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色んなIslands  作者: 桜二冬寿
フラージャ・特訓編
27/88

第27話 復活!!

27話です。

どうぞ。

「でさ、フキチャさん。これで速術法は完成なんですか?」

「まだまだだよ。速く出るようにはなったけど、命中率が低すぎる。」

「確かに・・・」

リラは速く術を出せるようにはなったものの、命中率がめちゃくちゃだった。

「命中率が高くなって、初めて速術法となる。さっ!もう1回だ。」

「ウィンドトルネード!!!」

早くもリラの手から爆風が吹き荒れる。

しかし、めちゃくちゃだ。

「・・・しばらく練習が必要だな。」

「はぁ・・・なんか遅いのになれちゃってる・・・」

「じゃあ、速いのになれるまでだ。」

「ですよね~~~・・・じゃあもういっちょ!!ウィンドトルネード!!!」

ドカーーン!!!

「・・・何回壁壊されるかな・・・」

「すいません・・・もう1回!!」

「すいませ~ん・・・」

ドアの方から人の声がした。

「どなたですか?」

「エリスと申しますが、ロサイル君とリラさんおられますか?」

「エリスさん!?」



ドアを開けると元気なエリスがいた。

「エリスさん・・・怪我は?」

「治りました。早いけど退院していいって。」

「そうなんだ・・・」

「特訓はどうですか?」

「ん・・・順調!!!」

「嘘をつかない。リラさん。」

フキチャが言う。

「あ・・・えっと・・・」

「ふふふっ。苦しんでるんですね。」

おとなしい感じなのにズバッと言うな~~・・・

「私も協力しますよ。特訓。」

「本当に!?」

「はい。一緒に旅してる仲間ですから。で、何を特訓しているんですか?」

「速術法だよ。でも狙いが定まらないんだ・・・」

「速術法ですか・・・私得意ですよ。」

「うそ!?」

「特に本を使った術は、異端審問官などの術より簡単です。」

「そうなの?フキチャさん。」

「まったくもってその通りだ。」

「練習しましょう、リラさん♪」

「はい!!!」



「じゃあ、ひとまず1回撃ってみてください。」

「また壁が・・・」

「分かった!行くよ~!!!!」

人差し指1本を立て、呪文をなぞり、パーで広げる。

「ウィンドトルネード!!!!」

リラの手のひらから爆風が吹き荒れる。

「・・・どう?」

「遅すぎます。」

「えーーーーー!?これでも?」

「手を開くタイミングがです。」

「手を開くタイミング・・・?」

「命中率が低いのは、手を開くタイミングが遅いからです。いままでのスピードに慣れてしまってて、そのスピードのタイミングで手を開いているからです。」

「へぇ~~~・・・」

「もう1回やってみてください。手を開くタイミングに気をつけて。」

「うん・・・ウィンドトルネード!!!!!」

リラは言われた通り早めに手を開いた。

するとウィンドトルネードが的に命中した。

「当たった・・・」

「やりましたね!!リラさん!!!」

「これこそが速術法だ。取得出来たな。」

「ありがとう!!エリスさん!フキチャさん!!」

フキチャがその後に言う。


「後は・・・ロサイル君だな・・・」

「まだ出来てないんですか?」

「ああ、チャージングキックを学んでいるが、なかなか出来ないな。」

「サッカーとかやった事ないんですかね?ロサイル君は。」

「エグレサッタにはサッカーボールなんてないでしょ?」

「エ・・・エグレサッタ・・・だと・・・」

フキチャが驚いた様子でいた。

「そうですけど・・・どうかしたんですか?」

「もしかしてロサイル君の名前は・・・ロサイル=クロウズか・・・?」

「そうですよ。」

「・・・あれを持ってくるか・・・」

そう言うとフキチャは倉庫に向かった。

「どうしたんですかね?」

「さぁ?」

「まぁ、ロサイル君にも協力しましょう。」

「そうだね。」

2人はロサイルの特訓場に向かった・・・

次話もよろしくです。

明日には更新したいと思います。

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