表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
永遠の華  作者: 春
2/8

すべての始まり

少女は頭に温かみを感じ目を覚ました。瞼の奥には、少し赤みを帯びた瞳があった。恐る恐る目を開くと、見たことのないベットで眠っていた。そして男が一人少女を見つめていた。ほほ笑む。心の奥から、経験したことのない緊張が流れ込み小刻みに揺れる。

「・・・。怖がらないで。そんなに警戒されたら悲しくなっちゃうよ。」

男は少女をとてもいとしそうな目で見ている。その目はまるで少女に何かを訴えているようだった。急に涙がこぼれおちてきた。

「貴方は、何を求めているの・・・。なぜそんな瞳で私を見るの・・・。」

眉をしかめる。しかしすぐに笑みを浮かべ少女の涙をぬぐう。

「ごめんね。自己紹介まだだったね。俺は、輪。よろしくね華ちゃん。」

輪は当然のように華の名前を言う。

「なんで私の名前知ってるの・・?」

「なんでか・・・・・。それは運命だからかな。」

「運命・・?」

〝ドンッ″

どこからか爆発音がした。輪が顔をしかめる。

「水樹か・・・。華ちゃん俺ここから離れるけどこの部屋から出ないでね。」

いきなり昨日のような感情に包まれる。怖い、嫌だ、誰か・・・。お願いだから私を一人にしないで・・。華はとっさ的に部屋のドアを開けて、部屋から出る。

さっき輪が言ったことなどもう頭になかった。部屋を出たら長い廊下が続いていた。華はその廊下を走ろうと見つめる。駆け出そうとした途端、背筋が凍った。

「みーつけた。」

振り向いたらそこには知らない男が一人立っていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ