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色んなIslands  作者: 桜二冬寿
機械工業の町編
34/88

第34話 あっけない戦い

遅れてすいません。

「伏せ札!光の盾!」

エリスが現代の札、伏せ札を出すと、光に包まれた盾がヴァームの槍をはじき返した。

そのまま、弓剣を構えてヴァームとピッチに突っ込んでいった。

「食らいなさい!!」

一気に突き刺す勢いで、突っ込んでいくエリス。

そっからまさかの一言が……

「ひぃぃぃ!!ごめんなさい!」

エリスの勢いが消え、しばらく沈黙が続く。

(今こいつ、ごめんなさいって……)

エリスは、弓剣の先端部分をヴァームに向けてみた。

「ひいぃぃぃ……」

弓剣の先端部分に完全にびびっている事が判明。何だか弱いものいじめをしているようだ。



エリスとヴァームは話し合った。

「あの……もしかして先端恐怖症?」

「そんなことないよ!全部が怖いよ!」

先端恐怖症より酷かった。

「ふっ……今ので分かったさ。僕には防御力が足りないのさ」

まだ頑張ってクールキャラを演じようとするヴァーム。横にいる犬のピッチは捨て犬のようになっていた。

「あの……それより聞きたいんですけど……」

「何ですか?」

いきなりの敬語だ。

「何でガルナタスを破壊しようと思ったんですか?」

「それは、他の決着がついてからだ。まっ、ミーモは多分やられてるだろうな。あいつも俺と同じ、強がりだ。だが……リキリョウは強いさ。結構バカだけどな」

(てことは……あとはロサイル君にかかってるんだ……頑張れ、ロサイル君!)


______________________________


その頃のロサイルとリキリョウ


スピードは全然ないが、パワーはとても凄かった。ロサイルがいる地面も地割れになっている。あれをくらったらひとたまりもないだろう。防御力も凄まじいリキリョウには、ロサイルの攻撃は全く効かなかった。フラージャで取得したチャージングキックもだ。


「ほら!少年!かわしてばかりじゃ勝てないぜ!」

「くそっ……」

もちろんスピードが速いロサイルは、攻撃をかわせてはいた。

しかし、攻撃も効かないので、勝てる確率はなかった。

「そろそろ死んでもらうぜ」

上にかわそうと思ったロサイルだったが、上にリキリョウがいた。

「しまっ……」

「終わりだ。少年。ダイヤモンドパンチ!」

ダイヤモンドを握ってパンチしてきた。

ロサイルは終わった……そう思った。……しかし。


「ん?」

リキリョウの手から、赤い液体が出ていた。それは血だった。

「いって~~~!!手ぇ切った!」

どうやら、一番硬いダイヤモンドを握りすぎて血が出てきたようだ。

「いって~!いって~!!」

ダイヤモンドがこちらに転がってきた。

何だか面倒くさくなってきたロサイルは、ダイヤモンドを大きく上に投げた。それをめがけてキックした。

「チャージングキック!!」

炎をまとったダイヤモンドがリキリョウに襲い掛かる。クリーンヒットし、リキリョウはその場に倒れた。

「ふぅ……一件落着」



まさかで、2つもあっけない戦いとなった……

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