第19話 リラVSレミー 爆風の決着
リラの方は決着です。
ちょっと早かったかな・・・
~リラVSレミー~
無数のレミーが現れ、周りからリラに襲い掛かった。
「終わりね。可愛いリラちゃん。」
リラは、にっと笑った。
「・・・終わりは・・・どっちでしょう?」
「へ?」
「トルネードキラーガード!!」
リラが呪文を唱えると、リラの周りに、爆風のガードができた。
「この爆風は、キラーだけあって・・・切り裂いちゃうよ?」
「なっ!?」
レミーの分身は、勢いで止まれず、爆風に突っ込んでいった。
分身は、たちまち消えてしまう。
「へぇ~・・・まだそんな技隠してたなんてね・・・」
「もう、終わりにするよ。陰陽の隠れ里を守らなきゃいけないし。」
「じゃあ、私も最後の一撃としましょうか・・・」
リラは、本から魔法陣を出し、レミーは杖で魔法陣を描いた。
「アイストルネードエターナル!!!」
「ブリザードクラッシュ!!!」
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一方、陰陽の隠れ里・・・
「お~い、皆~。何か森が騒がしくないか?」
「言われてみれば・・・そうだね。」
森でのバトルの音に、里の人たちも気づいていた。
「村長もいねぇし・・・何か変だよな?」
どすんっ!!!
「ん?何だ?」
どすんっ!!どすんっ!!
「おい!あれを見ろ!!」
指を指した先には、大きな狼がいた。
「これって・・・村長の札じゃねぇか!!!」
「わおぉぉーーーーーーーん!!!!」
狼は、里に襲い掛かった。
「うわあぁぁーーーーーーー!!!!!」
「逃げろーーーーーーー!!!!!!!」
ついに、里の方にも、被害がでた・・・
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リラとレミーは・・・
またもや、大きな爆風がぶつかり合い、一面白銀の世界となった。
「・・・また言うけど・・・こんな技隠し持ってたのね・・・」
「そっちこそ・・・でも・・・」
「・・・」
「私の爆風の方が、威力は上だったようね・・・」
「・・・そうみたいだな・・・」
そういって、レミーはその場に倒れた。
しかし、まだ生きてはいる。
「今度会うときはこうはいかん・・・それを覚えておきなよ・・・可愛いリラちゃん・・・」
「ん、しっかり覚えとく!」
ドスンっ!!
「へっ?何?」
里の方から聞こえた音・・・
「あれって・・・狼!?しかも、めっちゃでかい!!!」
狼は、どんどん里に入っていく。
「あのままじゃ・・・里が・・・行かなきゃ!!」
リラは、一度レミーの方を見て言った。
「レミー、もし今度あっても、私負けないから。じゃっ!」
そう言って、リラは里の方へ駆け出した。
「ふっ・・・生意気な女だな・・・リラちゃんは・・・」
こうして、リラとレミーの戦いは幕を閉じた。
一方、ロサイルとショウザンは・・・?
次話もよろしくです。