第14話 陰陽の隠れ里で再開した嫌な奴
サブタイトル長っ!
・・・いですが、どーぞ。
二人はまだ船に乗っていた。
「なぁリラ。隠れ里って言うことは、山の中にあるのか?」
「まぁ・・・多分ね。行った事ないから。あっ、そろそろ着くよ」
二人は、船から降り、陰陽の隠れ里へ向かった。
歩くこと10分・・・
「ここだよ!陰陽の隠れ里!」
「じゃっ、早速入るか」
二人は陰陽の隠れ里に入った。その時・・・
ドンッ!!!
「キャッッ!!」
「わっ!!!」
ロサイルと向こうから来た一人の女性とぶつかった。
「す・・・すいません。お怪我はありませんか?」
「いえ、大丈夫です。そちらこそ大丈夫ですか?」
「はい、すいませんでした。では・・・」
そう言い、女性は去って行った・・・
「で、どうする?」
「もう夜だし、宿屋に行こうか」
「金大丈夫なん?」
「ぼろくても我慢してね」
「・・・・はぁ~・・・」
二人は宿屋に行った。そして部屋で話し合った。
「で、休んだらどこ行くの?」
「ん~・・・山をどっちみち通らなきゃいけないし・・・」
「電車とか無いの?」
「金がもったいない!」
(今まで贅沢してきた奴が言うんじゃねぇ!!!)
「ひとまず・・・フラージャの町に行こうか」
「ん、分かった。おやすみなさ~~~い」
「寝たかったのか・・・」
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「おはようございますっ!・・・ってまだ1時じゃん・・・」
ロサイルは、寝たかったにもかかわらず、1時に目を覚ました。
しぶしぶ窓の外を見る・・・すると・・・
「あっ、あれは昨日の・・・」
そう、ぶつかった女性だった。
何か隠れている様子だった。
ロサイルは、ひとまずその人のもとへ向かった。
「何してるんですか?」
「ひゃあっ!・・・あっ、あなたは昨日の・・・」
「ロサイルと言います。ところで何してるんですか?」
「実は私、この里の、村長?なのでしょうか・・・その人と、一緒にくらしてるんです。」
「へ~そうだったんですか」
「ですが、ここ最近、いつも夜中にどこかに出かけるんです。気になってしょうがなかったので、つけてきたのです。そしたら、見たことの無い地下室に入っていったのです」
「その地下室ってどこにあるんですか?」
「あの噴水の周りに白い正方形の板があるんですけど、それの北側にある板の下です」
ロサイルは、その板を動かしてみた。
「あっ、本当だ!・・・入ってみましょうか」
「えっ!?」
「気になるから~、僕も~ではっ!」
「えっ、あっ、ちょっと!」
二人は、地下室へと足を運んだ。
そこで見た光景は・・・
「村長!!と、あとだれか二人いますね」
その姿を見た途端に、ロサイルは震えだした。
あのマント、あの杖、あの仮面・・・
「異端審問官だ・・・」
その異端審問官は、まぎれもないエグレサッタ村を滅ぼした二人だった。
ロサイルと女性は、三人の話を聞く。
すると、驚くべき事実が発覚する・・・
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