第10話 開放!リラ皇女!!
色々やってて更新遅れました。
第10話ど~ぞ~
速かった・・・何も見えなかった・・・
ロサイルは斬られた瞬間、そう思った。
せっかく・・・ここまで・・これたのに・・・
「ははは・・・力ずくで取り戻すなんて無理だよ・・・ははは・・・」
そう言われて、ロサイルは地面に倒れた。
「ごめん・・・リラ皇女・・・」
と言って、リラの方を見ると何か驚いた表情だった。
(あの手・・・もしかして・・・炎の手!?嘘・・・ロサイル君が・・・?)
「・・・ロサイル君っ!!!!」
「!?」
「よく聞いて!それは炎の手。急速に温度が上昇した時に発生するものなの!!!」
「急速に温度が上昇した時・・・」
「さっき戦い方見てたけど、剣の方使いすぎ!!!左手で炎の球を発射することもできるし、
両手で剣をにぎって炎のビームとして出すことも出来る!!!」
「えっ、まじ?」
すると、その話を聞いていた、海賊団のリーダーは、
「ははは・・・余計な事言っちまったな~。この・・・くそ女が!!!」
そいつは、さっきのやる気のない喋り方ではなく、きつい口調だった。
(やばい!!!あいつ、リラ皇女を殺す気だ!!!!)
「死ねぇぇぇぇーーーーーー!!!!!!!!」
(助けなきゃ・・・・必ず!!!)
_____________________________________
一方、オーシャンアイランドでは・・・
「死ねぇぇぇーーー糞がきーーー!!!!」
海賊団副リーダーとキルトの戦いが始まっていた。・・・だが
「ぐわぁっ・・・」
副リーダーはあっけなく倒れた・・・
「な~んだ。こんなもんか」
「キルト・・・あんた・・・」
「大丈夫。殺してないよ」
「はぁ・・・そうか・・・」
「で、城の方は大丈夫なの?」
「あぁ、手はうってあるよ」
「♪さすがおばあちゃん」
そう言うと、海賊たちが城から逃げてきた。
「うわぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!」
慌てた様子で副リーダーは口を開いた。
「どっ、どうしたんだ!?」
「ここの奴、まだ兵士を隠してたんです」
「うっ・・・嘘だろ・・・」
「あの数じゃ、太刀打ちできません!!!」
「しゃあないな・・・逃ーーーーーーげろーーーー!!!!」
と言って、海賊団はオーシャンアイランドを去った。
その後、キルトが口を開いた。
「何体出したの?ばあちゃん?」
「ん~ざっと二百人かな?ははは、年寄りでもまだ幻術は使えるもんだね~」
「すごい怯えっぷりだったな~♪」
そうして、オーシャンアイランドから、海賊の姿が消えた。
_____________________________________
そして、小さな島の方は・・・・
リラの顔にリーダーの剣との距離が約30cmくらいになった時・・・
ぼおぉぉぉぉ・・・・
「いっけぇーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
ロサイルの手から、炎の球が飛び出した。
リラにばかり気をとられてたせいか、クリーンヒットした!!!
リーダーは、その場にばたりと倒れた。
「リラ皇女!今縄をほどきます!!!」
「ありがとう!ロサイル君!」
そしてリラ皇女は、自由の身となった。
「あっ、そういや・・・」
何かを思い出したように、ロサイルは口を開いた。
「これ・・・・」
「この本・・・どうしたの?」
「いやぁ・・・あのおばあさんがリラ皇女に渡してくれって・・・」
「ユガおばあさんがか・・・」
「いや、あの・・・リラ皇女に渡せばいいって言われて・・・」
「うん!それでいい!ありがとう!!」
ロサイルにはそれが何の本だか分からなかった。
「・・・くそっ・・・」
そうこう話している間に、リーダーが起き上がった。
「あぁ・・・今のは痛かったな~・・・やるじゃねぇか・・・坊主」
「へへっ、まぁね!」
「もう、手加減も必要ねぇな・・・」
ロサイルは、その言葉に驚かなかった。
「・・・そうだねっ!!!」
ロサイルは、根拠は無いけど感じていた。
あの本は、リラ皇女が戦うのに必要な道具だって・・・
「準備はいいか・・・坊主と女・・・」
二人は顔を見合わせて、一緒に言った。
「もちろん!!!!!」
かくして、小さな島も最終決戦へ!!!
オーシャンアイランドに平和は戻るか・・・
読んでくれてありがとうございます。
次話もよろしくお願いします。