第39話 マジック爆弾
遅れてすいませんでした。
テストがあったので……(まだ終わってないけど……)
ロサイルとバレンアは、異端審問官のショウザンとバトルを始めようとしていた。
場所は、村から外れた山だ。
ロサイルはマッチに火をつけ、左手で握りつぶした。そして、炎の手を発動させる。
バレンアは、シルクハットとステッキを取り出している。どんな戦い方をするのかは、ロサイルも知らなかった。
ショウザンは、剣を取り出して、戦闘態勢になっている。
「始めようか。ロサイル」
「ああ」
「もう、隠す技はないからな……最初から全力で行くぞ」
ショウザンはそう言うと、スッと消えた。
陰陽の隠れ里でやられたフォース技とかいうやつだ。突然に消えて突然にどこかに現れ、不意をつかれる厄介な技だ。
ショウザンはロサイルの目の前に現れた。
それに反応したロサイルはすぐに剣を振る。
だがすぐに消え、気づいたときにはロサイルの後ろにいた。
「やっぱり遅い!」
ショウザンは一気に斬りかかった。
しかしそこにロサイルの姿はなかった。
「何……」
ロサイルはショウザンの後ろにいた。
炎のチャージ状態で、瞬間でかわしたのだ。
「くらえ!チャージングキック!」
チャージングキックはショウザンにクリーンヒットした。
地面に手足をつけ、ショウザンは後ろに下がった。
「へぇ~、ロサイルってそんな技持ってたんだ」
バレンアは隣で感心していた。
「感心してないで、お前も戦えよ」
「分かったよ」
そう言うと、バレンアは箱を持ってきた。
ロサイルとショウザンは今は何をするか分からなかった。
そしてバレンアは、箱のふたを開けた。
「ささ!ショウザンっていう異端審問官さん!この箱に入って!」
その言葉を聞いて、2人は理解した。
「いやだ」
「何で?」
「剣で刺すだろ」
その答えが返ってきたとき、バレンアはロサイルの元へと行った。
「異端審問官って賢いんだね。ばれちゃった」
「普通に分かるぞ」
「じゃ……じゃあ!違う技にするよ」
そう言うと、バレンアは赤い球を空に向けて投げた。
するとその球は、爆発を起こした。
「これ使える?」
「使える使える」
「よし!」
バレンアはショウザンに接近していった。
そして赤い球を投げた。
さっきの爆発を見ていたショウザンはもちろんかわした。
それに対して、バレンアは突撃し続けた。
そしてバレンアはニッと笑った。
すると、8つの赤い球が現れた。
「なっ……」
「僕はマジシャンなんだ。赤い球くらいいくらでも出せる!」
バレンアは、8つ一辺に投げた。
ショウザンのところで大きな爆発が起きる。
どこからも出てくる気配はなかったが……
「遅い……」
ショウザンはフォース技を使って、バレンアの後ろにいた。
次話は、リラ&エリスとレミーです!