第7話 炎の謎
あの左手再び!
どーぞー!
ロサイルは、おっさん(ってか兵士)に言われた通り、階段を駆け上がった。
そして、みえた光景は……
王宮入り口付近で、戦いが行われていた。
「えっと、王はどこに……」
はっきり言ってロサイルは、王を見たことが無い。
だからおっさんって言わない。
「……あの人か?」
その人の元へ行った。
「あの、すいません。あなた王ですか?」
「ああ……そう……だ……が……何……だ……ね……」
「僕は、先日リラさんに助けていただいたロサイル=クロウズです」
「ああ……あの……少……年か……」
「リラさんは僕にとって恩人です。だから、リラさんを助けに行かせてください」
「迷ってても……しょうが……ない……な……頼むよ……」
「はい!」
ロサイルが王から離れた時……
「へへへへへ……そうは、いくかよ……」
さっき王と戦っていた海賊だ!!!!
その海賊は魔法陣を描き、炎の球を作った。
ロサイルは、剣を抜いて戦闘態勢になった。
飛んでくる炎の球にロサイルは、突っ込んでいった。
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そのころ、オーシャンアイランド付近の小さい島にて……
「ここは……?」
「ふふふ……ここはオーシャンアイランドの近くの小さな島の洞窟だよ……」
そこにあった姿は、リラと海賊のリーダーだった。
「何のつもりですか……」
「大丈夫だよ。財宝を王が持って来たらね」
「…………」
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ロサイルは、飛んできた炎の球を真っ二つに切り裂いた。
「へぇ~結構やるね~」
「……………………」
「へへへ……だったらこれはどうだ?」
そう言うと海賊は、さっきよりかなり大きい炎の球をつくった。
(やばい……避け切れない……)
それでも、ロサイルは懸命に避けた。
しかし、左手に命中した。
すると、左手に熱さを感じない炎が発生した。
(また……これだ!異端審問官にやられた時のと同じだ!)
すると、横にいた王がびっくりした顔で、その手を見ていた。
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また発生した左手の炎……
その手について、王が最後の力を振り絞って話す!
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