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色んなIslands  作者: 桜二冬寿
機械工業の町編
36/88

第36話 その強さ

ガルナタス編(機械工業の町編)終了!

早かった気もします。

『俺はそうは思わない』


これが復讐に関しての、ロサイルの答えだった。

リラとエリスは、思いもよらない言葉にびっくりしていた。

「ちょっ……何言ってんの!?ロサイル!」

「そうですよ!復讐なんてダメに決まってるじゃないですか!」

当たり前の反論がロサイルに届く。

するとロサイルはヴァームたちの側に行って、話し始めた。


「まぁ、復讐なんて、残るのは悲しみだけだけどさ……本当に寂しいし、悲しいんだよ。自分の大好きな場所や人がなくなっていくのって……」

泣きながら、ロサイルは言った。

その姿を見たヴァームたちは不思議そうに立っていた。

「おいおい、何だよ。お前がそんな被害にあったみたいじゃねぇか」

リキリョウが話す。

それに対して、ロサイルが答える。

「あったんだ。俺はエグレサッタ村の出身でさ……異端審問官に何もかも壊された。お前達と一緒なんだよ」

「だったら……何故、お前はそんな能力があるのに、復讐しようと……仇討ちしようと思わなかった!?」

ヴァームが張り上げた声で聞いた。

「俺だって最初は、復讐しか頭になかった気がする。でも、エリスとか見てるとさ……被害にあってるのは、エグレサッタ村じゃなく、全国だって感じたからなんだ。だから復讐はやめて、腐った世界を変えようと思えたわけだな」

「……」

「そのためにも、教皇や異端審問官にあって、直接勝負する気だ。世界を変えるために……」


それを聞いた途端、ヴァームたちは泣き出した。

「おいおい……どうしたんだよ……」

ロサイルが少し慌てる。

「うらやましいよ……君の強さが……仲間の強さが……」

「そうだな……」

「私たちにもこんな強さがあったら、こんなことしなくて良かったのかもね」

「ワン」

「僕達も、世界を変えよう。平和な世界に……」

「直接対決になったら私たちも戦う☆」

「だから、それまでに力つけとくよ」

ヴァームたちはそんな決意を述べた。

それはダイヤモンドよりも固いものだろう。


「ありがとう、ロサイル。君のおかげで大切なことが思い出せたよ」

ヴァームたちは深々と礼をした。

「俺たちはもっと強くなって、世界を変えるよ」

「その時はよろしくね~☆」

そう言って、3人と1匹はガルナタスを出て行った。


「さ~て、俺たちも行くか」

「次はどこに行くんですっけ?」

「リカトル村だね」

「よし!行くか!」

「おおーー!」

そうして、3人も旅立った……

次はキャラ設定です。

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