第8話 Fire Hands
なんかいつも、短くてすいません。
頭で考えているのをしっかり書いてるのですが……
今回もよろしくお願いします。
「そ……それ……は……」
「王。どうかしましたか?」
「お主……よく……聞け……それ……は……炎……の……手……」
「炎の手?何だそれは?」
「急速……な……高……温……に……反応……」
バタリッ……
「おい!王!!」
「リラを……たの」
「…………王」
こうして、王は息をひきとった……
「……言いたい事はあんまり分からなかったけど……とにかく、俺はお前を倒す!」
「へへへ……やれるもんならやってみな……」
そう言うと海賊は、こちらに向かってきた。
ロサイルは、剣を横にして、左手で支えるような形で攻撃を防いだ。
すると、剣に炎が引火し、剣が炎をあげた。
「おおっ。何だこれ?流れ的に炎の剣か」
「なっ……」
そうと分かったロサイルは、剣と左手を後ろに向けた。
二つの炎がジェットとなり、目に見えぬ速さで海賊の後ろをとった。
「しまっ……」
「た」を言う間もなく、ロサイルは斬った。
「はぁ……結構楽勝だな♪」
そういい残して、城を出た。
____________________________________
一方、小さな島にて……
「結局……財産目当てなのね……」
「それを狙うのが海賊だろう。ははははは……王もこんなとこまで来れないだろう」
「否定はできないね……もう年だし……」
「何だ……案外素直じゃねぇーか……ははははは……」
「お父さん……」
____________________________________
「はぁ……城出たぞ……」
(本当に迷路みたいな城だな……)
「よしっ!行くか!」
「ちょっと待っておくれ!!」
呼び止めたのは、助けてくれた時、隣にいたおばあさんだった。
「え~っとロサイル君……だったかな?」
「はい」
「今からリラ皇女を助けに?」
「はい。そうです。あの人は恩人ですしね」
「そっか……じゃあこれを……」
「この本は?」
「リラ皇女を見つけた時、これを彼女に渡してください」
「はい……分かりました」
剣の方の炎を消し、本を受け取った。
「じゃあ……いってらっしゃい!」
「行ってきます!」
おばあさんと別れ、ロサイルは、港を目指した時あることに気がついた。
「そういや……リラ皇女ってどこにいるんだ?」
港の人に聞いてみる。
「あぁ……それどころじゃなかった……なぁ……」
なんて使えない漁師なんだ……海が恋人だろ!
あとの方法は……………………
「海賊をぼこぼこにしてはかすか……」
あの海賊にしよう。
「とりゃあ!」
「うわーー!」
ロサイルは、なんなく勝った。
「で、リラ皇女はどこに?」
「あ……あっちの島です……」
「どうも♪」
悪いな海賊よ。でも傷ついたのは漁師のせいだ。
「あの島か……」
本を持っている為、片手の炎で飛んでいかなくてはならない。
「バランス無いけど……行きましょう!」
____________________________________
かくして、ロサイルは飛び立った。
そして、オーシャン城の戦いもクライマックスへ!
読んでくれている方感謝しています。
ありがとうございます。