第30話 最先端の技術、ガルナタス!!
30話到達!!!
やっとだ・・・
新章です!
どうぞ!!!!
3人はフラージャを離れ、ガルナタスを目指していた。
ここからは町が増えてきて、発展した世界が見れる。
だが、道中には村もある。
そんな最先端の技術を誇った地方に出る。
「おお!地面がコンクリートになってる!!」
「てことは、もう少しだね」
「凄いですね。コンクリートって初めて見ました」
普通の地面がコンクリートに変わっていく。
これは、田舎と都会の分かれ目のような物。
だんだんとガルナタスが近づいている証拠だ。
「お!あそこじゃね?」
ロサイルが指さした先には、大きな塔が真ん中にある町だ。
「そう。あれがガルナタスだよ」
ついに、ガルナタスに到着した。
~ガルナタス~
「「すっご~~~~~い!!!!!!」」
こんな都会を見たことのないロサイルとエリスは、興奮気味だった。
リラは色々と旅行したことがある。
当たり前に通っている路上電車。
真ん中に聳え立つツインタワー。
様々な機械が発明されている工場。
飛び交う飛行機やヘリコプター。
ジェットコースターのような乗り物で上を走る高速道路。
それはまるで、コンピューターで作ったような世界だった。
「すげ~・・・これが最先端の技術の町、ガルナタスか・・・」
「ありえないものがいっぱいありますね・・・」
ロサイルとエリスの目はキラキラしていた。
2人にとっては漫画のような世界なのだ。
「2人とも・・・この大きさで感動してたら、デューナでは倒れちゃうかもね」
「最先端はガルナタスって事は、ここが1番の都会じゃねぇの?」
「技術が最先端なだけ。ほとんどはデューナに渡してると思うよ」
「へ~~~・・・」
「ほら!2人とも!早く宿屋に行かなきゃ」
「「もうちょっと・・・」」
その場からなかなか動かない2人にリラは手をやいていた。
「ねぇ、ロサイル君・・・」
「どうしました・・・エリスさん・・・」
「工場見学・・・行きたくないですか・・・・」
「めっちゃ行きたいです・・・」
この景色にうっとりしすぎの2人は、工場を見てみたくなっていた。
「「リラ(さん)・・・・」
「行けるんじゃない?見学くらい」
「「やったーーーーー!!!!!!」」
「明日行こうぜ!!!!」
「そうです!行きましょう!!!」
「じゃあ、今日は早く寝るぞ~~~!!!」
「おーーーー!!!!!」
2人は宿屋に向かって走っていった。
「・・・全く・・・」
リラはあきれた様子で2人を追った。
~翌朝~
「じゃあナータス工場に行く。文句ないね?」
「「は~~~い」」
ナータス工場とはガルナタスの中でも、最先端の技術を誇る工場。
宇宙空間のような高速道路や、ツインタワーもこの工場が造ったものだ。
見学は自由で、お茶を飲んだり、子供が退屈しないような技術の遊具もあるらしい。
「うっし!じゃあ行くよ!!」
「「おーーーー!!!!」」
3人はナータス工場に向かった。
~ナータス工場~
「でっけ~~~~!!!!」
「大きいですね~~~!!!」
ここでも興奮する2人。
そこに向こうから人がやって来た。
「こんにちは、案内人を勤めさしていただきます、ノプフラーヌです。よろしくお願いします」
「「「よろしくお願いします!!!」」」
「じゃあ、行こうか」
「「「はい!!!」」」
3人は工場内へ入っていった。
「はわわ~~・・・すごい大きなパイプですね~~~・・・」
エリスがキラキラした目で見ている。
「これは、今開発している物なんだ。誰も考えていない最先端技術だよ」
「何なんですか?」
「町の歩く場所をエスカレータにする技術が進んでるんだ」
「町中をエスカレータ!?」
「まぁ・・・立ってるだけで移動出来るという事なんだけどね」
「へぇ・・・他にはどんなのがあるんですか?」
「バイクに空を飛べる機能をつけたり、書く場所じゃないところに書いちゃった時に、文字自体を違う場所に移動させる器具とかね」
どれも度肝を抜くような発想だった。
「昔は荒れ果てた村だったけど、横の山から金がたくさん見つかってね。それで発展していったんだ」
「人間、頑張ればそんなの出来るんだな~・・・」
ロサイルが凄いといった顔で言った。
「まぁ、でも俺はちっぽけで温かい村が好きだったけどな」
「そ・・・それも・・・いいかもね」
何故かノプフラーヌは動揺した様子だった。
その頃、ガルナタス入り口付近・・・
「はぁ~・・・これがガルナタスか・・・」
「ワン!!」
「皆笑って過ごしやがって・・・今こそが!!!」
「「「復讐のとき!!!」」」
「ワン!!!」
次話、久しぶりに戦いの様相です。