第24話 フラージャ特訓場
24話です。
どうぞ
「ナージャさん!本当に俺のおじいちゃんが生きてるんですか!?」
ロサイルは驚いた様子だった。
それもそのはず。
実際にロサイルはおじいちゃんと会ったことが無いのだ。
「ええ、生きてるわよ。もう・・・100歳くらいになるんじゃないかしら?ロサイルは会ったことは無いと思うわ。」
「てことは、エグレサッタ出身じゃないんじゃないの?」
リラが聞いた。
「そうね・・・私もよくは分からないけど、出身はエグレサッタだと思うわ。」
「・・・あのさ、ナージャさん。おじいちゃんの名前って分かりますか?」
「うん。ヒョウルス=クロウズさんよ。」
「あと、どこにいるかは・・・」
「おそらく、『ウィニングウィンゲンツ』だと思う。」
「・・・ロサイル。そこに行きたいの?」
「よく分かったな。その通りだ。」
リラはクスっと笑った。
「じゃあさ、エリスさんの体調が良くなったら行こうか。」
すると、ナージャがこっちを見て言った。
「その前に行くところがあるよ。3人には。」
「「どういうこと・・・!?」」
「行かなきゃいけないのは、大都会の首都デューナ・・・の教会。」
2人の頭には?マークがいっぱいあった。
「何故教会に行かなきゃいけないんですか?」
「そこには、教皇と異端審問官がいるから。」
「「!??」」
「仇討ちするんでしょ?そしたらそこに行くのが一番よ。ちょっと遠いけど、まぁウィニングウィンゲンツよりは近いわ。」
「・・・どうするリラ?」
「も・・・もう少し考えようか・・・」
辺りはすっかり暗くなっていた。
「あ!!!リラ!!宿屋!!!」
「・・・忘れてた~~~~~~!!!!!!!!!!!」
2人は一斉にナージャの方を見た。
「・・・家来る?」
「「喜んで~~~~~!!!!!!!!」」
3人はナージャの家に向かった・・・
「じゃあ、この部屋使って。」
「「ありがとう(ございます)」」
「じゃ、ごゆっくり~」
そう言ってナージャは出て行った。
「んで、どうするリラ?」
「ひとまず聞くけど、個人的にどっちがいい?」
「ん~~~・・・目的からいくと・・・デューナかな・・・」
「やっぱりね。デューナを目指すのが1番いいとは思うけど・・・おじいちゃんに会いたくないの?」
「会いたいけど・・・世界も変えなきゃいけないしな・・・それに、今はもう仇討ちなんてする気ねぇしな。」
「え?そうなの?」
「ああ、今はこの腐った世界を変えることが目的だ。」
「それもそうだね~~・・・じゃあさ、デューナに行くのでいい?」
「おう!そうしよう!」
「よし、決定!!!!」
話を終え、2人は寝た・・・
翌朝・・・
「おはよう~~・・・ナージャさん。」
「おはよう。ちょっとロサイル、いい?」
「ん?何?」
「この前ね、炎の手について調べたんだけど・・・」
「おお!!まじか!!」
「それで、しばらくこっちにいるの?」
「ああ、エリスが治るまでは。」
「じゃあさ、『フラージャ特訓場』に行ってきなよ。」
「何で?」
「炎の手の特訓や、剣技の特訓も出来る。エリスちゃんが治るまで、リラちゃんと行ってきたら?」
「それもいいかもな。んじゃ行くよ。」
「じゃあ、いってらっしゃい。」
「行ってきます。」
次話は、出来れば明日更新したいと思ってます。