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色んなIslands  作者: 桜二冬寿
南のアイランド編
10/88

第10話 開放!リラ皇女!!

色々やってて更新遅れました。

第10話ど~ぞ~

速かった・・・何も見えなかった・・・

ロサイルは斬られた瞬間、そう思った。

せっかく・・・ここまで・・これたのに・・・

「ははは・・・力ずくで取り戻すなんて無理だよ・・・ははは・・・」

そう言われて、ロサイルは地面に倒れた。

「ごめん・・・リラ皇女・・・」

と言って、リラの方を見ると何か驚いた表情だった。

(あの手・・・もしかして・・・炎の手!?嘘・・・ロサイル君が・・・?)

「・・・ロサイル君っ!!!!」

「!?」

「よく聞いて!それは炎の手。急速に温度が上昇した時に発生するものなの!!!」

「急速に温度が上昇した時・・・」

「さっき戦い方見てたけど、剣の方使いすぎ!!!左手で炎の球を発射することもできるし、

両手で剣をにぎって炎のビームとして出すことも出来る!!!」

「えっ、まじ?」

すると、その話を聞いていた、海賊団のリーダーは、

「ははは・・・余計な事言っちまったな~。この・・・くそ女が!!!」

そいつは、さっきのやる気のない喋り方ではなく、きつい口調だった。

(やばい!!!あいつ、リラ皇女を殺す気だ!!!!)

「死ねぇぇぇぇーーーーーー!!!!!!!!」

(助けなきゃ・・・・必ず!!!)


_____________________________________


一方、オーシャンアイランドでは・・・

「死ねぇぇぇーーー糞がきーーー!!!!」

海賊団副リーダーとキルトの戦いが始まっていた。・・・だが

「ぐわぁっ・・・」

副リーダーはあっけなく倒れた・・・

「な~んだ。こんなもんか」

「キルト・・・あんた・・・」

「大丈夫。殺してないよ」

「はぁ・・・そうか・・・」

「で、城の方は大丈夫なの?」

「あぁ、手はうってあるよ」

「♪さすがおばあちゃん」

そう言うと、海賊たちが城から逃げてきた。

「うわぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!」

慌てた様子で副リーダーは口を開いた。

「どっ、どうしたんだ!?」

「ここの奴、まだ兵士を隠してたんです」

「うっ・・・嘘だろ・・・」

「あの数じゃ、太刀打ちできません!!!」

「しゃあないな・・・逃ーーーーーーげろーーーー!!!!」

と言って、海賊団はオーシャンアイランドを去った。

その後、キルトが口を開いた。

「何体出したの?ばあちゃん?」

「ん~ざっと二百人かな?ははは、年寄りでもまだ幻術は使えるもんだね~」

「すごい怯えっぷりだったな~♪」

そうして、オーシャンアイランドから、海賊の姿が消えた。


_____________________________________


そして、小さな島の方は・・・・

リラの顔にリーダーの剣との距離が約30cmくらいになった時・・・

ぼおぉぉぉぉ・・・・

「いっけぇーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

ロサイルの手から、炎の球が飛び出した。

リラにばかり気をとられてたせいか、クリーンヒットした!!!

リーダーは、その場にばたりと倒れた。

「リラ皇女!今縄をほどきます!!!」

「ありがとう!ロサイル君!」

そしてリラ皇女は、自由の身となった。

「あっ、そういや・・・」

何かを思い出したように、ロサイルは口を開いた。

「これ・・・・」

「この本・・・どうしたの?」

「いやぁ・・・あのおばあさんがリラ皇女に渡してくれって・・・」

「ユガおばあさんがか・・・」

「いや、あの・・・リラ皇女に渡せばいいって言われて・・・」

「うん!それでいい!ありがとう!!」

ロサイルにはそれが何の本だか分からなかった。

「・・・くそっ・・・」

そうこう話している間に、リーダーが起き上がった。

「あぁ・・・今のは痛かったな~・・・やるじゃねぇか・・・坊主」

「へへっ、まぁね!」

「もう、手加減も必要ねぇな・・・」

ロサイルは、その言葉に驚かなかった。

「・・・そうだねっ!!!」

ロサイルは、根拠は無いけど感じていた。

あの本は、リラ皇女が戦うのに必要な道具だって・・・

「準備はいいか・・・坊主と女・・・」

二人は顔を見合わせて、一緒に言った。

「もちろん!!!!!」




かくして、小さな島も最終決戦へ!!!

オーシャンアイランドに平和は戻るか・・・

読んでくれてありがとうございます。

次話もよろしくお願いします。

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