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色んなIslands  作者: 桜二冬寿
最後の戦い
74/88

第74話 兄の影流

 ユガたちは、近衛騎士の副隊長ノイキルとバトルを展開しようとしていた。

 ノイキルはつい最近副隊長に就任した新人副隊長で、ザメサほどの力は持っていなかった。

「ふ~、副隊長としての初仕事がこんな大きなものになるとはな……ただの雑魚の排除か」

 深く息をはいてノイキルはユガたちのほうを見た。それに対してユガは少しにやけてノイキルに言った。

「ただの雑魚? 生憎そこまで弱くないんだよ」

「ほう、ばあさんが相手か……」

「倒せるもんなら倒してみな、こいつらを!」

「ってお~い! すっげー、人任せじゃねぇか!」

 ノイキルはしっかりとツッコミを入れた。さすが副隊長!

 という茶番(?)は置いといて、戦闘が始まった。

 ノイキルは次々とオーシャンアイランドの兵士達を斬っていく。リラたちが新人近衛騎士たちをあっさり倒したように。

 しかし、その兵士の中で唯一ノイキルの攻撃に太刀打ちできる者がいた。

 ノイキルの重い一撃をしっかりと受け止め、その剣を(はら)う。

「少しは出来るやつがいるようだな」

「そんなことを近衛騎士の副隊長に言ってもらえるとは光栄だね~」

「……名は?」

「ワーズ=デ=シャナーダ。オーシャンアイランド組リーダーのリラの兄だ」

 そう、その男はリラの兄、ワーズだった。剣士になるための勉強をしていて、しばらく留学していた。最近になってオーシャンアイランドに帰ってきたのだ。その腕は簡単に破れるものではない。


 やっと太刀打ちできる相手が見つかったノイキルは、嬉しそうに剣を構えてワーズの方へ走っていた。

 とてもすばやい攻撃で、かわすことは誰も出来ない、そう思えるほどだった。

 ワーズはもちろん避けようとはせず、剣でその攻撃を受け止めた。そしてその剣に、どす黒い妖気のようなものをワーズは注入した。

 すると、ノイキルの影から1本の刃が飛び出し、そのままノイキルを刺した。

「なっ……!」

 ワーズが剣に注入したのは「影流(えいりゅう)」というものだ。これに触れたものの影から刃が飛び出すという、とても厄介な技だ。

 しかもこのオーシャンアイランドは年中晴れなため、いつでも影が出来る。

 ワーズにとってはとても都合のいいところだった。

「ふ~、もうどうしようもないか……」

 ノイキルも剣に何かを注入させ、剣先をワーズに向けた。

「もう最大の技を使っちゃうよ。負けたら意味ないから」

 ノイキルは最大の技を発動させた……

次話、早くもワーズとノイキル決着!

かなり意外な手で……っと! これ以上はネタバレに!


出来れば今日に更新しようと思います。

受験前でパソコンが使えなくなる前に完結を目指しているので、これからなるべく早めに更新しようと思います。

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