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色んなIslands  作者: 桜二冬寿
大激戦の首都デューナ・大戦争へのカウントダウン編
46/88

第46話 一大決心

新章です!

 ロサイルたちは、次の目的地キソーリャ、エブナーファが破壊されたため、そのままデューナへと向かっていた。ここからは山道になっていて、かなり急な坂道があったり、でこぼこ道があったりする。その上、ロサイルはリラを背負っているので、なんとも苦しい状況だった。

 リカトル村から一緒にいるバレンアも、急な坂道に苦戦している。

 エリスは、もう狂って、とっても笑顔だ。


 その道中に、破壊されたキソーリャに通りかかった。キソーリャはとっても田舎だが、作物がとっても新鮮で野菜料理が盛んな村だった。それが今は、畑すらどれか分からない。

「これもレミーがやったのか……」

「おそろしい物だね……純金鉱石って」

 改めて、純金鉱石のおそろしさを知る。純金鉱石は、体内に取り込むことよって絶大なパワーを手にすることが出来る。その代わり、脳内が破壊のみで埋め尽くされる。ロサイルとバレンアは純金鉱石の力に面したことはないが、エリスは目の前でリラが倒れるのを見ている。本当におそろしかったと言っている。

 その後も、デューナを目指して歩いていった……


 *


 ショウザンは教会内にある自分の部屋で考え事をしていた。それはロサイルに言われた言葉だった。

『間違ってると思ってるなら……行動に移してみろよな!』

 一体自分はどうしたいんだろう? 教皇にこのまま仕えてていいのか? 仕えるのが異端審問官だ。そんなの分かってる。でも、どこかに抵抗したい自分がいる。

 ショウザンは自問自答を繰り返した。

「おい、ショウザン」

「はい」

「そろそろ話し合いだ。集合せよ」

「分かりました」

 言ったのは教皇だ。今度は何を命令するんだろう? どうせ破壊や都会化に違いない。

 ……何かもう嫌だ……


 講堂に異端審問官が集まり、教皇の話を聞いた。

「では、今後は北国へと行き、北国の発展を目指そう」

 やっぱりだ。教皇はもう破壊しか脳にない。実際、俺の故郷も破壊された。……レミーによって……

「そして、これからデューナにやってくるであろうエグレサッタの少年の息の根を止めよ」

『はい!』

 予想外の出来事が起きてしまった……ロサイルが……殺される? ロサイルは敵なのに……何故か教皇に怒りがある。

 ショウザンはその日、一大決心をした……


 次の日……

 レミーと教皇は、北国の方を目指そうと教会を出ようとした。その前には……

「どういう事だ? ショウザン」

 ここからは行かせないと、とうせんぼうをしているショウザンの姿があった……

次話、どうなるショウザン……?

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