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色んなIslands  作者: 桜二冬寿
小さな村のマジック編
37/88

第37話 マジックとリカトル村

新章です!

ガルナタスを後にした3人は、リカトル村へ向かっていた。

「リラ。お前いつチラシなんかとったんだ?」

「ガルナタスでとったんだ。今日明日、サーカスとかマジックとかあるみたいで……」

「サーカスですか……おもしろそうですね!」

どうやら、リカトル村では今日明日にサーカスとマジック大会があるようだ。

「なあリラ!それ見に行こうぜ!」

「いいよ。でも、サーカスは時間的に見れないね」

「じゃあ、マジック大会を見ましょうよ」

田舎者のロサイルとエリスは、どちらかというとサーカスの方が見たかったんだろう。でも、マジックにも興味津々だ。

そのまま、リカトル村へ向かっていった。



~リカトル村~

リカトル村は、サーカスを終え、マジック大会がもうすぐ始まろうとしていた。

「お!いいタイミングじゃん。ほら、ロサイル!エリスさん!」

「「おーー!」」

ロサイルとエリスのテンションは最高潮だ。

すると、司会がステージに上がってきた。

「さぁ!本日の第2イベント!マジック大会を開催します!本日は、話題沸騰中のこの方に来ていただきました!どうぞ!」

司会がそう言った後、後ろのほうから人が出てきた。もちろんそのマジシャンだ。

その時、ロサイルは目をこすった。

あの黒いマント、ステッキ。そこだけでは何の変哲もないが、特徴的な赤色の帽子。懐かしい感じがずっとしていた。その男の名は……

「話題沸騰中のマジシャン。『バレンア=ウルビーノ』さんです!」

「バレンア……」

バレンアとは、ロサイルの幼馴染でエグレサッタ村の出身だ。戦争の1日前に一流のマジシャンになるべく旅立ったのだ。

バレンアが何回かマジックをやっていくが、小さい頃から練習していたものばかりだった。

それが、ロサイルにはちょっと嬉しかった。

大盛況のまま、マジック大会は終了した……



~バレンア・楽屋~

「ふぅ~~……お疲れ!」

「お疲れ様です」

マジック大会を終えたバレンアは楽屋にいた。

すると、1人のスタッフが話しかけてきた。

「ウルビーノ様。お客様がお見えになっておられます」

「え~……帰しておいてよ。本当に知り合いか分からないし……」

「しかし、同じ出身地だと言っておられるのですが……」

「同じ出身地……」

「よ!」

すると、スタッフの後ろから声が聞こえた。

「ロサイル……ロサイルなのか!?」

「そうだけど。バレンア」

久しぶりの再開に、2人とも嬉しそうだ。

「私たちは席を外しましょうか」

「はい……」

スタッフの2人は楽屋を出て行った。


「ロサイル。どうしてここに……」

「エグレサッタから来たんだ。知ってるだろ?異端審問官が村を破壊したこと」

「うん……てっきりロサイルも巻き込まれちゃったと思ってて……」

「バーカ。そんな簡単に死ねるかよ」

その日は、ずっと話をしていた。

エグレサッタの事、マジックの事、教皇の事。とにかくたくさんだ。


「でさ、ロサイル。そっちの2人は?」

バレンアが言っている2人とは、リラとエリスのことだ。

「こいつらは、一緒に旅をしている仲間だ」

「リラと申します」

「エリスです」

「僕はバレンア。ロサイルの幼馴染なんだ」

そこからは、4人で話し合い、楽しい1日を過ごした。


その夜……

「ここがリカトル村ね」

「ああ、明日から破壊する村だ」

次話はあいつらも出てくる……

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