第3話 燃えた左手
小説書くのって楽しいです。
読んでくれている方、本当に感謝してます。
異端審問官は魔法陣を描き、村に炎をあげた。
ロサイルは、それに気づくのが遅かった。
村は、たちまち炎上する。
「皆!港だ!港から船で……」
村長が必死に声を出す。しかし、港には、百人あるいはそれ以上の僧侶がいる。
「逃がすな!!」
ロサイルは、木々の茂みに隠れていた。
まただ……またこんな戦争が起きてしまった。
ごめん……という気持ちでいっぱいだった。
バレンアや両親に何度も謝った。
村は全焼し、村人もおそらくロサイルただ一人だ。
茂みからこっそり出て、逃げるつもりだった……が!?
ガサッ
しまったっ。心の中でロサイルは言った。
「誰だ!?」
「……くそっ」
「まだ生き残っていたのか……覚悟はいいな?」
そう言って、異端審問官は、魔法陣を描いた。
炎の球がこちらに向かって飛んでくる……
バンッ!
綺麗に左手に命中した。しかし、ロサイルは、熱さを感じなかった。
炎上する左手は、ジェットとなり、ロサイルは海の方へ飛んでいった。
「……何だ?あれは?……」
「けど、死ぬよね……あの子……」
「おそらくな。もう帰るか。こんな村いても意味がない」
「そうね。帰りましょう」
ロサイルは、水中で思った。
あっ俺死ぬな……短い人生だったな~楽しかったような、楽しくなかったような……
意識が薄れていった……
そんな時、一筋の光が見えた……!
いよいよ冒険スタートです……
頑張って書きたいと思います!