第18話 ピンチ!それぞれの戦い
~異端審問官VSロサイル~
異端審問官が呪文を唱えると、空が雲に覆われた。
それと共に、激しい豪雨が降り注いだ。
その豪雨が、ロサイルの体を急激に冷やした。
すると、左手の炎と剣の炎が消えてしまった。
「なっ・・・!!」
「対策ができるとはこういう事だ。」
「・・・ちくしょー・・・」
「来れないなら、僕から行くよ!」
そう言うと、異端審問官は魔法陣を描いた。
「アイスブリザード!!!!!」
すると、4つの氷の塊が飛んできた。
ロサイルは、ぬかるんだ地面に足を奪われ、避け切れなかった。
ロサイルの右手と左手と右足と左足に命中した。
「くそっ・・・!」
「これでとうぶん炎の手は発生しないだろう。」
「地面と足がひっついて・・・動けない!!!!」
「終わりだ!!エグレサッタの少年!!!!」
魔法陣を再び描いた。
「ライトビーム!!!!」
異端審問官の杖から、一直線の光線がロサイルに襲い掛かった・・・
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一方、リラとレミーは・・・
辺りを白銀の世界にし、激しく戦っていた。
レミーは、再び魔法陣を描き、呪文を唱えた。
「ブリザードガード!!」
すると、氷のガードがレミーの体一面を包み込んだ。
「なっ!!」
リラも驚いた様子だった。
これで、長い間相手は、攻撃を受けないのだ。
リラも必死で呪文を唱えた。
「ファイヤートルネード!!!」
次は炎の爆風が吹き荒れた。
すると、みるみると氷のガードが溶けてしまった。
「へぇ・・・炎の技も出せるんだ・・・」
「属性は何でも出せるよ・・・」
「なら・・・これでどうかしら?」
レミーは再び魔法陣を描き呪文を唱えた。
「シャドーパラチュレーション!!!!!」
唱えると、レミーが何人にも増えた。
そう、レミーは影分身をしたのだ。
さすがのリラもこれは対処できない。
「さぁ・・・一気に決めるよ!!!!!!」
上から、無数のレミーが襲い掛かってきた。
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エリスと村長のバトルは・・・
エリスは弓剣を装備している。きらきら光り輝いていた。
「・・・行きますよ・・・村長・・・」
そう言って、エリスは村長に向かって突っ込んでいった。
すると、村長も札を出した。
「切り札!!斬殺狼!」
札から、いかにも人を殺しそうな狼が出てきた。
エリスは動揺せずに、突っ込んだ。
狼の口が開き、エリスをかみ殺そうとした。
その口の中に思いっきり、弓剣をぶっ刺した。
狼は、たちまち血を吹き、倒れた。
「村長・・・あなたを・・・倒します!!」
「くくく・・・出来るかね~・・・エリス如きに・・・」
そう言うと、新たに札を出した。
「伏せ札!!ビギャンデスソールド!!!!」
すると、頭上に大きな光の剣が現れた。
「なっ・・・」
「悪いな・・・エリス・・・死んでもらう。」
光の剣をエリスに向かって投げた。
その速さは、とても速く、避けれる様な次元じゃなかった。
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こうして、悪化するバトル・・・
リラの方は、最終決戦へ!!!!
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