した利益にも成らないだろうに」
「お前な、一応見場が良くてスタイルが良い見た目なんだから、少しは自覚したらどうだ。
性格を知れば大半の男は萎えるだろうが、知らなきゃ極上の獲物に見えなくもないからな」
「フフフ! 風間に褒められちゃった」
「お前耳腐って無いか? 褒めてねーって、この自意識過剰女を誰かどうにかしてほしいよ!」
「フフ! 風間なら良いかもね~~。
どう? 今晩あたりお相手して上げるよ!」
「フ~~。 それは非常に幸栄で! 駄菓子菓子…イヤだがしかし断る!」
「あら悠ちゃんヘタレなの? こんな可愛いい女の子の誘いを断るなんてサ!
ひょっとしてロリとか、噂の斎藤と道ならぬ間系とか?」
「止めろ! 毛深いヤローに欲情する程頭湧いてない!
ションベン臭い餓鬼にも興味はない!」
「ふ~~~ん、ひょっとしてオバ趣味とか?」
「ウルセえ! 何がババア趣味だ、俺の守備範囲は20~30代始めまでだ、変態扱いするなよアホ!」
「ふ~~~ん、ちょっと年上のお姉さん趣味なのね! フフフ、良い事聞いちゃった!
やっぱ風間の趣味は年上のお姉様だったのね! 裏付けが取れたわ。
今度クラスの芳子ちゃんに合ったら、この情報でお菓子奢らせようっと」
「芳子って前島の事か? 何で前島が此処で出て来るんだ?」
「アハハハ。 鈍感男は肝心な所でモテないよ!
それ位良い加減自分で気付かないと、彼女が出来るのも遥か先だね」
「うっせい! その内可愛い年上の彼女を作ってやる! 今に見ていろこの芸能レポーター志願のパパラッチめ!」
「まあ当分無理だわね! パンデミックと暴徒から逃げ切るのが、先決でしょうから、頑張ってね!」
ハア!この女相手にして口では、勝てる気がしないよ中坊の頃から、変わったのはスタイルだけで、中身は男かと思うほどサバサバしていて、友人として付き合うのは気兼ね無いがな。
しかし奴等暴徒の連中も良い加減シツコイな、やはり見た目の良いこの女目当てとしか、考えられないシツコサだ。
そう言えばコイツは昔から男運が悪く、しょっちゅうストーカー被害に合って、ヤンチャしていた俺に声が掛っていたが、相変わらずのエンカウント率のようだな。
一見さんの暴徒に見初められるとは、どんなに男運が悪いのか呆れるほどだな。
コイツの亡くなった姉ちゃんに頼まれたから、面倒は見るのは吝かでは無いが、良い加減にして身を固めろと言いたい!
しかし先程山の尾根から監視した限りでは、ストーカー供は徒歩1時間程の距離で、後を付けて来る様だが良い加減シツコいな。
あの手の奴等は大抵面倒な獲物を、執拗に追うタイプはあまり居ないのだが、今回は例外の奴か一方的に藍沢に懸想していた、ストーカーなのかも知れないな。
どちらにしても足を手に入れる事が、最重要ポイントなのには変わり無いし、此処からもうしばらく行けば富岡街道に出られるから、足を確保する確率は増えるので、休んで居る訳には行かないのだ。
「兎も角藍沢、もうすぐ行けば富岡街道に出る枝道に着くから、そこまで休み無しだ。
バテたら飴を一つ喰っても良いから、兎も角一気に富岡街道まで脱出するぞ!」
「う~~~~! 飴ちゃん一つ食べても良いの? そんじゃ頑張って歩くよ、じゃあ飴ちゃん頂戴!」
「おま、自分でも持って居るだろう? ソレを喰えば良いだろ? 何で俺の飴を遣らねばならんのだ」
「あら歩くための賄賂でしょ? 賄賂は他人から貰うから賄賂であって、自分のを食べても賄賂じゃなくて、ご褒美にしか成らないわよ!」
「チッ! ああ言えばこう言うウッセイ女だ! ほら飴やるから大人しく歩きやがれ」
俺は無けなしの行動食の飴を、藍沢にやってこの先の山道を、踏破して行くのだった。
Pday 14日目
AM10:30 福島県双葉郡浪江町赤宇木付近
俺達は尾根筋を渡り、谷川沿いの渓流を越えて、後1km程で林道に出るところまで来た。
地図はスマホのGPSソフトが、まだ使用可能なのでソレを使っているが、何時配信が停止するかは分から無い状況だ。
幸い足回りは避難途中で見つけた、アウトドアショップで学校の上履きからハイカットの、軽登山靴に履き替えて居たお陰で、足を痛める心配は少ないのが救いだった。
服も制服から行動しやすいカーゴパンツと、シャツにフィッシングベストと、フリースが裏打ちされた地味なダークグリーンの、防水タイプのマウンテンパーカーに、発熱下着とハイソックスの靴下を、替えを含めて四着ずつ入手し、ダークグレーのキャップを被っている。
藍沢も大体同じ様な格好で、自然に溶け込むダークブラウンのパーカーを着て、中型のアタックザックを背負って居た。
無論雨具やエマージェンシーシートも一緒に調達して居り、野外での最低限の寝泊りも出来る装備も整えていた。
しかし途中で倒木を乗り越えるのに、時間をロスしたのが痛い所だった。
今まで足跡や痕跡をなるべく残さないで、行動して来たが倒木越えで結構、足跡や痕跡を残したのだが、先行する事を優先したので結構それが痛かった。
やはり追われて居ると痕跡を残して、後を付けられるのは精神的にも、焦りが出ていい結果を及ぼさないので、出来れば追跡者をミスリード出来れば一番良いのだが、一本道なのでそれも難しい。
昔叔父さんに教えて貰った地味に嫌がらせをする、トラップも幾つか仕掛けたが、上手く掛ってくれるかは運次第だ。
枝をしならせ糸を切ると、反動で戻り尖った枝先が刺さるトラップや、崖沿いに釣り糸数本を5cm間隔で張り、躓かせて谷に落とすトラップや、枯れ草の多い場所に尖らせた10cm程の枝を、植えた踏み抜きトラップだとかだ。
藍沢にはそれを仕掛けて居る時に、微妙な顔をしてこちらを見ていたが、完全無視しておいた。
彼女曰く、性格が透けて見える罠だそうだ、放っとけアホ!
命懸けの行動に正々堂々なんて言葉は、明後日の方向に置いて置くわ! 生き残れれば俺達の勝ちなんだからな!
無論倒木にも釣り針を使った罠を仕掛けて置いた。
内容は沢山釣り針の付いた糸を、目立たない様に蔓と一緒に仕掛け、倒木の間に垂らして置いたので、潜れば彼方此方刺さり絡んでしばらく足止めに成るだろう。
ケケケケケ! ザマを見ろ暴徒供め!
俺達は先を急いでまた黙々と歩き続けていたが、途中である意味運命の出会い?(いい意味でも悪い意味でも)をしたのだった。
丁度鞍部分に差し掛かった時に、鬼山の師匠と田所の師匠に出会ったのだった。
その時俺達はもう少しで林道に、出る所まで来ていたので、気分が緩んでいた為軽口を叩きながら歩いていた。
幸い銃はスリングで肩に吊って居り、一挙動で取り出せない状態に有ったのが、後で解ったが俺の身の安全を、確保出来た最大の要因だった。
もしこの時銃を直ぐに手にしていたらと思うと、今ではゾッとするな。
俺達が軽口を叩き合い注意散漫で歩いて居ると、いきなり鞍部の高見にある木陰から声が掛かった。
「君達! ちょっと止まってくれるかな? 銃に手をかけないで欲しい、こちらも銃で狙って居るからな!」
声だけ聞くと然程強い調子では無いが、強い意思が感じられる雰囲気がヒシヒシと感じられる、ちょっと逆らい難い声で警告された。
俺はその声を聞いて1発で格上、それも今の自分では到達出来ない実力差がある、高見にある相手だと判ったので、その声に従う事にした。
「解った! 今から銃を下に置くので撃たないでくれ」
おれはそう言って散弾銃を肩からゆっくり下ろし、スリングを持ってソっと地面に置いた。
そして相手の正体を知る為、此方から話し掛けた。
「銃はこれしか無い、俺達は郡山市から避難して来た高校生だ。
俺は風間と言います、こっちは藍沢です、私立郡山高校の1年と2年ですがあんたは誰だい?」
そう聞くと声をかけて来た男が木の影から、ライフルを腰だめに構えたままで姿をあらわした。
するともう一人サイレンサー付きUZIらしいサブマシンガンを、腰だめにしたまま姿をあらわした。
「俺達は浪江町の自警団の者だ、今日はこの辺をパトロールする為に、巡回していたのだが変な奴を見なかったかい?」
彼らは迷彩柄の軍服の様な戦闘服を着て、上半身には同じ柄のポケットが沢山付いたベストを着て、腰には自動拳銃らしい銃を下げていた。
頭には樹脂製らしいフリッツヘルム状の、バイザー付きの近未来的なヘルメットを被り、下手な軍隊よりいい装備をして居る。
「実は俺達、白河市で一緒に逃げていた避難民と物資を探していた時に、武装暴徒に襲撃された為全員バラバラに逃げて、俺達だけに成って路肩で見つけたスクーターで逃げて居たら、又見つかって逃げたらしつこく追いかけて来たんですよ。
そして山の中に入ってダートを走って居たら、パンクしてしまい歩いて此処まで来たんです」
「そいつ等はどうしたんだ?」
「奴らはしつこく追って来ているんです、1時間位先行して居ますが2時間前に確かめた時には、まだ追って来ましたね」
「……そうか。 俺は鬼山と言う、何時もは[ライジングサン]の要人警護を生業にしているが、今は警護して居る要人と、浪江町の工場に来ているので、手空きに成ったので自警団の顧問をしている。
まあ土地勘を着ける為、パトロールに志願して、此処に居るのだがな。
しかし君等は追われて居るのか……。 ちょっと待ててくれ」
そう言うと鬼山氏は、無線機のスイッチらしきボタンを操作して、何処かと連絡を取っていた。
位置情報らしい数字と俺達の事を話し、軽飛行機がどうとかとやり取りをしていた。
どうやら航空偵察をする様基地に連絡して居る様だ。
そして連絡が終わるとスイッチを切り替え、他の誰かと話して居る様だ。
すると更にもう一人離れた場所の木上から、人が下りて着て紹介された。
「彼は田所と言って俺と同じく[ライジングサン]の、警護部の副隊長をして居る奴だ」
そう言って鬼山師匠から田所師匠を紹介された。
「田所だ、[ライジングサン]の要人警護部の副隊長をして居る」
「俺は風間、風間悠平といいます。 郡山高校の2年生です。
彼女は藍沢小夜子と言います、同じ高校のクラブ員です」
「始めまして藍沢小夜子と言います、郡山高校1年2組に在籍して居て、風間君とは同じ新聞部のクラブ員です」
「ほう、綺麗なお嬢さんだね。
しかし暴徒連中に追われているのか……、よく捕まら無かったね運が良いな」
「ええ、この風間はこう言う場合、結構頼りに成る奴ですから。
逃げる途中でチャッカリあちこちに、足止め用の罠を仕掛けて居たので、それが原因だと思います」
「へえ~、罠を仕掛けたのか? どんな奴を仕掛けたのかな?」
鬼山の師匠が聞いて来たので、俺は昔叔父から教わった、狩猟用の罠の種類を色々話した。
それを聞いた鬼山の師匠は呆れ顔をしつつ、感心もして居るようだったな。
「ふ~ん、随分理に適ったトラップを仕掛けたな、どれか一つでも掛かれば行動速度半減な、結構エグイ トラップを仕掛けたな?
伯父貴に習っただけでは無く、自分で工夫する事を考えて仕掛け無いと、思いつかないタイプの罠だな」
「まあ、そう言う事を考えるのは嫌いじゃ無いですから。
野生動物や不審者に山中で遭遇したら、こうしてやれば逃げられるかな、何て考えるのが結構好きですから」
「戦う資質は有りそうだね君は、俺達は元傭兵だからその手の事はプロだが、今言ったトラップを仕掛けられたら、非常に嫌だな。
多分君達を追って居る連中も、何回か引っかかってだいぶ頭に血が上って居るな。
ククククク! 捕まったら偉い目に合うぞ、お前は!」
そう言うと鬼山の師匠は、面白そうな目をして俺を見た。
「だって仕様が無いでしょう? 勝手に追っかけて此方に手を出そうとする時点で、何をされても良い覚悟でやっているんで。
だから俺も容赦はしないですよ!」
「まあこの御時世で罪を犯すのは、盗賊として始末しても日本国政府は、その行為を咎めないと声明を発表したから、どう反撃しても国は文句言わないよ。
しかしお前は結構良い根性して居るな、兵隊になれば結構優秀な兵になるかもな」
「う~~~ん、結構e‐sports何か好きで、好きな奴を集めて戦闘系のゲームで、コマンダー何かもしていますが、リアルでのバトルはしていませんよ?」
「そう言う場合の適正は、実戦で磨かれる面もあるが、先天的な資質も大きいな。
生まれながらに適正がある奴は、ある意味大事にされるのさ。
士官学校では其れを見ぬくのが、教官の大事な仕事だからね」
そう言って鬼山の師匠は俺に、散弾銃を返してくれた。
「まあ俺の感だとお前さんは、使えそうだから武器を任せるよ。
いざと成っても慌て無いだろ」
鬼山の師匠は藍沢に顔を向けて、ニヤリと笑いながら聞いた。
藍沢もニッと笑ってうなずいた。
二人で勝手に決めるなよ、お前等!
まぁー良いけど。
「さてと、今無線で航空支援を頼んだから、もう少しするとセスナが偵察に来るので、暴徒の位置が判明するよ」
「え! 飛行機も持って居るんですか?
随分浪江町ってお金持ちなんですね、凄いなー」
「ああ、町の物じゃあ無くて旭製薬の社用機さ。
浪江町に旭製薬が工場を建てたので、税金が落ちるから町は結構裕福見たいだな。
御蔭で津波の復興も早く終わったそうだ」
「旭製薬って薬だけでなくて、新素材や太陽光発電機を、作って居る会社ですよね」
「まあ同一グループの旭工機が開発した物だから、同じ会社に近いが厳密に言うと違うらしいがね。
まあ両社の技術者のコラボレーションが、生み出した製品だしそれを言うなら、[ライジングサン]の装備も同グループ協賛で開発されたものだからね」
「へー、その戦闘服やヘルメット何かも、旭グループの製品なんですか?」
「ああ、このバトルドレスもヘルメットや、情報統括装置もほぼ旭グールプの製品だな。
エアーガンの[バイパー]もそうだしね、あれは日本国内で通常の火器は使えないので、旭工機が銃本体を開発し弾丸は、旭製薬の衝撃吸収ジェルの技術で作られた製品だそうだ。
御蔭で現金輸送業務や高付加価値商品の輸送、要人警護で活躍してるし、警察も人質作戦用にSAT等でも採用されたし、消音性能が良いので日本軍の特殊部隊にも採用されたそうだ。
後このバトルドレスも対弾・対刃・対衝撃特性が優れて居るので、医療間系者用の防護服や自衛隊の対ゾンビ部隊にも、製造が始まったみたいだな」
「へー、あの怪力のゾンビに襲われても、噛み切られ無いのですか?
凄い性能なんですね。
でも今回持って居る銃は普通の、軍用ライフル見たいですが、[バイパー]じゃ無いのですね」
「ああ、[バイパー]は対人・対ゾンビ用には良いが、対弾性が強い生動物相手だと半矢に成って仕舞うから、今回は7.62mm軍用弾を使うM―21カービンにしたのさ。
本当は日本では御法度の、軍用ライフルの完全バージョンだが、総理の特別許可を貰っているので、問題は無いのだがね。
このボックスマガジンは30発入る、最新の樹脂製のマガジンを使って居るのだが、基本ほぼピカティニー・レール以外はノーマルだよ」
鬼山の師匠はアクセサリー装着用の、ピカティニー・レールにスコープと、強力LEDライトにバイポットが取り付けられた、M-21を見せてくれた。
「うわー流石ライフル銃ですねー、思ったより重いや。
アクセサリーが付いてるせいかな? でもバランスは悪く無い見たいですね、流石M-14系列の軍用ライフルが、基に成った銃だけあるな!」
俺は雑誌やネット・ゲーム内で見た事しか無い、実銃を触りながら感心していた。
「結構良い銃身を使って居るから、800mからギリギリ900mは狙撃出来るな」
「ハ~、900ですか流石ライフルですね!
この散弾銃じゃスラッグ使っても、200mが精々だし今のOOバックじゃ100が精々でしょうから、山で銃撃戦になったら不利ですよ!
暴徒の連中は狩猟用のライフルを2丁と、散弾銃1丁持って居ますので、コッチが不利でしたからトラップで、距離を開ける算段をしてました。
幸いスコープは付いて内いようでしたし、腕も余り良くないのが救いでしたが」
「ふうん、ノーマルのライフル2丁に散弾銃1丁か、距離を取れば撃ち負ける心配はないな。
そう言えば風間君、何処か狙撃のアンブッシュするのに、都合の良い場所は無かったかな?」
「う~~~ンっと! ……そう言えば此処から15分位戻った場所に、山の鞍部が有ってここより、見晴らしが良い場所があります。
丁度徒歩10分位は隠れる場所も無い、500m位離れた場所に道が通って居たので、急いで登りましたが彼処なら狙撃には、持って来いの場所でしょうね。
敵より50m程高所に有るし、鞍部の反対に陣取り、此方は隠れながら相手を一方的に攻撃できますね」
「ふ~~ん、良さそうな場所だね!
よし此れから其処に案内をしてくれ、後ろから襲われるのは御免だから、あいてを殲滅する事にしよう」
「解りました、後相手は銃を持った3人と、荷物持ちが一人の4人組です」
俺達は鬼山の師匠を連れて少し戻った、狙撃ポイントへ案内する事にした。




