第26話 特訓1日目
何か色々出てきます。
では、26話どうぞ!!
~リラ~
リラとフキチャは速術法について話していた。
「では、リラさん。この本を読んでくれ。」
「速読術の本・・・?」
「速術法の基本は速読。まずはこれを読んでから、この小説を・・・10分で読め!!!」
「10分!?無理に決まってるじゃないですか!?」
「これが・・・出来るんだな~~~~。はい、ずべこべ言わず読む!!」
「は~~~い。」
リラは、100ページ程度の速読術の本と、300ページ程度の小説を読み始めた・・・
~ロサイル~
ロサイルの課題は炎のチャージだ。
「じゃあ、まず炎の手と剣を発生させて。」
ロサイルは言われた通りに火をつける。
「2つとも前に突き出~~~~す!」
ロサイルは炎の手と剣を前に突き出した。
「そして、自分の体内に炎を注入するんだ。」
「出来ません。ってかやり方が分かりません。」
「では教えよう。炎の手の炎は自由自在に操れる、もとい移動させる事が出来るんだ。だから前に突き出した2つの炎を、お腹に向かって勢いよく注入する。すると、炎のチャージが発生するよ。」
「お腹に向かって・・・勢いよく!!!」
ロサイルは一気にお腹に炎を注入した。
すると、足から炎の渦が出き、次第にその炎は全身を包む。
「出来・・・・た?」
「完璧じゃないか。それこそが炎のチャージだよ。」
「これがか・・・」
「ただし!!注意が1つある!!」
「・・・何ですか?」
「炎のチャージが発生している時は、炎の手と剣が発生しないからね。使えるのは・・・足技!もといキックだ。」
「キックですか・・・」
「ただのキックじゃない、『チャージングキック』といって、炎をその足1点に集中させて放つキックなんだ。やってみなよ。」
「うぉおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「出来ません!!!!!!!」
「練習が必要だね・・・」
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「あ~~・・・速読術の本読めた~~・・・・」
その頃リラは速読術の本を読み終えていた。
「あとは・・・これか・・・」
〔ラブラブハイスクール〕
(これじゃなきゃだめなんだろうか・・・)
恥ずかしい題名だがしぶしぶ読み始めるリラ。
~10分後・・・~
「あれ?読み終わってる・・・?」
リラは300ページの小説を10分で読みきった。
「一旦放ってみなさい。ウィンドトルネードを。」
「はい・・・ウィンドトルネード!!!!!!!!!!!!・・・!!!」
すると、指先から手のひらまでに来る時間が大幅に短縮された。
「すご・・・」
「速かったな。あとは狙いを定められるように特訓だ。」
「はい。」
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「チャージングキック!!!!」
ロサイルは大きく跳ぶものの、炎が1点に集中しない。
「くそ・・・もう1回!!!!!!チャージングキック!!!!」
これまた炎が1点に集まらない。
「また・・・」
「難しいだろ?チャージングキックは。」
「コツとかあるんですか?」
「いいだろう、教えよう・・・とはならない。」
「ええっ!?」
「だがヒントをやる。跳ぶ時だ。」
「跳ぶ時・・・」
「それがヒントだ。頑張れよ。」
「はい・・・」
こうして、特訓1日目は終了した。
3連休の間には、2回は更新したいと思ってます。